幌馬車2台の道楽日記

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Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも

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秋田の洋館探訪

先週金曜日、仕事を休んで秋田の洋館を見てきました。


木曜日までは新潟で普通に仕事をしていたので、金曜日朝に新潟から秋田への特急いなほ号に乗り込みました。
車両は、北海道向け特急電車の生き残り、485系1500番代でした。

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いなほ号の乗客は、進行方向左側(新潟→秋田方面)に偏って座っていました。
かくいう私も。
それは、笹川流れという海沿いの景勝地が見えるのが左側だから。
晴れた日に通るのは初めてでしたが、キレイな景色でした。 夕焼けなら尚更でしょう。

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秋田ではみっちり洋館を見て回るため、車内で昼食を。
軽食駅弁という幕の内弁当でしたが、可もなく不可もなく。

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秋田に着くと、予約していた駅レンタカーをピックアップして出発。

まず見たのは、花京都という登録文化財の花屋さん。
旧大島商店という百貨店として、明治34年に建てられた建物を転活用しています。

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秋田勤務のときにも前を通りかかっていたものの、あまりのキレイさに新しい建物だと思っていましたが、後で調べて古い建物だったと知り、撮っておけばと長らく思っていたのでした。
表はキレイに洗浄されて、目地も補修されていますが、裏手に回ると煤けていて歴史を感じました。
アーチ窓周りの石や、隅石もいい感じです。


それほど離れていないところには、秋田の至宝、旧秋田銀行本店が残っています。
明治45(1912)年に建てられた建物で、今年で創建100年のレンガ建築です。
現在は赤れんが郷土館として公開されており、国の重要文化財に指定されています。

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洋館を含めたホームページは、秋田勤務のときに始めたのですが、刺激が少なくヒマだったことの他に、初めてのデジカメを買って、この秋田銀行本店で100枚近くの写真を撮ったこともきっかけだったように思います。
この日は時間がなく、外観を数枚撮ったのみ。


その他に、市内の教会を2つ。
秋田楢山教会は、昭和2年に建てられた下見板の建物で、弘前出身のクリスチャン建築家・桜庭駒五郎によって建てられたものです。
塔屋がない、シンプルな造りです。

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もう一つは秋田聖救主教会で、昭和5年に建てられた鉄筋コンクリート造りの教会堂。
出入口は手前のようで、鐘楼が礼拝堂の奥の方に立っているのは、ちょっと珍しいかも知れません。

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基本は雨が降っていたのに、ときおり晴れ間が見える、変なお天気でした。


1時間ほどで秋田市内の4棟をザッと見て、国道13号を南へ。
想像していたよりも道が混んでいて、時間ギリギリで大仙市に到着。
大仙市といっても、平成の大合併の弊害の良くわからない地名ですが、花火で有名な大曲市と隣接する仙北郡7町村が合併した自治体です。

大仙市が管理する旧池田氏庭園を見に来たのでした。
日本庭園が想像できる、いかにもな門構えです。

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池田氏は、鶴岡を本拠とする本間氏などと並ぶ東北の大地主で、この旧池田氏庭園はその分家の邸宅として、明治41年から造営されたものだそうです。
現在は大仙市に寄贈されて、春夏秋に数日づつ公開されています。
ちなみに、ただいま秋の公開中です(10/20土〜11/11日)。

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日本庭園も嫌いじゃないのですが、お目当ては奥の建物。

大正11年に建てられた洋館で、こちらは邸宅ではなく、私設図書館と賓客応接施設を兼ねた建物として使われていたそうです。

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庭園公開中は1階は公開されるものの、2階まで公開されるのは年に1日だけ(予約制)というので、わざわざ仕事を休んで遠路来たのでした。

1階には、出入り扉の色ガラスがキレイな撞球室(ビリヤード室)がありましたが、ビリヤード台はどこかでも見た穴のないキャロムテーブルというタイプでした。

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階段室は吹き抜けの気持ちがいい空間でした。
踊り場から見る庭園は、周回路から見るのと目線が違って、いい眺めでした。

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2階の広間は食堂で、1階の食堂兼音楽室と同じ、広く豪華な空間でした。

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1階と2階の広間は、何といっても壁紙が金唐革紙なのです。
金唐革紙とは、和紙に錫箔を張って型押しして彩色等の加工をした壁紙で、金唐革というヨーロッパの壁紙(革)を模したそうですが、出来が良かったので逆に輸出するようになったほどとか。
2階の金唐革紙は、国会議事堂の一室と同じ柄ということです。

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2階の図書閲覧室には、羊のモチーフがあるシャンデリアが吊られていました。
私設図書館は、地主本人のためだけでなく、小作人など地域の子弟に開かれたものだったようで、その他にも当時は私設診療所など様々な地域貢献を行っていたようです。

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2階にはバルコニーがあり、アスファルトに小石を引いていました。
バルコニーは、タイル敷きを多く見るように思いますが、珍しいですね。

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追々、洋館探訪洋館探訪ブログにもアップしていきます。


庭園も含めて1時間以上観覧した後は、横手市へ。
高台にある秋田地方裁判所横手支部の横に、旧日新館という洋館が残っています。
旧制横手中学校に英語教師として赴任してきたチャンプリンの住宅として、明治35年に建てられた建物で、現在は個人住宅として使われているようです。

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旧街道筋には、以前は平源旅館だったゲストハウス平源という結婚式場があります。
外観は洋館風ながら、ガラス戸の外から見る限り日本旅館のようでしたが、右側1階の出窓部分だけは洋間のようでした。

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既に薄暗くなっていましたが、最後に湯沢市へ。
旧雄勝郡役所の建物が残っていますが、さすがに暗くてまともには撮れませんでした。

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この日のお供は、ホンダ・ライフ。
660ccのNAエンジンに(おそらく)3速ATというパワートレインは、ちょっと買い物に行く分にはいいのでしょうが、幹線道路の信号ダッシュでは置いていかれ、坂道にさしかかると勝手にスピードが落ちてしまう有様。
高速でも、一旦スピードに乗れば過不足は感じませんが、とにかく加速がタルイ。
6時間だけのレンタカーだから我慢できましたが、少なくとも私は毎日は乗れないです。

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帰りは、大曲から秋田新幹線こまち号。
このE3系は秋田勤務時にときどき乗っていましたが、来春から新型のE6系(最終的には320km/h運転)が導入されるようで、あと2〜3年ぐらいで秋田新幹線から姿を消すことになるのでしょう。
もっとも、当面の間は山形新幹線つばさ号として色違いの車両が運行されるはずです。

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車内では、スーパーで調達した海鮮丼と煮物詰め合わせで飲み鉄。
琥珀ヱビスにプレミアムモルツ黒・・・と、よく飲みました(飲み過ぎた)。

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秋田滞在6時間ほどで、トータルとしては消化不良でしたが、見られる機会が少ない建物を見られたので、まずは良しとしましょう。
あとは、見るペースに、ホームページの更新を追い付かさねば・・・。
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Commented by gosyurin at 2012-10-28 15:08
1500番台は、以前は『白鳥』で関西にも顔を出していたような。。。
Commented by okuruma1970 at 2012-10-31 23:13
>>gosyurinさん
Wikiによると、北海道から青森に転属になったようで、そのときは白鳥に使われていたのでしょうね。
製造された8両のうちの2両が新潟に配置されていて、いなほ・北越などに使われているようです。
by okuruma1970 | 2012-10-19 23:43 | 洋館探訪記 | Trackback | Comments(2)