南信と飛騨巡り(前編)

8月末にも似たようなエリアをウロつきましたが、9月下旬の24日(日)・25日(月)で、ROY氏と懸案解消に行ってきました。
ROY氏とは会社の同期のような関係ですが、一緒に出掛けたときに見損ねたものや、酒の席の話で見たいと同調したものが、"懸案事項"としてたまっていました。


まずは東名で西へ。 ちなみに今回の足は、306Cabrioletです。
キレイに晴れ渡った空の下、足柄SAで休憩すると、ルノーの初代5、俗称:縦サンク(縦置きFF)が停まっていました。 いい雰囲気ですねぇ。

d0054855_23204120.jpg


さらに西へ進み、袋井ICで降りて県道や国道を走って北上。
着いたのは、JR飯田線の中部天竜駅。

d0054855_23234449.jpgd0054855_23235741.jpg










察しのついた方はある意味重症かも知れませんが、JR東海が運営している佐久間レールパークという、鉄道博物館があります。 何もこんな山の中に、というような場所ゆえ、冬季休館、夏季以外は土日祝日のみ営業です。





屋内と屋外の展示がありますが、屋内には国鉄時代に使われていた用具や切符などが展示されていました。 懐かしいマルス端末(みどりの窓口で特急券などを発行する機械)も。

d0054855_2333837.jpgd0054855_23332252.jpg









最近のは液晶画面のタッチパネル式ですが、この型では駅名や列車名が書いてある板をパラパラめくって、駅名のところにピンを刺していました。

屋外には、飯田線で使われていた電気機関車ED62や旧型国電などが展示されています。

d0054855_23363513.jpg


一番貴重なのは、クモハ52でしょうか。
京阪神間で競争していた私鉄への対抗策として、昭和12年に導入された電車です。
流線型の先頭形状や下部覆いがカッコイイですねぇ。

d0054855_2337208.jpg


これは登場当時の姿ですが、引退間近の飯田線での雄姿はgopさんのブログでご覧ください。

ちなみに、この佐久間レールパークは特に懸案だったわけではなく、どうせ行くなら程度のオマケです。


次に向かったのは、酷道マニアには有名な"ヒョー越"。
国道152号線は、静岡県浜松市から長野県諏訪市を経て長野県上田市まで延びていますが、未だに2カ所が通じていません。
迂回する県道と林道がありますが、そのうちの一つ、静岡県と長野県の県境が"ヒョー越"で、以前から地図を眺めては通ってみたいと思っていた道の一つでした(どなたかのお名前に似ていますが・・・)。
ちなみに地図の青崩峠は、登山道として通じています。

d0054855_034714.jpg


武田信玄の南進の際、兵隊が越えた峠ということから、兵越峠というのが正式な名前のようです。
今でも長野県側と静岡県側とが、この地で綱引き対決をしているとか。
確かに長野県側を見下ろすと、数百メートルの谷が眼下に広がっていましたが、個人的には3桁国道として十分通用する道ではないかな、と思うぐらいは整備された道でした。

しかし、この迂回が大きな痛手に・・・。


そして向かったのが、長野県上松町にある赤沢森林鉄道
ここが本日のメインイベントでした、というかメインイベントのはずでした。

佐久間レールパークから赤沢保養林まで3時間ぐらいと考えていたのですが、標高1,000m級の峠を4つも5つも越えながら、4時間少々。
一縷の望みを持ちながら着いたのが、15時45分頃。
駐車料金所のおじさんに、今日はもう列車ないからお金はいいよ、と言われてガ〜ン。
最終のトロッコ列車の発車時刻、15時30分に間に合いませんでした(涙)。
7・8年前の懸案発生時も、こんな感じでした。

一応走っている姿を・・・。

d0054855_0174569.jpg


失意のうちに、言葉少なに保養林を後にする2人・・・。
赤沢森林鉄道についても、詳しくはgopさんのブログをご覧ください。


最後に向かったのは、本日のお宿「伊勢屋」。
伊勢屋は、中山道の宿場町であった奈良井宿にある旅館で、江戸時代の旅籠の建物が残っていて、今も泊まることができます。

d0054855_0302147.jpg


通りに面した客室4部屋だけが旅籠の建物で、うち3部屋は襖だけで仕切られた3間ぶち抜きの和室のため、空いていた当日は1組だけで使っていたようです。 奥の新館は、襖1枚で廊下、風呂はもちろん洗面所やトイレも共用の、懐かしい民宿といった感じでした。

夕食は、江戸時代の建物でいただけます。
全部で15人ほどが泊まっていましたが、机は全部くっつけて、よく言えば和気あいあいと。 メニューも旅籠の雰囲気の食事というか、民宿の食事なんでしょうね。
夕食後は、宿のご主人が、この建物や宿の話、街並み保存の話などを聞かせてくれます。

d0054855_0415937.jpgd0054855_0421356.jpg









まぁ宿泊施設としての評価はさておき、旅籠の雰囲気を感じられる宿でした。
食事の時間は飲みながらダラダラと、という雰囲気でもなかったので、部屋で続きを。
その日は早起きだったので、飲み干したところでウトウトと眠りに就きました。


(続く)
[PR]
トラックバックURL : http://okuruma.exblog.jp/tb/3915806
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by tomtomtoms at 2006-10-01 03:55
ピンで刺すの懐かしいです。
国鉄もいろいろ考えてあのシステムを考え出したのでしょうね。
なんかかっこよく見えたのを思い出しました。
まったりとして旅行いいですね。
でも、私は性格的に無理なのかな~。。(しゅん)
Commented by gop at 2006-10-01 06:05 x
色々紹介頂きありがとうございます。相変わらずタフですね(^^
奈良井の伊勢屋、私も泊まりました。旅館前で撮ったいすゞビックホーンのポスターが貼ってありませんでしたか。5ドアの初代サンク、見かけないですねぇ。
Commented by fuminoske at 2006-10-01 08:49
おはようございます。
佐久間レールパークなるものが、浜松市にあったとは知りませんでした。うちのふみのすけは比較的電車オタクで、電車博物館にはよく連れて行ってるのですが、ここは行った事がありませんでした。
今度行って見ます。(良く行くのは、金谷の大井川鉄道の博物館、明治村です)
Commented by seiuchi-porsche9 at 2006-10-01 11:21
中学生の頃にハマっていたHOゲージを納戸から出したくなりました(笑)
酷道マニアとは、素敵な言葉で、なるほどと思いました。
そして、やっぱりサンクに反応です。写真では判り難いのですが、この縦型サンクのルーフにある黒い物体は、当時流行った、後付のビニール製のサンルーフなのでしょうか?それとも単なるキャリアなのでしょうか?
サンルーフ設定がない車種のルーフに大胆にも金鋸を入れて取り付けていた後付黒ビニサンルーフのクルマに、今でもとても憬れています。
Commented by shoot_head at 2006-10-01 11:25
メインイベントは残念でしたが、それでも「旅」って感じがしていいですね~。
ワタシは宿の前で撮ってる写真にすごく情緒を感じました。
クルマでもバイクでも絵になります!
Commented by azmomohiro at 2006-10-01 12:06
ほうほう、なんかこのところ”旅”というものをしていません
いいな〜日帰りでちょこっとは多いのですが
電車関係は今イチ解りませんが、雰囲気が良いと訳も解らず
撮る事があります。
サンク良いですよね私も好きです、
特にTurboなんか良いですよね。
写真を見ていると、屋根が開くといいなぁ〜と
思ってしまいます。
Commented by five_senses at 2006-10-01 21:02
152号線は、これで完走ですね!? 「ヒョー越」という地名があること自体驚きです。 出張ドライブの下調べで秋葉街道という名前だけは知っていましたが。
ちなみに私も152号線を走り、ある所に行きたいと思っていましたが、ココではありません。okurumaさんは既に行ったのかな・・・とちょっと考えると、ちょっと楽しみでもあります。(笑)
Commented by COOPER99 at 2006-10-01 21:30
オフロードバイク持ちのオラは、近場の酷道ならほぼ制覇しています。
南アルプス近辺の酷道は、なめちゃぁいけませんて。(笑)
それにしても残念でしたね、リベンジ待ってます。
ロー麺は食べました?、コレも御約束ですよ。
Commented by gosyurin at 2006-10-01 22:19
佐久間レールパークって土日祝日しかやってないんですねぇ...
佐久間が浜松になっているとは知りませんでしたが、これまたエライ広さですね。浜松なんて、とても思えません。
パタパタ式(?)のマルス発券機も懐かしいです。今はタッチパネルだったりマウスでクリックだったり...というより最近の私はネットで予約して駅の自動発券機で出すのが殆どです。
Commented by Celeste at 2006-10-01 22:52 x
今回は鉄の旅だったんですね(笑)。旧型国電ですが、ワタシが子供の頃、この辺り(中国地方)ではアチコチでまだ現役でしたので、ひたすら懐かしいです。
しかし酷道マニアとは恐れ入りました(笑)。
Commented by okuruma1970 at 2006-10-01 22:58
>>tomtomさん
ピンで刺すのは懐かしいですよね。操作に憧れたのを実現してしまいました。
マッタリゆっくりの旅行に憧れますが、私はアクセク派です。
計画的な旅行もいいですが、行き当たりばったりの旅行も悪くないですよ。

>>gopさん
古い車両のソースを考えると、まずgopさんのブログが思い浮かびます。
やはりgopさんもお泊まりでしたか。ビッグホーンのポスターありましたね。
初代サンク自体が既に希少車ですが、5ドアは本当に珍しいですね。
Commented by okuruma1970 at 2006-10-01 23:08
>>fuminosukeさん
場所は山中にひっそりとですが、存在感は意外とありましたよ。
大井川鉄道へよく行かれているとは、スゴイ英才教育(?)ですね。
佐久間レールパークで、さらに勉強させてあげてください。

>>セイウチさん
中学生でHOゲージとは、優雅な環境だったのですね(憧)。
さすが目の付け所が違いますね。お察しの通りサンクはサンルーフ付でした。
サンルーフ付はミニカーでもありましたが、後付けでしたか、スゴイ。
Commented by Tristan987 at 2006-10-01 23:16
いやぁ~、マルス懐かしぃ~!!。昔は駅員さんがあの板をパタパタやってピン差して、我々は「さて、指定席取れるか!?」ってドキドキしながら待つのが楽しかったですよね。
さて、奈良井宿には実際に泊まれるお宿があったのですね。車は近くに停められるのでしょうか?。今度泊まりに行ってみようかなぁ?
Commented by okuruma1970 at 2006-10-01 23:17
>>shoot_headさん
車雑誌でこんな写真を見たような憶えがあって、撮ってみました。
ちなみに旅籠の建物に泊まられていたのは、このバイクのオーナーだったようです。 この旅籠が背景だと、絵になる気がしますね。

>>azmomohiroさん
優雅に宿に泊まれる旅ができるようになったのは、ここ最近です(苦笑)。
電車も建物もやはり雰囲気が大切で、いい雰囲気=いい被写体です。
9年も経つと剛性が落ちまくってユルユルですが、2日間ずっとお天気が良くて、屋根が開くっていいなぁと再認識しました。
Commented by okuruma1970 at 2006-10-01 23:29
>>five_sensesさん
いやぁ、まだまだ完走できていません。 飯田線完乗並みに大変です(笑)。
R152で他の場所ってどこでしょうか? もっと北の方ですか?
以前はこんな感じで地図に印を付けていましたが、最近はサボっています。
 http://homepage2.nifty.com/okuruma/car/renault5/r5map2.html

>>COOPER99さん
所詮クロカン車ではない普通車で行くヒヨっ子ですから、オフロードバイクで走り回るCOOPER先生の足元にも及びません(笑)。
そうかロー麺か、忘れていました(汗)。 次回はぜひ。
Commented by okuruma1970 at 2006-10-01 23:41
>>gosyurinさん
夏場は毎日営業らしいのですが、春秋は土日祝日だけのようです。
平成の大合併で、聞き憶えのない自治体名も困りますが、とんでもなく広がった自治体も困りものですね。 走っても走っても浜松市・・・。
JR各社でマルスの仕様が違うようですが、ネット予約でそれも過去のものに?

>>Celesteさん
ROY氏と出かけると、1つか2つは鉄ネタが登場します。
私が子供の頃の四国は、旧型客車が多く走っていたので、懐かしかったです。
ジムニーに乗って、という本格派ではないですが、地図のクネクネ道には惹かれるクチです(笑)。
Commented by okuruma1970 at 2006-10-01 23:54
>>Tristan987さん
子供の頃、あのパタパタとピン差しの操作を食い入るように見ていましたね。
結果待ちのドキドキ感かぁ(懐)。 悲しいかな今は全然ないですけど・・・。
100年以上前の建物は少ないようですが、奈良井宿に限らず、妻籠宿、馬籠宿にもお宿はありますよ。 基本的には宿場街は車の乗入禁止ですが、宿泊者が宿の駐車場に行き来する分にはOKのようです。 ぜひぜひ。
Commented by ROY at 2006-10-02 20:51 x
お疲れさまです。続編、楽しみにしております。
ここに書いていないことは、スペースの都合で省略したのか、オフレコなのか・・・・
Commented by okuruma1970 at 2006-10-02 22:18
>>ROYさん
お疲れさまでした。
ここに書いていないことは、ネタのために取っておいた方のことかな。
ともあれ続編もお楽しみに、ってROYさんの視点でも書いてくださいよ。
by okuruma1970 | 2006-09-24 22:49 | 国内旅行記 | Trackback | Comments(19)

Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも


by okuruma1970