幌馬車2台の道楽日記

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Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも

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愛媛旅行(中編)

4月中旬に行った愛媛旅行の続きです。


泊まったオーベルジュ内子での朝食は、フルーツジュース3種から。
左から、小松菜とリンゴ、イチゴとにんじん、カボチャとはちみつのジュースで、寝起きの体に優しい飲み物でした。

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目玉焼き、スクランブル、オムレツから選べる卵料理は、オムレツをチョイス。
内子豚のベーコンやハムとともにいただきました。
パンは、コーンやビワなどを練り込んだ自家製が3種。

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スープやたっぷりサラダなど、美味しくて朝からお腹一杯になりました。

最後にテラスで桜を見ながらコーヒーをいただき、後ろ髪を引かれながらチェックアウト。

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内子の街は、夕食で灯されていた和蝋燭で明治・大正時代まで栄えていましたが、予讃本線のメインルートから外れてしまったためか、昭和以降は時代に取り残されたようで、古い街並みが残されていました(国鉄民営化直前の1986年、逆に内子線がメインルートになりました)。
古い街並みは、国の伝統的建造物群保存地区に指定されています。
ちなみに、オーベルジュ内子からは少々離れているので、車で移動しなければなりません。

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古い街並みの外れには、昭和11年に建てられた昔の警察署が残されていて、今は図書館として使われています。
役所建築らしい左右対称構造で、3階にはアーチ窓が並び、外壁は上部だけモルタルの色を変えており、小振りながら凝った造りの建物でした。

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まず向かったのは、隣街の大洲市。
旧市街には、旧大洲商業銀行の建物を転用したおおず赤煉瓦館が残っています。
明治34年に建てられたレンガ造りの建物で、裏手には、中庭を隔てて同じレンガ造りの保管庫も残されていました。

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狭い道が縦横に交差する古い市街地には、古い病院などもありました。


さらに南下して、八幡浜市の旧保内町地区(PDF地図)へ。
のどかな港町に明治築の洋館が残されていました。
玄関横のインターホンを押すと、管理されている方に案内していただけます。

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旧白石和太郎邸は、紡績業や鉱業を営んでいた白石和太郎が、明治30年代に外国人迎賓施設として建てたのではないかと考えられているそうです。
左側面の後方に窓がないのは、建物が連なっていたからとのことで、居住用の和館が併置されていたのではないかと思われます。

玄関扉の上には三角形の、窓上にはアーチ状の鏝絵の装飾が見事です。
外壁は黒漆喰ですが、修復後しばらく経ち、雨で色落ちしてきてしまったとのことです。
玄関扉は、内にも外にも開く凝った蝶番が使われていました。

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玄関を入ると三和土(たたき)になっており、その天井には円形の照明基部があります

よく見ると、世界地図の下に天使が舞っていますが、開智学校(長野県松本市)のような、いかにも擬洋館なデザインがたまりません。

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その他、赤煉瓦倉庫や蚕種工場の建物などを見つつ、内之浦公会堂へ。
昭和12年に建てられた地元の地域の公民館で、セメントモルタル磨き出しの外壁の木造建築は、国の登録有形文化財に指定されています。

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旧保内町地区から一山越えて、八幡浜市街へ。
八幡浜市に来たのは、25年以上前の中学校の卒業旅行(笑)として、友人と来て以来。
当時あった急行うわじま号の夜行列車に高松から乗って、朝5時ぐらい(記憶曖昧)に八幡浜駅着いて、そのままタクシーに乗って、別府行きフェリーに乗るため八幡浜港へ向かっただけでしたが・・・。

梅美人酒造という造り酒屋の事務所で、昭和8年に建てられたタイル貼りの建物は、住宅や醸造棟などとともに国の登録有形文化財に指定されています。

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少し離れたところには、昭和7年に建てられた旧向灘郵便局の建物があります。
角地に建っていて、交差点から見ると立派な鉄筋コンクリート建築に見えますが、横から見ると見事なほどの看板建築でした(笑)。

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銀行建築も見ながら、最後は古い病院建築を。
昭和初期に建てられたという旧下司病院で、ざらついたモルタル仕上げのドイツ壁のような外壁に、角部は縦筋を強調して仕上げられており、鉄筋コンクリート造りのように見せていますが、やはり木造です。

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旧下司医院を見終わった時点で3時半でしたが、レンタカー返却時間は4時。
どう考えても間に合わないので、電話しておきました(幸い、後の予約なし)。

今回の足は、マツダ・デミオ。
マツダレンタカーでは、コンパクトクラスでもJAF会員は20%割引になることと、このデミオに乗ってみたかったので、車種指定で借りました。
しかも、スカイアクティブ・エンジン搭載の最新型でした。
i-stopというアイドリング・ストップ機能が付いており、停止も始動もさほど違和感ありませんでしたが、停止してもブレーキペダルをしっかり踏み込まないと止まらないんですね。

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足はしっかりしていて、ハンドリングも好感が持てましたが、組み合わされるCVTがイマイチ。
CVTの特性なのでしょうが、グワッとした出だしがどうも・・・。
2日間(24時間)で150kmほど走りましたが、画面上は20km/Lと表示されているものの、最後に10Lほど給油できたので、実際は約15km/Lだったようです(元の満タン状態が怪しいのか?)。

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1時間遅れで、松山駅前のレンタカー店に返却。


路面電車に乗って、道後温泉へ。
泊まったのは、小高い丘の上に立つつかさビューホテル
道後温泉駅から電話をすると、迎えに来てもらえました。
松山市街を見晴らす展望風呂が売りのホテルのようですが、前夜奮発してしまったので、今宵は素泊まり(苦笑)。

荷物を置いて、すぐに道後温泉本館へ。 明治27年に建てられた外湯です。

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神の湯と霊の湯の2種類のお風呂があり、それぞれ休憩方法に2ランクがあります。
安い方から2番目の、「神の湯二階席」へ。
ちなみに一番安い「神の湯階下」は脱衣所だけですが、二階席は湯上がりの浴衣付きで、55畳敷きの大広間でお茶をいただきながら休憩ができます(1時間以内)。

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湯上がりには、道後温泉本館前の道後麦酒館へ。
愛媛の地のものを肴に、地ビールをいただくことができます(観光客相手の店ですが・・・)。
漱石ビールと名付けられたスタウト(黒ビール)も美味しかったです。

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魚の骨や皮まですりつぶした擂り身揚げであるじゃこ天は私の大好物なのですが、単に揚げるのではなく、少し野菜を入れて衣を付けて揚げたじゃこカツを初体験。
骨の食感が少し残ったじゃこ天に似た擂り身ながら、衣のサクサク感がイケました。

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締めは、宇和島鯛めし。
鯛を丸ごと炊き込んだ炊き込みご飯のようなものが、一般的な鯛めしのイメージだと思いますが、宇和島の鯛めしは、鯛の刺身と生卵に醤油ベースのタレを掛けて混ぜていただくのです。
松山でも鯛めしは普通の炊き込みご飯が一般的なようで、こういう観光客相手のお店でした食べられないのかも知れませんが、いやぁ美味しかったです。

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地ビールを飲みながら、好きなものをお腹一杯食べて、2人で8,000円ほど。
ありきたりな旅館の夕食を食べるより、リーズナブルで満足できたと思います。


展望風呂に浸かった後で、お部屋でも。
相方は、ポンジュースのお酒を飲んでいました

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(続く)
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Commented by tsuka at 2012-04-29 14:49 x
どうしても愛媛旅行が、愛妻旅行に読めてしまいます。
Commented by gosyurin at 2012-04-30 10:23
愛妻旅行に同意(^^;
うちではこのような写真は撮影させてもらえません(苦笑)
最近は子供でさえ顔を背けることも(泣
難しい年代になってまいりました。

この連休も家族皆でどこかに泊まりに。。。という案もあったのですが、
・混む
・値段が高い
・帰って来てから色々片付けるのがメンドクサイ

と言った所帯染みた理由で中止となりました。。。
Commented by kotaro at 2012-04-30 14:39 x
良い記事ですね。通りがかりのクルマと建築好きですが、私も道後温泉の本館には、新婚当時にFIAT850で峠を越え越え行きました。
子供も3人出来、芋の子を洗うような人生に、グラスの向こうで妻が微笑むようなシーンは、全く無くなりました。
大洲は朝の霧がファンタジックで、10m先が見えなくなったことがあります。
鉄道駅なら下灘駅、あと伊予長浜の港が良いですよ。昔は大阪商船が鉄道全通前に、八幡浜、宇和島航路が大阪から立ち寄った舟待ち港です。
また四国に行きたくなりました。
Commented by okuruma1970 at 2012-04-30 21:19
>tsukaさん
相方への罪滅ぼし旅行という意味では、愛妻旅行かもしれませんが、このGWも仕事の相方を残して独り旅中です(苦笑)。

>gosyurinさん
飲んでる写真はさておき、2人旅なので自ずと相方を被写体に撮る写真もそこそこあります(私の意図を感じて、フレームから逃げる技も心得ましたが)。
私は、小学校高学年から撮られるよりも撮る方が多くなり、自分の写真は少ないです。
GWの旅行は混んでて高いので、他に行ける機会があるなら、この時期を外した方が賢明だと思います。
Commented by okuruma1970 at 2012-04-30 21:42
>kotaroさん
ようこそいらっしゃいました。
と思ってリンク先を拝見したら、lancista1965さんのブログとともに、ROMさせてもらっていました。
FIAT850とは、優美な車をお持ちですね(憧)。
お子さんが3人とは大変だとも察しますが、うらやましいです。
港町に霧が立ち込めると、幻想的なのでしょうね。
下灘駅は海に近い駅ですよね、汽車旅なら行ってみたかったです。
山陰にお住まいなのでしょうか。ちょっと遠いですが、ぜひまたどうぞ。
Commented by ROY@成田空港 at 2012-05-02 10:24 x
お疲れ様です。内子の街並みは雰囲気がよさそうですね。まだまだ国内にも見どころが多いのは重々承知ですが…。また本格的に国内旅行に行きたくなりました。じゃこ天好き、ご健在のようですね。
Commented by okuruma1970 at 2012-05-03 07:11
>ROYさん
古い宿場街の雰囲気は、落ち着いていて好きなのですが、伝建地区の登録基準に適合させんがためか、どこも似た雰囲気を感じてしまいます(まだまだ修行が足りない?)。
旅の目的は、非日常を感じる、バカンス、観光、特定のものを見て回る(苦笑)などいろいろあるでしょうが、目的に応じて、本能のおもむくまま、楽しんでください(今までどおり?笑)。
じゃこ天は、骨も混ざっている食感が好きなんですよねぇ。
by okuruma1970 | 2012-04-14 22:00 | 国内旅行記 | Trackback | Comments(7)