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初めての旅行

さんざん出掛けておいて、何の初めての旅行って、子連れの初旅行をしてきました。


子供ができるまでは3ヶ月に一度は旅行に行っていたものの、2012年は4月の愛媛旅行と9月の伊豆旅行だけで、それ以来行っていませんでした(単独行は除く、苦笑)。
子供が生まれて9ヶ月が経ち、少しはお出掛けにも慣れてきたので、ちょっと足を伸ばして初めての旅行に挑戦してきました。
ちなみに、Poloで行くのも初めての旅行。


11時に千葉の自宅を出て、首都高速から東名高速へ抜け、小田原厚木道路を走って、小田原の海沿いを走っていたのは1時半過ぎ。
昔は何十回となく通った国道135号線ですが、当時は夜中に出て、この辺りを走るのはいつも明け方。
このところは伊豆自体もあまり行かなくなり、行ったとしても山越えの伊豆スカイライン経由ばかり。
昼間のいい時間にこの辺りを走るのは始めてかも。

お昼時を少々過ぎて、目に入ってきたのが、相模湾を望む食事処。
2・3件通り過ごした後で、ヒョイと入ったのが初代惣右衛門という海に面した古民家のようなお店。

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店内に入ると、なるほどいい眺め。
海を望むお座敷と、道路側のテーブル席がありましたが、子連れということもあって座敷の、しかも一番海沿いの席に案内されました(ラッキー)。
海をバックに、机につかまり立ちする息子。

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宿の食事が4時間後に迫っていたので、軽めにお蕎麦を。
三色蕎麦といって、同じお蕎麦に海苔・おかか・すりゴマが掛かっているというものでしたが、「自家打そば」と謳っている割にお味は可もなく・・・。

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昼時を過ぎていたものの確かに混んでいましたが、店員の数が足りないのか、見ているだけでてんてこ舞いなのがわかるほどでした。









我々はお腹が満たされたところで、今度はお腹が減ったとグズる息子。
しかも、そろそろオムツ交換も。
途中見たかったところの駐車場に辿り着き、離乳食の缶詰を食べさせて、オムツ交換。

立ち寄ったのは、起雲閣
海運事業で財を成し、後に政治家に転身した内田信也の別荘(母親の保養)として建てられたもので、東武鉄道を大きく発展させた根津嘉一郎に所有者が移った後、旅館としても使われていました。
現在は熱海市が所有・管理しており、熱海の市街地にありながら見事な庭園を有しています。

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昔は日本庭園好きだった私ですが、わざわざ立ち寄ったのは、やはり洋館があるから。
旅館として使われていたときの名前なのか「玉姫」と名付けられた、根津嘉一郎所有時の昭和7年に増築された洋館で、折り上げ格天井の洋間にサンルームを備えています。

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サンルームは、全面ステンドグラスの見事なトップライトと、輸入タイルで敷き詰められた見事な床。
夏はともかく、冬場でもさぞや暖かかったことでしょう。

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建物の写真ばかりをパシャパシャ撮っていましたが、洋館「金剛」の暖炉の前で、洋館巡りの洗礼を受けた息子の写真も申し訳程度に。
お腹も満たされたようで、途中から寝ていましたが・・・。

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「金剛」の隣には、ローマ風呂もありました。
さすがにライオンの口をした湯出口こそありませんでしたが、アーチ状に張り出したステンドグラスがいい雰囲気です。
残念ながら今は入浴することはできず、ガラス越しに眺めるだけです。

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太宰治の生家「斜陽館」や、別府の「聴潮閣」など、往時の名邸が旅館に転活用された事例がいくつかありましたが、バブル崩壊のせいか今では自治体所有の観光施設として公開されています。
10年15年前(私が20代後半〜30代前半)は、観光施設になったおかげで見られると思っていましたが、40代前半になった今では、一度泊まってみたかったと思わなくもありません。



さて、本日のお宿は、もう少し南下した伊豆高原の守破離icon(現 syuhari)。
写真(宿HPより拝借)では豪華そうに見えますが、館内は意外とシンプルというか素っ気なく、おそらくは会社保養施設だった建物が売却され、旅館として転活用されたものではないかと思います。

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小さな子供連れなので、部屋風呂温泉と部屋食で検索したお宿でした。
ガラス張りのバスルームは、窓が大きく開くようになっている半露天風呂で、部屋風呂ながら温泉が流れています(温泉成分で配管が腐食することを嫌ってか、部屋付露天風呂があっても温泉でないことが多いです)。

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食事前に、息子は初温泉。
温泉らしい匂いはしませんでしたが、湯上がり後もしばらくは体が火照っていました。

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実はこの日は結婚記念日、翌日は相方の誕生日だったので、スパークリングワインで乾杯。
授乳中の相方でも飲めるノンアルコールのものもメニューにあるのは、お見事。
飛行機内で配られるようなスクリューキャップ式の小瓶ですが、子連れ歓迎の宿だけあって、よく考えられていました。

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前菜の後は、アジのたたきをはじめとするお造り。

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アワビの踊り焼き。
陶板の上でうごめく様子に残忍さを感じながら、プリッとした食感で柔らかくて美味しくいただきました。

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メインは、伊豆の名物・金目鯛のしゃぶしゃぶ。

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刺身でも食べられるようなものなので、ほんのサッとシャブシャブしていただきました。
プリプリで甘い食感でした。

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しゃぶしゃぶで残った身を使ったのか、金目鯛のあら煮。
本当にお腹いっぱいになりました。

このお宿には大浴場はなく、屋上に貸切の展望温泉があるだけですが、22時半からの最終回に相方を送り出し、子供の寝顔を見ながら一人晩酌(笑)。
いい気分でぐっすり寝られました。



早くに目が覚めてしまい、タイミングいいことに日の出を望めました。
もちろん、もう一眠りしました。

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翌朝は8時半から朝食。
11時チェックアウトの宿なので、もう少し遅い選択肢があってもいいのかなぁと。
金目鯛やアジなど4種の干物をメインに、ご飯が進むおかずの数々で、昨晩もお腹一杯食べたはずなのに、おかわりしてしまいました。

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チェックアウト前に、部屋風呂をバックに3人で記念写真。
三脚を持って行けば、もう少しマシな写真が撮れたのですが・・・。

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帰りは伊豆スカイラインで、高原ドライブ。
富士山は霞んでいて、残念ながらハッキリとは見えませんでした。

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リアシートに幼子を乗せているので、基本的にATモードでテレテレ走りましたが、下りはエンジンブレーキをかけるためマニュアルモードも使いました。
ターボとはいえ所詮1.2Lなので、登り坂は回さないと辛いようでしたが、回せば意外といい加速をしたので、そのうち一人でドライブでもと目論んでいます。
6〜700m級の尾根伝いに走るので、アップダウンにより耳ツンするのですが、これまた息子は初めての体験で、耳ツンしては泣いて、泣くと抜けるのか泣き止んで、を何度か繰り返しました。

熱海峠料金所で小休止。
昔あった大きなパンダの置物、無くなっちゃったんですねぇ。

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お昼ご飯は、去年も食べた元箱根のレストラン・ブライトで。
相方はシーフードピザ。

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私は、ステーキサンド。
去年食べたハンバーグサンドも絶品でしたが、照り焼きソースが私の口に合っているのか、こちらもなかなかイケました。

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帰りは箱根新道〜小田原厚木道路〜東名高速〜東関道と走り、途中で東名の集中工事渋滞はありましたが、6時頃には帰り着きました。
帰宅後ゆっくりできればいいのですが、息子をお風呂に入れて、泣く泣く新潟に向かいました。


毎度のことながら最後は慌ただしくなってしまいましたが、久しぶりに旅行に行けて、相方も温泉に満足したようですし、ノンビリできて良かったです。
まだそれほど遠出できそうにありませんが、徐々に足を伸ばしていきたいと思っています。
次はどこに行こうかな。



Commented by gosyurin at 2013-11-09 17:21
家族サービスの体をしつつそれとなく趣味にも振った豪華な旅をされたようで何よりです(?)
ポロってことは306は新潟でしょうか。王子連れだとやっぱり普通の車ですよね(笑)

思い返すと、当家の初旅行は1歳半頃に白浜に連れて行ったのが最初でした。今はなきWebに記事を載せていた記憶が・・・
FBMなどに乳児連れで来られている方をよくお見受けしますが、我家では無理だったなぁ。。。

最大の成長期を毎日見られないというのは本当に残念ですね。家族を新潟に帯同と言うのも面倒だし奥様はご実家の近くが良いでしょうし難しいですね。
ともあれ早めのご帰還を祈念してます・・・
Commented by okuruma1970 at 2013-11-11 21:57
>>gosyurinさん
相方は付いてくるだけなので、趣味要素を入れたもの勝ちです(笑)。
306は新潟の通勤買い物車に使っていますが、千葉にあってもISOFIXがないので、チャイルドシートが付かないんですよねぇ。

子連れの外出は、行きたいと思えば行くための方法を探しそうなので、外出への意欲によるのかなぁと思ったりします。
うちの相方は、そういう方法を探そうとはしないクチですが・・・。

育休中だけ新潟に連れてくることも考えなくもなかったのですが、義父母が遠いと心細いでしょうし、何より帰る口実が無くなってしまいそうで・・・。
来春こそはと祈るばかりです。
Commented by まなか at 2013-11-14 14:17 x
似てますね!!
久々でパスワードが違うと 弾かれました
Commented by okuruma1970 at 2013-11-14 18:41
>>まなかさん
お久しぶりです。
顔付きがはっきりしてきて、似てるいるとよく言われるようになりました(笑)。
何でもかんでもパスワード、鬱陶しいですよね。
by okuruma1970 | 2013-10-27 22:48 | 国内旅行記 | Trackback | Comments(4)

Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも


by okuruma1970