幌馬車2台の道楽日記

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Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも

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愛知・兵庫の洋館巡り(後編)

3日目は、北陸の洋館をサラッと見て帰途につきます。


d0054855_2225061.jpg金沢市郊外の湯涌温泉の温泉街入り口から、「江戸村」と書かれた急坂を右側に登っていくと、ツタの絡まった何やら怪しい看板が・・・。






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奥には立派な建物が建っていますが、手前には「立入禁止 金沢市」と書かれた立て看板に、トラロープが張られています。



昭和7年創業の白雲楼ホテルといって、昭和天皇や皇族も宿泊した格式あるホテルでしたが、平成10年に親会社の経営破綻により、閉館に追い込まれてしまいました。
その後は買い手が付かず、風雨や雪といった自然の脅威にも増して、不法侵入者による人為的な破壊行為によって荒れ放題となり、最近になって金沢市によって取り壊されることが決まってしまいました。 という情報をいただいたので、見に来たのでした。

とまぁ、つまらん経緯はともかく、この建物(こちらは本館)が取り壊されるとはもったいないですねぇ。 ベージュ色の外壁に茶色い瓦や窓枠が映えるスパニッシュ(スペイン風建築)で、創業当時の昭和初期ごろに流行していたようです。

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こちらは貴賓館で、近代和風建築。 天守閣のような望楼に、竜宮城のような車寄せ。
手すりの欄干が赤いところが、特に竜宮城チックです。 屋根は緑青銅板葺きかな。

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普通の建物ならもっと近寄って、窓枠とか車寄せとか柱とかのアップ写真を撮るのですが、良識ある(笑)建物好きは、トラロープの外からで我慢。
しかもこのエリアは、親指大の蜂同士が制空権抗争を繰り広げておりました(怖)。
場所を教えてもらった観光協会の人にも念を押されましたが、内部は屋根が崩れたり床が抜けたり大変危険なそうなので、決して不法侵入などしないように。
どうしても興味がある方は、こちらを見るだけで我慢してください。

湯涌温泉から金沢市街には戻らず、前日の険道並みの県道で県境を越えて富山県へ。 数年前通ったときと変わらず、一部未舗装区間が残っていました。
県境を越えて坂を下っていくと、エメラルドグリーンの湖、遠くには雪を頂いた山々。
日本ではない景色みたいでした。

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砺波平野に降りていき、南砺市(旧福野町)にある県立福野高校に、重要文化財の校舎(旧県立農学校本館・巌浄閣)があります。
2年前に見に来たときは覆いをかけて工事中でしたが、キレイに修復されていました。
高校の敷地内にあって吹奏楽部の生徒が練習に励んでいたため、敷地外から怪しく写真を撮るおっさん。 でも学生も心得たもので、写らないよう隠れてくれます。

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国道をテレテレと富山市内へ向かい、去年も買いに来た、ますの寿司高芳へ。
るるぶ片手に買いに来ている人もいたので、有名なんですかねぇ。 国道8号沿いで海岸に出られた宮崎海岸(緑色の石・ヒスイで有名らしい)で、海を見ながらの昼食。

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親不知子不知を越えて新潟県に入り、糸魚川市から姫川を遡り、スノーシェッドが続く国道148号を南下。 途中の白馬村では、北アルプスの峰々が望めました。

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松本から塩尻、諏訪湖をかすめて国道20号をひたすら東へ。 相模湖まで順調に走れました。 GWもあと1日を残すのみの土曜日でしたが、中央高速は渋滞表示なし。
いつものパターンで相模湖から高井戸まで中央高速に乗って帰りましたが、まさにスイスイ。 渋滞知らずで8時過ぎには帰宅できました。


この日の走行距離は500kmほどでした。

3日間、約65時間で1,700kmあまり。 うち高速は300kmぐらいですかねぇ。
建物見てるか食べてるとき以外は車の中で、さらに寝てるとき以外はひたすら運転。
さすがに、家の布団ではよく寝られました(笑)。

以上、GWの旅の報告でした。
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Tracked from 温泉だいすき! at 2006-05-23 19:52
タイトル : 温泉旅館と温泉
隠れた温泉王国ってご存知ですか?県内各市町村全部に温泉があるんですよ!... more
Commented by gosyurin at 2006-05-17 09:36
湯湧温泉…子供の頃行きました。当時は当然、白雲楼ホテルは現役でしたが温泉街の他のホテルや旅館に比べると2倍以上のお値段だったような記憶があります。ホテルの前も通ったような。
金沢往復の雷鳥の食堂車で食べたのも懐かしい思い出です。
Commented by suze at 2006-05-17 19:46 x
お疲れさまでした。
白雲楼ホテル跡の写メ、ありがとうございました。
おクルマさん、廃墟系に転向か?とちょっと驚きましたが安心しました(笑)。
この物件、廃墟系の本で知りましたが、ついに取り壊しですか・・・
不法侵入者に荒されなければ、もう少しいい形で残ったかもしれないと思うと、残念です。
Commented by seiuchi-porsche9 at 2006-05-18 00:33
今回も楽しまさせて頂きました。
金沢って地方都市なのに、バブル崩壊の影響を凄く受けているんですよね。金沢で料亭をしていて弾けてしまった同級生を思い出してしまい、チョット複雑な気分ななりました。
>約65時間で1,700kmあまり。 うち高速は300kmぐらいですかねぇ。
僕のブログタイトルを、お譲りします(笑)
Commented by Celeste at 2006-05-18 00:38 x
お疲れさまです。いつも思うのですが、okurumaさんの行動力と言うか行動範囲もスゴイですよねー。白雲楼ホテルのことは全く知りませんでしたが(^^;、こういう建物をみるのは好きなのでとても残念です。手入れをされ、利用されている建物は幸せなのですねー。。これからも洋館と酒と、ミニカーのレポを楽しみにしてます。あ、ついでにボクスターも。。(笑)
Commented by okuruma1970 at 2006-05-18 22:26
>>gosyurinさん
子供ながらに、格の違いを感じたホテルだったわけですね。
特急の食堂車とは、今となっては近代建築より貴重かも知れません(笑)。

>>suzeさん
生まれついての臆病者なので、廃墟探索などもってのほか。
取り壊しの主要因は不法侵入者かも知れませんが、自然の猛威(特に雪国)も侮れなかったはずです。 いずれにせよもったいないですねぇ。
Commented by okuruma1970 at 2006-05-18 22:37
>>セイウチさん
バブル崩壊の影響を受けたということは、バブル絶頂も享受していたのですか。
景気に翻弄されてしまうのが人の性ですが、欲張りすぎてはいけませんねぇ。
私の走行距離は戦闘的ですが、走りは至極マッタリです(笑)。

>>Celesteさん
異動がなくて9連休なら鹿児島まで行くつもりだったのですが、さすがに5連休(実質3日)では関西がいいところでした。
普通はこれだけの建物はキチンと保存されるのですが、故あって残念な結果となってしまいました。 もったいないですよねぇ。
たまにゃBoxsterに乗らねば、ってそもそもは主役だったんですが・・・。
Commented by five_senses at 2006-05-19 17:50
こんにちは。長野から相模湖までは一般道を走られたのですね。しかしエネルギッシュですね!  未舗装道路があったようで、ボクスターではちょっと勘弁ですね。 私も仕事に一段落付けて遠くに行きたいです。
Commented by gop at 2006-05-19 17:53 x
いやはや驚きました。okurumaさんのバイタリティとこの白雲楼ホテル、なんと玄関はF.L.ライト設計とか。ホントに壊しちゃうのでしょうか、勿体ない....
Commented by okuruma1970 at 2006-05-19 22:53
>>five_sensesさん
実際には金沢から下道でした。個人的には1日に下道500kmぐらいは普通です。
下道は景色の変化に富んでいますし、何よりコストパフォーマンスが(笑)。
仕事の節目に遠出の旅行へ行くと、リフレッシュできそうですね。

>>gopさん
もう若くはないのですが、どうもこのパターンがやめられません(汗)。
詳細はわかりませんが、玄関がF.L.ライト設計と書いてあるHPもありますし、これを取り壊してしまうのはもったいないですねぇ。
移築にしろ保存にしろ、腐食で部材はほぼ新品になるでしょうし、いくらかかるか想像もつきませんが、入浴施設の玄関とかに使えないものですかねぇ。
Commented by 妃な香 at 2006-05-19 23:34 x
実はなんちゃって廃墟系の妃な香です。
白雲楼ホテルの写真が一番惹き付けられたかも・・・。
Commented by okuruma1970 at 2006-05-20 08:34
>>妃な香さん
実物を見ると、その雄姿に比して痛々しい部分が目に付いてしまいますが、この写真をパッと見ただけだと、内部が荒れ放題とは思えないですよね。
形を留めていない廃墟は興味なしですが、これなら十分私の範疇でもあるかな。
Commented by gop at 2006-05-24 21:14 x
今日の日経新聞朝刊コラムに載ってましたね。
これで又人が押し寄せるのでは?
取り壊されると聞くと私も見ておきたいです。
Commented by okuruma1970 at 2006-05-24 22:30
>>gopさん
あらら、全国紙に取り上げられましたか。
壊されると決まる前に取り上げられれば、少しは動向も変わったような気も・・・。
廃墟素人な方が不法侵入して、予期せぬ事態にならないことを祈るばかりです。
皆さん、トラロープはキチンと守りましょう。
Commented by やまうち at 2006-05-29 13:36 x
おクルマさんこんにちは。こちらでは初めまして、やまうちです。

白雲楼の新聞記事、私も見ました。全国ニュースになるとは驚きです。

僕が見学しているときもたくさんの人が訪れていました。桜が満開で、建物とマッチしてとても美しかったのが印象的でした。なかに入ろうとしている人もいましたが、内部は迷路のような構造で絶対に迷う上、床が落ち、天井ははがれ、柱もミシミシいっているため、軽い気持ちで入るとたいへん危険です。

さて、旧県立農学校本館「巌浄閣」はツボな建築です。塗り替えられたばかりの洋館は新築のようでちょっと違和感がありますが、このピンクっぽい色は重文の岡崎市公会堂を思い起こさせますね~ こういう建築がある学校の卒業生が羨ましいです。きっと誇りにしておられるんでしょうなあ。
Commented by okuruma1970 at 2006-05-29 22:38
>>やまうちさん
こちら(ブログ)へようこそいらっしゃいました。
白雲楼ホテルにそんなに見物客が来ていたんですか?私のときは人っ子一人・・・。
一見キレイそうなので、中に入れそうと誤解してしまいますが、危ないですね。
巌浄閣にしろ岡崎市公会堂にしろ、こすり出しした元の色がああいう感じだったのでしょうかねぇ。 見た目で文明開化を現すための、派手な色だったのかな。
同志社を見に行ったらたまたま卒業式でしたが、やはりレンガ建築をバックに記念撮影していましたね。 多感な高校生なら尚更でしょうね。 羨ましいです。
by okuruma1970 | 2006-05-16 22:23 | 洋館探訪記 | Trackback(1) | Comments(15)