幌馬車2台の道楽日記

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Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも

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三重県で鉄分補給(後編)

秋分の日の土日に行った、三重旅行の2日目午前中から帰着までの日記です。
三岐鉄道北勢線を中心に乗った22日昼の「前編」、関(亀山市)のブルートレインの宿に泊まった22日夜の「中編」の続きです。


少々寂れたJR四日市駅から、バスで近鉄四日市駅へ。
雨だったのでバスに乗ったものの、1kmぐらいなので降っていなければ歩ける距離ですが、デパートや商店街が並ぶ対照的な栄えた駅でした。
我々の目的は、桑名駅同様に、大きな駅の外れにある小さな駅。
同じ近鉄四日市駅ながら、名古屋線の高架下にある内部・八王子線専用の改札口です。

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内部線・八王子線は、前日乗った三岐鉄道北勢線と同じ、軽便鉄道の生き残りで、軌間(レールとレールの間隔)762mmのナロー鉄道です。
近鉄四日市駅からは、概ね1時間に4本発車し、内部行き(内部線)と西日野行き(八王子線)が交互に運転されていました。

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実は、三岐鉄道に譲渡した北勢線同様、近鉄としての経営状態は良くないとのことで、バス転換を含めた運行形態の変更を検討しているようです。
そんなきな臭い話が聞こえてきたので、元々気になっていたこともあって、今回の旅に至ったのでした。


四日市駅側の青い先頭車両に対して、内部駅側の先頭車はオレンジ色。
ちなみに3両編成の中間車はピンク色という、車体色がまちまちな編成でした。
1日目で乗った北勢線とカラーリングは異なっていますが、元は同じ近鉄が運営しており、車体はほぼ共通のようです。

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ただし、大きな違いは車内の座席配置。
全車ロングシートだった北勢線と異なり、内部・八王子線では、中間車はロングシートでしたが、両先頭車は先頭方向を向く固定式の一人掛けシートでした。

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終点の内部駅には、検査や修理をする車庫がありました。
やはり、762mmは狭いというか小さい・・・。

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運転室を覗いてみましたが、信号を見やすくするためか、普通は左側に酔っている運転台が、全線単線ゆえか、中央に設けられていました。
そういえば、その昔乗った神岡鉄道(既に廃線)の車両もそうだったなぁ。

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あと、驚いたのが、ドア開閉スイッチの操作方法。
JRや関東私鉄の車両では、箱の上側にあるスイッチを押し下げるとドアが閉まって、下側を押し上げるとドアが開くと思われますが、北勢線も内部・八王子線とも、逆の操作方法になっていました。
このナロー車両だけなのか、近鉄独自のものなのか、関西私鉄はこの操作方法なのか、疑問は尽きません(笑)。
ご存じの方、教えて下さい。

内部駅で折り返して、四日市側の先頭車へ。
3両編成の内、四日市側の先頭車がモーター車になっています。
国内では、旧型路面電車を除いて絶滅に近い「吊り掛け駆動」の車両で、一般にはうるさい(笑)、でも懐かしいというか独特の駆動音を聞くことが出来ます。



内部駅から日永駅まで戻り、八王子線に乗り換えました。

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八王子線といっても、日永駅から1駅だけ西日野駅までの路線でした。
現在では行き止まりになっている西日野駅ですが、その昔(昭和49年まで)は1.6km先の伊勢八王子駅まで伸びていたそうで、その名残が路線名に残っているようです。

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この西日野駅からは、同じ近鉄線の大阪や名古屋まで切符を買うことも出来ます。
我々は桑名まで購入。

近鉄四日市駅で名古屋線に乗り換える間に、ちょっと昼食。
四日市とんてきなるご当地B級グルメをいただくことにしました。
有名店は四日市駅から遠かったので、駅近くのアサヒビアケラー四日市でお手軽に。
その名の通り、アサヒビール直営のビアホールのようで、黒ビールに惹かれてセットをオーダー。

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焼き上がるまで20分ほどお時間をいただきます、とのことで、案の定、料理が供される前に飲み切ってしまいました。
料理をオーダーすると中ジョッキ半額のキャンペーンに、追加オーダー(苦笑)。

「とんてき」とは、分厚く切った豚肉を、ラードで焼きあげ、ニンニクと 黒っぽい色の味の濃いタレで味付けしたもので、グローブ状という一枚肉の片側がつながっている独特の形がみられるのも特徴の一つ、ということです(四日市とんてきサイトより)。
黒っぽい甘辛いタレが絡まって美味しかったです。
完全に切れていなくてちょっと食べにくいと思ったのも、後で見たら特徴の一つでした。

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お腹も一杯になったところで、近鉄で桑名駅へ。
桑名駅からは、養老鉄道へ乗り替え。
養老鉄道は、平成19年に近鉄養老線の運行を引き継いだ近鉄の100%子会社で、車両や線路などの資産は近鉄が所有したまま、沿線自治体等から補助を受けながら、運行だけを行っているようです。
車両も、近鉄の古いカラーリング。

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全線単線で、あちこちに行き違い設備を備えた駅がありました。
ホームへ渡る駅構内の踏切は、三岐鉄道や内部線にもありましたが、昔懐かしい雰囲気が好きです。

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今回はひたすら鉄分補給の旅でしたが、唯一の洋館ポイント。
平屋ながら屋根窓を備えた、養老駅です。

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大正2年の(旧)養老鉄道開業時に建てられ、路線延長に伴い大正8年に改築されて、現在に至るようです。
待合室はシンプルですが、白壁に構造材が露出するハーフティンバーのようなスタイル。
千歳なる喫茶室もあるとこちらのブログで読んでいたのですが、休日ゆえか、閉店してしまったのか、残念ながらカーテンが閉じられていました。

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次の電車に乗って、東海道線との接続駅である大垣駅に抜けました。
新快速に乗って名古屋駅まで。

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初めて、こんな割引(JR東海の株主優待)で切符を買ってみました。
金券ショップの買取価格は800円ぐらいなので、1,100円ぐらい値引いてくれるなら使った方がお得かなと。
ちなみに、乗車券は東京都区内までではなく、東京駅まででした。

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名古屋では、お土産よりもデパ地下でお総菜を買い込んで、新幹線に乗り込みました。
手羽先にサラダ、天むすに、三重県地の物セットなどなど。
ビールも含めて2人分です(念のため)。

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私はこれだけではビールが足りず、車内で○本調達。


東京駅でROY氏と別れ、新幹線を乗り継いで新潟へ。
普段は200系で運転していた列車でしたが、この日はなぜかE1系で運転。
この直後の9月27日をもって定期列車の運行を止めたE1系ですが、期せずして乗り納め出来ました。
もっとも、乗り納めしたいような対象ではなく、乗り飽きていましたが・・・。

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さすがに、東海道新幹線でしこたま飲んだので、上越新幹線では大人しくジュースを。



十二分に鉄分補給し、ビールも十分補給できた2日間でした。

(私信)
 ROYさん、お疲れさまでした。
 また行きましょう。


(終わり)
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Commented by ねこ鉢 at 2012-10-06 19:12 x
いやぁ、内部八王子線の釣掛け音は良いですねぇ!!
こんなナローが21世紀に残っている事自体が奇跡とも言えますね。
無くならないうちに、イヤ本当に廃止にならないうちに近々行こうかと考えています。
乗った際には録音を優先するか、撮影を優先するか。
いやぁ悩みどころでしょうね〜
Commented by okuruma1970 at 2012-10-06 23:20
>>ねこ鉢さん
吊り掛け駆動の加速音、いいですよねぇ。
世田谷線(70・80系)の走行音を日々聞いていた身にとって、吊り掛けは走行音の原点ですね。
文中でも書いていますが、本当に「生き残り」の貴重な存在です。
キナ臭い噂が出始めていますが、経営分離で済むのかもしれないものの、早めに乗って撮っておくことをオススメします。
北勢線はアーチ橋の撮影ポイントがありましたが、市街地を走る内部・八王子線にも撮影ポイントはあるのかなぁ。
ぜひぜひ。
Commented by ROY at 2012-10-07 23:09 x
毎度お疲れ様でした。内部八王子線は、四日市行きは四日市に近づくにつれそこそこの乗客数のようにも思えましたが・・・。とんてきは定食屋や中華料理店だとまた雰囲気も違ったのでしょうが、店が店だけに洋食風でしたね。懸案事項もまだまだありますので引き続きよろしくお願いします。
Commented by okuruma1970 at 2012-10-08 23:48
>>ROYさん
日記も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
田園風景が広がる北勢線と違い、終点まで市街が広がり、そこそこの頻度で運行しているのに、経営が厳しいというのは、何なのでしょうね。
とんてきは、時間があれば有名店で食べてみたいものでしたが、あのお店でのジョッキ半額も儲けものでした(笑)。
こちらこそ、またよろしくお願いします。
Commented by INITIALE_P at 2012-10-20 00:25 x
吊り掛け駆動の音って、小学生の頃の地元の目蒲線の緑色の電車以来だな~懐かしい音ですね。目蒲線の音は、もっと重々しい感じですかね。
Commented by okuruma1970 at 2012-10-20 19:08
>>INITIALE_Pさん
以前は目蒲線に緑色の電車が走っていましたね。
今や日比谷線に次ぐ第2の相直ラインで幹線になり、無機質なステンレス車に代わって、つまらなくなってしまいました。
確かに、このナロー車両は車両が軽くて小型モーターだからか、軽い駆動音かも知れませんね。
by okuruma1970 | 2012-09-24 23:03 | 国内旅行記 | Trackback | Comments(6)