6日目 ロンドンの乗り物
2010年 05月 04日
泊まったホテルは、アールズ・コート駅に近いBarkston Gardens Hotel。
駅徒歩2分、WiFi無料(フロントでパスワードを聞く必要あり)、朝食付きで53GBP(≒7,500円)。
ポンドが安くなったとはいえ、物価が高いロンドンでは安いと思います。
チェックアウトして、荷物をホテルに預けて、いざ中心街へ。
普通であれば中心街まで歩いていくところですが、時間がないので地下鉄で。
ロンドン・チューブとも呼ばれているように、500系新幹線よろしく、丸い車体断面です。
車内は、ロングシートとボックスシートの組み合わせでしたが、立ち客用の握り棒が、ウネウネと湾曲しているのが面白かったです。 座席前は通路側に、ドア近くはドア寄りに出っ張っているのは、デザインだけではなく、ちゃんと考えられているのでしょう。
スゴイなぁと思ったのが、このピクトさん。
いくら狭い車内で、足の長い英国紳士でも、向かいの座席に足が届くのかなぁ(笑)。
まず向かったのは、中心街ピカデリー・サーカスに近いバーリントン・アーケード。
1819年に作られた店舗街のアーケード。
アーケードそのものも風格がありましたが、目的はバッグメーカーGlobe Trotterの本店。
以前、持っているミニトランクを紹介しましたが、もう少し普段使いできるようなカバンが欲しいなぁと思って寄ってみました。
店員に、商品名の羅列で目当てのバッグを伝え、買っちゃいました。
厳密にいえば、ミニトランクに続き、相方に買ってもらうことになりました(また誕生日やら3~4年分、笑)。
手に入れたバッグは、また後日紹介します。
Globe TrotterのHPで、ロンドン市内の販売店を調べて、Yahoo!UKで全店の地図を印刷して行きましたが(気合入りすぎ、苦笑)、1軒目でお目当てのバッグが見付かって、ちょっと拍子抜け。
続いて向かったのが、レンガ造りで尖塔が素晴らしいセント・パンクラス駅。
前回2005年9月に来たときは、ユーロスターはウォータールー駅を発着していましたが、現在はこのセント・パンクラス駅を発着しています。
2階にある鉄骨ドームが見事な大空間から、パリに向かっています。
が、今回はロンドンから帰るので、ユーロスターには乗りません。
こんな看板を見ながら、アシュフォードまでの往復チケットを購入。
片道28GBPぐらいのところ、通勤時間帯を外したオフピーク切符では、往復でもほぼ同額でした。
看板でお気付きの方、サスガです。
ユーロスターが、このセント・パンクラス駅を発着するプロジェクトに付随して、ユーロスターの線路を高速運転(最高速度140mph=225km/h)する快速列車が2009年12月から運行を開始しましたが、その電車がClass395という日立製作所製の車両なのです。
ロンドン・オリンピック会場へのシャトル列車「オリンピック・ジャベリン」としても使われるとか。
車内は、集団見合い形を基本とした2+2列の座席。
2人掛けのイスの間には、全席にコンセントが設置されていました。
扉で仕切られた明確なデッキはありませんが、一部の座席は跳ね上げ式になっていて、車椅子スペースを兼ねていました。
終点まで2時間少々乗れば、ドーバー(海峡の港)まで行けるのですが、片道40分のショート・トリップで、アシュフォード・インターナショナル駅に到着。
ユーロスターが300km/hで走る線路なので、225km/hでは快適快適。
アシュフォードにはこの車両のメンテナンス基地がありましたが、ホーム端にあった専用の出入り口から、日本人技術者(?)が入っていくのを目にしました。
高速新線用の駅だからか中心街からは離れているようで、駅周辺には何もなし。
結構寒くて、カフェオレを飲みながら帰りの列車を待ちました。
ロンドンにとんぼ返りして乗ったのが、ルートマスター。
クラッシックな2階建てロンドン・バスです。
当初は全廃される計画だったようですが、観光用に一部系統に残されました。
9系統もその一つ。
オイスター・カード(Suicaのロンドン版)を使う場合は、車掌が持っている読み取り器にかざして、運賃を差し引いてもらいます。
2階に乗ると、やっぱりいい眺めですねぇ。
ホテルのあるアールズ・コートに戻り、荷物を引き取って、最後にパブへ。
Guinessや、新婚旅行の帰りに気に入ったLondon Prideをグビリグビリ。
かなり駆け足でしたが、ロンドンの目的はだいたい達成。
できれば、ゆっくりアフタヌーン・ティーなんぞ、いただきたかったものでした。
地下鉄でヒースロー空港に向かい、束のような免税書類を持った中国やインドのお金持ちのせいで、免税手続きに手間取りながら、搭乗時間ギリギリで飛行機に乗り込みました。
(パブで飲んでる場合じゃなかったか・・・、苦笑)
お土産は、空港でウォーカーズのショートブレッドぐらいしか買えませんでした。
機内は日本人で満席で、現実に引き戻されました。
アバター(2D)などの映画を見ながら11時間。
機内食は、久々の米食やお蕎麦でした。
相方へのお土産を買い損ねてしまったので、初めて機内の免税販売を利用しました。
罪滅ぼし・・・(苦笑)。
そんなこんなの6日目でした。
最終日7日目は、旅の総括を。
(続く)
手すり式は多数の人が掴まることができて合理的なようにも思いますが、
急な揺れがあったときの頭部の怪我などを考えると、
つり革の方が安全で良いかもしれません。
また、手すりは順手か逆手の二通り、つり革は360度好みの角度で握ることができますので、人にやさしいですね。
しかし、ドアのデザインはカッコいいですね。
かなりの角度で曲げてますが、ガラスだったでしょうか?
天井高近くの大きさで、背の高い人も頭を下げて入らなくて済みそうですね。
Class395は、0系新幹線の丸鼻を思い出しますね。
いっそ丸目にしてくれたら可愛かったと思いますが...
ダブル・デッカーは、やはりロンドンの顔として残すべきですね。
またロンドンタクシーは、今やどんな車に変っているのでしょうか?
LHRまで地下鉄で行かれたようですが、ついでにHeathrow Expressを利用すれば、それはそれで面白かったかもしれませんねえ。ところで最後の機内食の餡かけご飯のお米を見て、私も少々ホッとしました(笑)。
”白いかもめ”にそっくりです(笑)。
しかし、GWにイギリスとは羨ましいですね~。
僕は1994年頃にロンドンに行きました。それが
最後ですね~。といっても仕事ですが。
2回行きましたが、ヨーロッパ域内での移動は
飛行機かバスだったので列車には乗ったこと無いんですよ。
吊革の配置は鉄道会社(混雑度?)によって思想が違うらしく、高い低いを交互に設けたり、進行方向に向いていたり横を向いていたり、出入り口部に設けたり設けなかったり、普段乗らない私鉄や関西にいったりすると面白いです。
ドアの構造は、車両の断面からやむを得ないところを、デザインでカバーしていますね。
日本では絶対やらなそうですが・・・。
かわいらしい西武のスマイルトレインは、女性中心の社内デザインが基だったようですが、国際コンペだと、速さをイメージさせるデザインが求められるのかもしれませんね。
ロンドンバスは、もはやボンネットバスの扱いですかね。
タクシーも、よくイメージされるものから、2回モデルチェンジされているようですが、今のものは比較的丸みを帯びていてかわいいです。
確かに沿線には何もなさそうですね。
敢えていえば、船でドーバー海峡を渡ることぐらいしか・・・。
元々通勤目的らしく、昼間は1両に10人乗っているかどうか、ガラガラでした。
ホテルからのアクセスで地下鉄で空港に向かいましたが、パディントン駅に近ければ、それもアリでしたね。
国外逃亡したくても、結局は日本人なんですよね(笑)。
見慣れてるだけありますね、おそらくベースは同じもので、どちらも日立製です。
(ちなみに写真はユーロスターではなく、Class395という快速電車)
GWが7連休だったもので、値段には目をつぶって、行ってしまいました。
ツアーとかだと、ヨーロッパ内移動は飛行機かバスが多いのでしょうけれど、ここ数年は新幹線のような高速鉄道網が発達してきて、鉄道も便利になってきたんですよ。
>>gopさん
旅のスタイルは前と変わっていませんが、同じエコノミーでも航空券だけが3倍ぐらいしました(涙)。
セントパンクラス駅は、まだ100%完成ではありませんでしたが、2層構造になっていて、キレイでしたよ(元は知りませんが・・・)。
ロンドンの物価は高すぎるイメージでしたが、1GBP=200円だったのが140円ぐらいに下がったので、ずいぶんマシになった印象でした。
食べ物は、相変わらずですが・・・(苦笑)。
鼻の穴が黒くなる。
そうそう、今の職場でも「ねえさん」と呼ばれている・・・。
どうしてだ???
同じあだ名がつくなんて、ビックリ。
明日は1日研修だ。
nesanさんの旅のスタイルと似ていましたか?
ロンドンの地下鉄は総延長400km超で、最近上海に抜かれるまで世界で一番発達していたようです。 便利ですよね。
nesanさんは、見るからに「ねえさん」だからなぁ。
私からすれば、やっぱりね、と納得です(笑)。
車だけでなく電車も国際標準化の波が押しよせてるんですかね(?)
A-Trainと呼ばれる、アルミ製パネルを摩擦攪拌接合する日立標準車の造り方を踏襲していることは、アナウンスされているようですが、デザイン面でも特に前頭形状は885系と似てますよね。
日立のHPには、「エクステリアは日立とノイマイスター・デザインが担当」と書いてありましたが、構造がどれぐらい影響したのかわかりませんが・・・。
ちなみに台湾国鉄の「太魯閣号」TEMU1000形は、名実とも885系の兄弟車のようですよ。
http://okuruma.exblog.jp/8712282/#8712282_1
海外ではメーカーの仕様から鉄道会社が選択する場合が多いようで、日本のように鉄道会社がオーダーメイドという形態は少なくなりつつあるようですね。