幌馬車2台の道楽日記

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Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも

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北海道旅行(小樽編)

北海道旅行3日目は、小樽見物に行きました。


札幌から小樽までは、海沿いの線路を通って各駅停車で50分ほど。
乗ったのは、北海道オリジナルの転換クロスシート電車721系でした。

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小樽駅は天井の高いホールがあるちょっと古めかしい建物ですが、昭和9年に建てられたこの駅舎は、登録文化財に指定されています。
ここで市街の観光マップをもらって、出発。

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主だった建物の最初は、旧日本銀行小樽支店です。
東京駅を設計したことで知られている辰野金吾が設計した建物で、レンガ構造にモルタルで石造り風に仕上げています。 緑青がふいた屋根の飾りも、辰野風です。

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でも真骨頂は館内。
周囲に回廊を巡らせた吹き抜けの大空間と、大理石製の長いカウンターが、銀行らしさを感じさせます。

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1・2日目とも簡単な昼食でしたが、この日のお昼ご飯は、明治45年に建てられた旧北海道銀行本店を改装した「小樽バイン」というお店でいただきました。
Wineのドイツ語読みから、バインというようです。

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お店の名前にWineとあって、飲まないわけにはいきません。
珍しくワインですが、まだ昼間なので、赤3種飲み比べでやめておきました(笑)。

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藤本毅レンベルガー赤というのが飲みやすくて、お土産に送りました。
(ワインが特に好きというわけではないので、飲みやすいものを選びました)

いただいたのは、エゾシカとキノコのピザ。
サックサクの生地に、適度に味付けされたエゾシカ肉のそぼろとキノコが散りばめられていて、比較的あっさりで、ワインも進みました。

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お腹も満たされたところで、また小樽散策という名の建物見物。
大正12年建築の旧北海道拓殖銀行小樽支店だったホテルヴィブラントオタルです。
下の写真では奥行きがないように見えますが、右側面が正面のようで、実はかなり幅広な建物です。
小樽バインは改装されて吹き抜けでなくなっていましたが、こちらは吹き抜けの営業室がホテルロビーとして使われているよう(入らなかった、涙)で、後から見れば小樽バインよりもこちらの方がオススメです。

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その近くにある旧川田商店で、鉄筋コンクリート造の1階に木造の2・3階を載せた、という変わった構造のようですが、タイル貼りの外観は統一されています。
随所に貼られた装飾テラコッタが、いいアクセントになっています。


これ以外にも旧銀行を中心とした多くの建物を眺めながら、ようやく小樽運河へ。
大正期の小樽全盛を支えた倉庫群と、そこからの物資搬出入のための運河で、一時は埋め立て計画もあったようですが、保存の甲斐あって今では小樽観光一番の名所になっています。

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倉庫群は、今では飲食店や地ビール蔵、物販店などに改装され、観光客で賑わっていました。


ここからバスにのって、旧手宮駅だった小樽市総合博物館へ。
以前は、手宮駅や北海道鉄道記念館という施設だったことからもわかるように、鉄道が主の資料館です(別に運河館という施設もあり、こちらは小樽運河の解説をした施設のようです)。
北海道特急の顔だったキハ82と、奥には食堂車キシ80をはじめ、北海道にゆかりの車両が20両以上展示されていました。

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構内では、アイアンホース号という1909年製のアメリカンな蒸気機関車が、日に何往復か運転されていました。 ちなみに機関車としては元々日本にあったものではなく、十数年前にアメリカから運び込んだものとか。
転車台やレンガ造の扇形機関庫もいい雰囲気です。

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総合博物館はオマケで、本命は近くにある旧日本郵船小樽支店
佐立七次郎(東京駅の建築家・辰野金吾と同期で、日本建築界の第一期生)による設計の建物で、明治39年に建てられました。

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外観や1階営業室の重厚さもさることながら、一番の見所は2階大会議室の壁紙として貼られている「金唐革紙」でした。
以前も諏訪の林国蔵邸で熱く語ってしまいましたが、和紙に金箔を張って型押しした手の込んだ壁紙で、現存している建物はごくわずかという貴重なものです。

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やはり、旧日本郵船が小樽の一番星でした。


バスで小樽観光のメインストリート堺町本通りに戻って、もう少し観光。
精米会社・共成の事務所と倉庫だった建物を転活用した小樽オルゴール堂
観光客が土産物を物色する店内は、吹き抜け構造はそのままに2階回廊の幅を広げていて、ちょっと圧迫感はあるものの、雰囲気は残されていました。

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ガラス製品で有名な北一硝子や、チーズケーキで有名なLe TAO(ルタオ)などのお店が並んだ商店街を歩いていき、最後に見たのが小樽浪漫館
現在は自然石などアクセサリーを扱うチェーン店として使われていますが、元は明治41年に百十三銀行小樽支店として建てられました。

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相方が歩き疲れ、中を見る余裕はありませんでした(苦笑)。

小樽の建物の解説は、北海道新聞社刊の「小樽の建築探訪」が詳しいです。



相方の要望は、小樽運河とお寿し。
ということで、ガイドブックを見てタクシーで向かったのが、都寿司
よく歩いたので、まずは一杯。

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お任せコースでお願いしましたが、北海道といえばウニとイクラ。
その他、アワビやトロ、カニなど盛りだくさんでした。

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追加で頼んだ、マグロとイカ。
ネタは新鮮でどれも美味しかったです。

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このお店は、煮きり醤油を付けて供されるので、基本的に醤油は必要ありませんでしたが、醤油ほど味が強くなかったので、ネタの風味をよく味わえました。


タクシーで駅に戻り、帰りの快速電車でも一杯。
駅の売店で売っていた普通のチクワでしたが、魚の割合が高いのか、おいしかったです。

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d0054855_10124191.jpg札幌駅のコインロッカーから荷物を取って、すすきの近くのメルキュールホテル札幌へ。
5連休の最初3夜は1泊3万円もしてましたが、最後の夜は通常価格(?)の7千円弱。

メルキュールホテルは、フランスのアコーホテルの系列ですが、パリでは高くて泊まったことがありません(苦笑)。
確かにいいお値段していたピーク価格も少しはわかるお部屋でしたが、2泊した1泊1万円のアスペンホテルの3倍いいかといわれると何ともで、いいところ1.5万円ぐらいでしょうか。


そんな感じで3日目が終わりました。


(続く)
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Tracked from WILD&HONEY at 2012-11-23 21:49
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Commented by COOPER99 at 2009-10-11 22:29
エゾシカにディーゼルが、如何にもでっかいどぉーですな。
で、ススキノは?・・・、無理ですよねぇ。(^u^)
Commented by at 2009-10-12 08:01 x
おはようございます。
小樽は札幌の友人に連れて行ってもらって、運河沿いを
歩いて、お寿司を食べた程度。
もったいないですよね~それ。今なら…!!!!

私、実は銀行系洋館はテンションが下がるのですが、
今気づきました。
内部はとっても好きなんだって(笑)

洋館もお食事も、お腹一杯、大満足ですね♪
Commented by Tristan987 at 2009-10-12 20:15
うわ~!!お寿司美味しそう・・・・(笑)
やっぱり北海道っていいですねぇ~。食べ物はおいしいしokurumaさんの大好きな洋館も素敵ですし、何よりJR北海道の個性あふれる車両が実に魅力的です。
キハ82は乗ったことありませんが、”スーパー”の名が出る前のキハ183「おおぞら」に乗って釧路まで行きました。キハ183でもかなり遅く感じましたからキハ82は今の車両に比べたら”鈍亀”だったでしょうね、でもその遅さが良かったりもしますけどね(笑)
Commented by macchina987 at 2009-10-12 21:20
 この写真をみてたらまた北海道に行きたくなりました^^
この季節もいいですが、冬の北海道もちょっと気になりますね~
遭難しちゃいそうな感じですが・・・・
それにしても、お寿司美味しそうです♪
やっぱり誰でも「食」に目がいっちゃいますね~
Commented by okuruma1970 at 2009-10-13 08:52
>>COOPER99さん
異国とまでは行かなくても、文化というかスケールというかが違うのが北海道は魅力の一つかも知れませんね。
ススキノは、ネオンを横目に宿に直行でした(笑)。

>>釉さん
私も今まで2回小樽に来ていましたが、洋館の類がこんなに多いとは思いませんでした。
でもガツガツ一人歩きではなかったので、見損ねた建物は数知れず(涙)。
銀行建築正面の列柱に好き嫌いはあるかも知れませんが、内部の吹き抜け空間は気持ちがいいものですね。
Commented by okuruma1970 at 2009-10-13 09:20
>>Tristanさん
やはり本場は美味しくて、しかもお手頃価格なのがうれしいです。
傾斜式気動車全盛の今では、キハ183系も遅く感じてしまいますが、登場当時はキハ80系と比べたので、とても軽快なイメージでしたよ。
当時は高嶺の花で食べられませんでしたが、80系の食堂車も憧れでした。

>>macchina987さん
北海道も初秋なら気軽に行けますが、冬は魅力的でも、やはり防寒の備えとかけっこう覚悟がいりますよね。
ウニは留萌産、カニは根室産とか聞くと、地のものなんだなぁと実感して、より美味しくいただけました。
食欲は本能ですから、やっぱり反応しちゃいますよねぇ。
Commented by gop at 2009-10-13 12:45 x
今の時期の北海道も良いですねぇ、紅葉も真っ盛りで。
出来れば雪祭りにカシオペアスイートで行ければ本望(笑)
札幌駅は奇麗になっちゃいましたが、小樽駅はこのまま残して頂きたいものです。


話は変わり、
ミニカーマガジン拝見しました。巻頭7ページ、凄いですねぇ。
下世話な話ですが、原稿料はいかほど(笑)

PSAの兄弟車はLNと104が最初でしたか。LNと言えば、
okurumaさんが拙ブログに初コメント頂いたのはこの頃でしたね↑

そう言えば昨日ZXの後ろ走ったっけ。中国では今も作っている様で。
Commented by okuruma1970 at 2009-10-13 21:40
>>gopさん
私が行ったとき、紅葉は大雪山だったようでしたが、今は真っ盛りでしょうね。
カシオペアも駅で検索してもらったのですが、満席でした(涙)。
ミニカーマガジン、ご覧いただきありがとうございます。
原稿が縮められなくて、通常より1ページ多く割いていただきましたが、労力よりは、貴重な経験をさせてもらってる意味合いの方が大きいです。
原稿料は、精密なミニカー数個分でしょうか(笑)。
LNって実車を見た憶えはないんですよ(気にしてなかったのが本音)。
初めてコメントさせていただいてから、もう4年以上経つんですね。
代車で借りたZXのふんわりした脚も良かったなぁ。
by okuruma1970 | 2009-09-22 22:26 | 国内旅行記 | Trackback(2) | Comments(8)