岐阜・滋賀の洋館探訪(前編)
2009年 08月 13日
幸か不幸か相方は13~15日は仕事だったので、一人でプラッと遠出してきました。
新潟を朝5時半に出て、北陸道を西へ西へ。
約2時間で着いたのが、糸魚川。
大正元年に建てられた、糸魚川駅構内にあるレンガの機関庫です。
アーチの開口部にアーチ窓、屋根上には換気口がある、立派な建物です。
しかし、この機関庫は、5年後の開業を目指している北陸新幹線の建設のため、解体されてしまうようです。
高架橋が駅のそばに迫っていて、その日が近いことを物語っていました。
保存・活用研究会によって、8月29日(土)に最後の一般公開が行われるようです。
入場券を買って糸魚川駅のホームから見たのですが、珍しい電車を見かけました。
国鉄末期に寝台特急電車583系を改造した、普通列車用の419系です。
北陸線用の419系には乗ったことはありませんが、ほぼ同じ構造で東北線用の715系に乗ったときは、特急用だっただけあって座席はゆったり、しかも寝台用だったので天井が高くて、結構いいなぁと思った覚えがあります。
件の北陸新幹線が開業するまで生き残るのか・・・。
糸魚川からは国道8号線で親不知を越えて、富山市へ。
富山といえば、ますの寿司。
十数年前に友人K君に勧められ、以来何度か買いに来ている高芳です。
よく締まった鱒の身と、寿司飯が良く合っています。
徹夜で踊り続ける「郡上おどり」で有名な、城下町の雰囲気を今に伝える街です。
この辺も、c○○perさんのお庭かな?
踊りには興味はなくても、お祭り初日に行ってしまったので、普段は静かであろう街は人が溢れ、まさにお祭り騒ぎといった感じでした。
で、目的はといえば、お約束の洋館です。
まずは昭和11年に建てられた、旧・八幡町役場。
外壁は横羽目板を基本に、基部はスクラッチタイル貼りの建物で、1・2階の窓を連続的に見せるデザインになっています。
現在は物産館や観光案内所として使われています。
次は、旧・八幡町役場すぐそばに建っている旧・林病院です。
明治37年に建てられた漆喰壁の建物で、この当時のこの町であれば、町役場と見紛うような立派なものでした。
元々なのか大規模補修がなされたのか、ポーチの軒蛇腹は漆喰にしてはカクカクと重なっていて、また柱頭のモチーフもずいぶんと簡略化されていました。
その奥に建つのは、窓枠や軒がちょっとモダンなレントゲン棟ですが、同じ漆喰壁でも、X線が漏出しないよう、壁の中に金属板が埋め込まれているとか。
八幡の町で一番のヒットは、大正9年に建てられた旧・堀谷医院。
アーチの玄関ポーチに、アーチの大きな窓。 アーチ窓には障子が透けて見えます。
郡上おどりと並んで、よくテレビで見るのが、橋から川への飛び込み。
一種の通過儀礼のように、男の子は高校生ぐらいになると、皆やるのでしょうか。
古い街並みと洋館、そして川への飛込みなど2時間半ほど観光して、再び東海北陸道に乗って、名神高速を通って滋賀県草津市へ。
友人K君(ますの寿司のK君とは別の人)と、去年のGW以来、久々に会いました。
草津駅近くにはパッとした店がないので、ちょっと離れた吉太夫というお店へ。
お刺身が美味しいようで、確かに新鮮そうでプリプリしていました。
あとは炙り牛の握りも、お肉が柔らかくて美味しかったです。
最初のうちはこんな風に撮っていましたが、酔いも回ってくると食い気が勝り・・・。
久々の近況報告でお酒も進みましたが、早起きと運転の疲れか眠くなってきて、お開き。
この日は、草津駅前のホテルボストンプラザ草津に泊まりました。
(続く)
先日はようやく、「タイムラグ」の謎が解けました(笑)
ありがとうございました。ネットのせいじゃなくてホッとしました(爆)
郡上八幡の洋館、すばらしいですね~
特に旧・堀谷医院、あの障子窓が素敵~~~!
おっしゃるように、大ヒットですね♪
サッカー、ナビスコカップ次第では、また秋に新潟に行くかもしれません。
糸魚川駅はその時の参考にします♪
後半も楽しみです。
取り壊されてしまうのは残念ですね。
okurumaさんって、結構鉄ちゃんなんですね。
鱒寿司、そして夕食のお刺身も美味しそうです。
久々の友人と交わすお酒は、楽しいですね。
草津と聞いて信州草津を思ったのですが、
滋賀にも草津があるのですね。
後半も楽しみにしてます。。。
高山から北に行くか南に行くかの違いでしたね。
郡上八幡は、富山からはもちろん岐阜から意外と遠かったのですが、高速料金1,000円サマサマでした。
私も旅番組で良く見ていて、古い街並みばかりと思っていましたが、実は洋館があるとわかったので行ってみました。
でも意外や、古い街並みも良かったです。
>>釉さん
もっとリアルタイムに記事を書ければいいのですが・・・(苦笑)。
大工棟梁だと、デザインが破綻してしまうことも少なからずなのでしょうが、意外性のあるデザインで建てられたりしますよね。
糸魚川は新潟県内とはいえちょっと遠いですが、足が伸ばせるようなら、お早めにどうぞ。 直江津にもいい建物がありますよ。
線路沿いゆえに、新幹線建設では一番割を食ってしまう鉄道施設ですが、出来ることなら残してもらいたい建物です。
鉄ちゃんというよりは、子供の延長線で(苦笑)、乗り物全般が好きなんです。
卒業してもう15年以上経ちますが、たまに一緒に飲むと、お互い成長してないなぁ、と笑ってしまいます。
確かに、関東で草津といえば群馬の温泉地ですよね。
でも滋賀の草津も、東海道52番目の宿場町で歴史があるようですよ。
郡上八幡は混むと言うイメージがあって、最近はどうやってパスする
かばかり考えてまして。
オラ的には飛込みがニュースになるってのが不思議で、男の子は
飛び込むのが普通だと思ってました。(ライダーキーックてね)
旧市街を迂回するバイパスの右折のせいでしょうか。確かに観光地周辺は混みますよね。
東海北陸道は、その北の1車線に車線減少するところ(反対方向)で大渋滞していました。
飛び込むこと自体はそれほど珍しくはないのかも知れませんが、あれだけの高さから飛び込んで怪我しないだけの深さの川が、街中にあるというのが珍しいのでしょうね。
煉瓦機関庫、保存活動もされている様ですが、先行き芳しく無い様で。
しかし今回もokurumaさんらしいシブい旅程ですねぇ、
私は魚津で白海老とげんげ、でした(^^
高速1,000円で、皆さん遠出されていますね。
北陸の海の幸は脂ののった冬というイメージがありますが、この時期でも旬のものがあるのですね。
糸魚川は何があるわけではないので、私も今まで素通りばかりでしたが、きな臭い話を聞いて行って見ると、なるほど立派な機関庫でした。
場所とお金の問題、何より時間の制約がありますが、何とか残してもらいたいものです。
メインはあらかた見てしまったので、穴を埋めるべく点と点を結ぶと、自ずとこんな旅程になってしまいます(苦笑)。