幌馬車2台の道楽日記

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Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも

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九州温泉旅行2(3日目)

九州旅行の3日目は、鹿児島市内の建物巡り。


3日目だけでなく、2日目にも2時間少々建物巡りをしたので、まずは2日目に見た分から。

最初に見たのは、大正14年に建てられた旧・鹿児島県庁舎で、登録有形文化財に指定されている建物は、曾根・中條建築事務所が設計を手がけました。
現在はかごしま県民交流センターの施設の一部、県政資料館として公開されています。
県庁移転に伴い、当初は取り壊される計画だったようですが、中央部だけが曳き家された上で保存されたそうです。

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車寄せの中にある出入り口は、役所建築らしく権威を感じさせる重厚な雰囲気です。
奥に見える振り分け階段も、役所建築の典型です。
玄関部分と階段室は往事の面影を残していますが、館内の展示部分はキレイにされ、また2階は喫茶室「華蓮Jr」として営業しています。

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県庁の近くには、昭和12年に建てられた鹿児島市役所(登録有形文化財)も残っています。
中央部だけが残された旧県庁舎とは違い、創建当初からの幅広い状態で今も使われており、ピョコッと突き出した尖塔からは、市内が見渡せるのではないかと思います。

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尖塔には縦長の窓が並び、上部は島津十字をかたどったテラコッタで装飾されています。
車寄せの中には、タイルで縁取られたアーチ状の出入り口が並んでいました。

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海の方へ歩くと、豊産業の社屋があります。
大正〜昭和初期(諸説あるよう)に、旧・鹿児島信用組合(現・鹿児島信用金庫)の社屋として建てられた石造りの建物です。
この時期に石造りの建物が建てられたのは、石橋等で石工の技術が高かったおかげかもしれませんが、外観はレンガタイルでアクセントを付けています。
2階はバーB.B.13BARとして営業しているようなので、飲みに行ってみたいものです。

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表通りから一本入った通りには、登録有形文化財に指定されている旧・鹿児島銀行本店(現・同行本店別館)があります。
大正7年に建てられた鉄筋コンクリート造りの建物は、当時の銀行建築の典型らしく、出入口の両脇に円柱が立ち上がっています。
ちなみに左奥に見える尖塔は、復元された山形屋デパートの建物ですが、よくできていました。

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同じ銀行建築でも、表通りに建っているのは、昭和12年に旧・鹿児島無尽株式会社鹿児島支店として建てられた、南日本銀行本店(登録有形文化財)です。

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鉄筋コンクリート造りの6階建ては、異なった3層の仕上げに分けられていて、5・6階は交差点に合わせて弧を描いた形の望楼になっています。
また、1〜3階は銀行建築らしい列柱が並び、4階は3枚1組のアーチ窓と、増築が繰り返されたかのような変化に富んだ姿になっています。

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ここまでが2日目の2時間ほどで見た建物でした。


3日目は、上野公園とは少し異なる表情の西郷隆盛像から。

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西郷隆盛像のそばには、鹿児島市中央公民館(登録有形文化財)が建っています。
昭和2年に建てられた鉄筋コンクリート造りの建物は、大きなホールを持つ公民館らしく奥行きがある構造ですが、内部は戦災で焼失して作り替えられたそうです。

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半地下構造で出入り口が高いため、車寄せのスロープがダイナミックで、片持ちの玄関ポーチと相まって、風格ある外観に仕上がっています。
車寄せスロープを縁取る曲線の端部は、渦を巻いたように処理されていて目を惹きました。

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そばには、同年に旧・県立図書館として建てられた現・県立博物館(登録有形文化財)もあります。
南日本銀行と同じく、角地に弧を描いた形の望楼を戴いています。
館内は子供向けの展示となっていて、往事の面影は角部の階段ぐらいでしょうか。

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県立博物館の裏手には、明治16年に建てられた旧・興業館(登録有形文化財)が残っています。
明治16年に開催された第24回九州沖縄八県連合共進会の展示館として建てられた石造りの建物で、戦後は県立博物館や同館の考古資料館として使われていました。
石造りの建物が多かった鹿児島にあって、歴史的にも技術的にも貴重な建物であるはずですが、老朽化のためか現在は閉鎖され、残念ながら現在では外観を見ることしかできません。

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だいたいこんな感じで市中心街の建物見物を終え、珍しくタクシーで仙厳園方面へ。
仙厳園付近には重要文化財の尚古集成館もありますが、この日のお目当ては、レストラン「磯くわはら館」。
明治37年に建てられた旧・芹ヶ野島津家金山鉱業事業所の建物で、昭和61年に現箇所に移築され、登録有形文化財に指定されています。
(追補)残念ながら、レストランは2012年4月に閉店(移転)したようです。

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レストランとして営業するためキレイに修復されていましたが、雰囲気ある建物の中で洋食をいただくことができます。
あまり時間がなく、サッと食べるつもりで入ったのですが、コース料理のみでちょっとビックリ。

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2,000円前後からコース料理がいただけるので、かなり賑わっていました。
メニューの牡蠣フライに惹かれて、おすすめランチ(2,100円)をオーダーしました。

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メインが魚と肉(この日は地鶏)が両方供され、お口直しのシャーベットまで付く豪華版でした。
ソースまでパンに付けながら完食。

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時間もなく、この付近の建物は以前見て回っていたので、よくあるレトロ調のミニバスで鹿児島中央駅へ直行。

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鹿児島中央駅から空港バスで鹿児島空港へ。
好物のかるかん饅頭や薩摩揚げをお土産に買って、飛行機に乗り込みました。

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例によって、羽田空港で相方と別れ、私は一人、東京駅経由で新潟まで上越新幹線(涙)。
鹿児島から空輸した薩摩揚げを肴に、ヱビス・ザ・ホップ。

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マイルの特典航空券のおかげで飛行機代はタダでしたが、調子に乗って結構いい出費になってしまいました(苦笑)。
まぁこれを励みに、相方は春までの仕事のピークを、私は新潟での風雪に耐えながら、また春まで頑張ろうと思います。
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Commented by photobauhaus at 2010-12-31 20:27
こんばんは。
今年一年、ありがとうございました。
okuruma1970さんには、ブログで色々な所へ連れて行って頂きました。
306はその後いかがですか。
来年もよろしくお願いします。
良いお年をお迎えくださいね。。。
Commented by okuruma1970 at 2011-01-01 04:05
>>photobauhausさん
昨年も当ブログをご覧いただき、またコメントをいただき、ありがとうございました。
車ブログのつもりが、いつの間にやら旅ブログと化していますが、お楽しみいただけたようで良かったです。
306は、おかげさまで復活しました(記事は追って)。
本年もよろしくお願いいたします。
by okuruma1970 | 2010-11-28 23:05 | 国内旅行記 | Trackback | Comments(2)