神戸・姫路の旅(3日目)
2010年 04月 11日
神戸北野異人館街観光を終え、六甲道駅からホテルのバスに乗ること30分ほど。
その名の通り六甲山上にあるホテルで、昭和4年に開業した当時の旧館が残っています。
正面入口は本館にあり、この趣あるエントランスは閉鎖されていますが、おそらく当時のロビーだったと思われる、スクラッチタイル貼りのアーチが続く空間は今も残され、当時の雰囲気を今に伝えています。
旧館の階段は、さすがクラッシック。
2階に上がると、当時は図書室だったという空間がありました。
寒い中を夜景見に上がって、また降りて泊まるぐらいなら、山上で泊まろうと思った次第です。
旅行前の予報では、「曇りときどき雨」とかあまり良くなかったのですが、2日目の北野観光でご覧いただいた通りいいお天気で、夜景がよく眺められました。
本館には、海側と山側の部屋がありますが、海側からだと夜景が見えます。
夕食は、6階のレストランでいただきました。
残念ながら窓際の席ではありませんでしたが、他所様のお食事越し(笑)に夜景を眺めながらいただきました。
前菜の後に、魚料理。
そして、表面がカリッと焼かれたポークソテー。
宿泊プランにもよるのでしょうが、宿泊に付いてくる簡易ディナーのようで、食べ切れないほどではなく、ちょうどいいボリュームでした。
別棟ではジンギスカンもできるようで、そちらでcarrarawhiteさんが六甲山オフを計画されているようです。
夜半に結構雨が降って、翌朝、神戸の街は霧の中でした。
3日目は、六甲道駅から元町駅に出て、また散策。
元町駅から旧兵庫県庁舎を抜けて、相楽園へ。
立派な門の中は、明治時代の神戸市長のお屋敷だった庭園です。
とはいえ、園内には洋館もあるんです。
旧小寺家厩舎といって、元この敷地の主が建てた立派な馬小屋です。
もっとも、馬車が納められていたり、厩務員も寝起きしていたようですが、今でいえば運転手宿泊所併設のガレージハウスといったところで、ある意味では私の家の理想形です。
もう一つは移築されてきたハッサム邸で、元は明治35年頃に北野に建てられたようです。
2日目にご紹介した北野の洋館群は、バルコニーがガラスや壁で囲われたサンルームになっていましたが、この建物はコロニアル様式のオリジナルに忠実に、バルコニーに復元されています。
紅葉(もみじ)の若葉がまぶしい時期でしたが、よく見ると紅葉も花が咲くんですね。
神戸観光の最後は南京町、いわゆる中華街です。
店頭で売られている中華まんや点心、あとは南京町独自かも知れませんが300円程度の格安中華麺など、テイクアウトが人気のようでした。
でも、立ち食いするような歳でもないので、お店で座って点心ランチをいただきました。
店頭で売っているものからピックアップしてきたようで、店内用に蒸籠で蒸したものではなさそうでしたが、ホクホク熱々で、美味しかったです。
せっかくいいツマミになりそうだったので、青島ビールを片手に・・・(笑)。
杏仁豆腐も食べたいということで、テイクアウトもできるお店で食べました。
濃厚杏仁豆腐、その名の通り濃厚で美味しかったです。
帰りは、新大阪から新幹線で東京へ。
最新型のN700系ではないですが、一つ前の700系でした。
乗ったのは、柄にもなくグリーン車。
でも実は「こだま」号(笑)。
プラットこだまグリーン車プランというトクトクきっぷで、列車の変更や乗り遅れても他の列車には乗れないという制約はあるものの、のぞみ普通運賃約14,000円に対して、11,500円でグリーン車に乗れるのでした。
もっとも、のぞみの所要時間2時間半に対して、こだまは4時間。
時間はたっぷりあったので、500ml+350ml×4とたっぷり飲んで帰ってきました。
が、4時間では終わらず、上越新幹線であと2時間の旅が・・・。
2階建て新幹線を見ると、現実に引き戻されます。
東海道新幹線では普通のビールばかりだったので、東京駅で黒ビールを調達。
温泉と北野異人館見物という相方のリクエストを満たし、ガイドブックを見ての追加リクエスト、神戸牛と六甲からの夜景と南京町までも網羅した、2泊3日でした。
私も結婚前に行きました〜異人館も懐かしいでs
六甲山からの夜景も見てみたいです、グリーン車の旅もいいですね〜〜
神戸異人館街は、被写体にもいいですよね。
六甲山上でも、場所によって見える市街が違うようで、ホテルからは六甲アイランドの方しか見えませんでした。
グリーン車は定価ではなかなか乗ろうと思えませんが、時間は掛かっても「のぞみ」普通車より安く乗れると、お得に優雅な雰囲気を味わえました。