韓国旅行1(飛行機&KTX編)
2007年 06月 15日
中国(上海、北京)とモンゴルに続き、アジアは3ヶ国目。
今年2月の北京旅行で格安ガイドツアーに懲りたのと、パックツアーより安そうだったので、いつもの個別手配にしました。
航空券はスターアライアンス系のアシアナ航空のHPで、ホテルはHISのHPで、それぞれオンライン予約しました。
パックツアーのカタログ表紙には、「ソウル2泊3日29,800円〜」とか書いてあるのですが、閑散期以外だと+1万円、土日が絡むと+1万円、午前出発・夕方帰りにすると+1万円、燃料サーチャージや出入国税が+1万円、便利そうなホテルを指定すると+5千円とか、さらに一人部屋+2万円とか、ジャンジャン跳ね上がっていきます。
ちなみに今回は、航空券5万円(燃料サーチャージ、出入国税込み)、ホテル2万5千円の計7万5千円でした。
そんなことはさておき、午前10時発のOZ107便に乗るべく、8時前に成田空港へ。
今回は成田〜仁川の便ですが、羽田〜金浦の便もあります。
飛行機はシートモニターがない、あまり新しくなさそうな飛行機でした。
2時間半のフライトで免税品まで売るためか、ウェルカムドリンクもなく、すぐに食事。
肉か魚とかを選ぶ余地はありませんでしたが、しっかり味が付いた焼肉に好みで付けられるコチュジャンもあって、お約束のビールも韓国ビール「OB」だし、早くも韓国気分。
あっという間に、仁川国際空港着。 空港の規模がとにかくデカイです。
仁川国際空港からソウル市街へは鉄道はなく、公共交通は現在バスのみですが、今年3月にA'REXという空港鉄道が開通したというので、乗ってみました。
ただしこの鉄道、今のところ仁川空港〜金浦空港だけで、市街へは金浦空港で地下鉄に乗り換える必要があります。 市街までの全線開通は、2010年の予定とか。
空港から駅への通路は少々狭かったですが、駅のエントランス(左下)は鉄骨をデザインしたガラス張りの屋根で、とても明るい構造です(夏は暑そうですが・・・)。
ホーム(右下)も似た感じです。
列車は1時間に1本の急行(座席指定)と、1時間に4本ほど走っている普通列車の2本立てで、料金は同じ3,100Wのようですが、時間の都合で普通列車に乗車。
普通列車は4ドアの通勤タイプ、急行列車は2ドアでリクライニングシートのようです。
一応撮ったのですが、ホームドアでよくわからないので、車両内外の写真はA'REXのHPをご覧ください。
ちなみに車内表示と車内放送は、韓国語と英語に加えて、日本語と中国語でも行われます。
30分ほどで、金浦空港駅に到着。
ここから地下鉄でエンヤコラ、50分ほどかけてホテルの最寄り駅まで。
今のところ、素直に空港バスで行き来した方が賢明のようです(苦笑)。
ホテルは、世界的なホテルチェーンのベストウエスタンホテルで、3月にオープンしたばかりのベストウエスタンプレミア・ホテル国都です。
21階建てで部屋は18階、デカイベッドで寝相が悪くても余裕です(苦笑)。
正直、もう少しランクを下げて、安いホテルでも良かったのではなかったかと・・・。
ここでノンビリしてしまうと根が生えそうなので、すぐに地下鉄でソウル駅へ。
韓国では、観光よりも焼肉よりも、まず韓国版新幹線KTXです(笑)。
ソウル駅は、KTXの開通に合わせて作られたらしい、近代的な駅舎です。
釜山まで行くと片道3時間ほどかかってしまうので、途中の大田(デジョン)まで。
エコノミー(普通車)で21,500W(3,000円弱)。 切符はクレジットカードサイズです。
10分毎ぐらいの、かなり高密度で運転されています。
日本の新幹線のように、いつでもホーム入場可ではなくて、15分ぐらい前になると発車時刻が点滅して、自動改札での入場が可能になります。
車両の先頭形状は若干オリジナルな感じを与えていますが、基本はフランスのTGVです。
韓国の鉄道は車両断面が比較的広めなようですが、KTXはTGVそのままなので、4列のエコノミー(左下)では結構狭く感じます。
座席は固定式で、全席が車両中央を向いている集団見合い式の配置です。
3列のファーストクラス(右下)は、座席・通路とも、余裕がありますね。
肝心な乗り心地ですが、基本的には客室の下には車輪やモーターの類はないので静かで乗り心地もいいのですが、往きに座った編成端だけはモーターがすぐそばにあるようで、うるさいし振動が伝わってきて、日本の新幹線以下でした。
(TGVは両端の機関車だけが駆動して中間は客車ですが、KTXでは高出力化のため編成端の台車にもモーターを付けているようです)
日本同様に車内販売(左下)が通りますが、この通路では狭そう。
感心したのが、携帯電話の充電器(下中央)。 編成に何ヶ所か設置されていました。
端子の種類とか、鍵のかけ方とかは不明ですが、携帯電話屋と同じなのかな。
トイレ(右上)もTGVと似たような感じ。 トイレットペーパーが、ロール式のように延々と出てくるタイプではなく、ティッシュペーパー式なのもTGV系と同じです。
ソウル〜大田(デジョン)は1時間ほどですが、最初の20分ほどは在来線区間をテレテレ走り、途中の30分ほどが本気モードの300km/h運転のようでした。
通路上に設置されていたモニターに、「293.5km/h」とか速度が表示されていました。
そういえば、昔は新幹線のビュッフェ車にも、アナログの速度計がありましたね。
降り際、車両のステップを見ると、何やらプレートが・・・。
「ROTEM Licensed by ALSTOM」と書いてありますが、TGVを製造しているフランスの車両メーカー・アルストムのライセンスの基で、韓国の車両メーカー・ロテムが製造した、ということです。
ロテムは、現代−起亜自動車グループの重工業メーカーのようですね。
そんな感じでキョロキョロしていると、あっという間に大田(デジョン)到着。
(続く)
なんともokuruma1970さんらしくって、素晴らしいです(笑)。
私も、ボクスターを使わない旅行となると、まずはどの列車に乗るか?を最初に計画します(爆)。
それにしても、韓国でこの車輌に乗れるんですね。今度行ってみようかな!。
今月号の「鉄道ダイヤ情報」では、アジアの超特急が特集されていましたが、日本の新幹線と合わせて、「超特急を乗り継ぐ旅」でもしてみたいものです。
そういえば、もうすぐ「N700系」にも乗れますね!!。
確かに、普通ではありえない観光の順番かも知れませんね。
10,000km飛ばず、1,000kmでTGV(風)に乗れるならお得かも知れません。
車なら通る道を、列車なら乗る車両を、まず選んでしまいますよね(笑)。
台湾新幹線にも乗ってみたいものです。 N700系は近くて遠いような・・・。
今回は、単なる観光旅行ですよ。
たまたま2週続いて、旅行三昧状態になってしまいました。
焼肉といっても、日系航空会社でも出るようなものですが、コチュジャンは韓国らしかったです。
電車のほか、旧ソウル駅と旧朝鮮銀行本店は見てきましたが、一番は国外脱出そのものが目的だったかも知れません。
アジアづいているというよりは、今までのように気軽に1週間休めなくなったというのが実情です(涙)。
KTXも開業が遅れたんでしたっけ?
型落ちかも知れませんが、デザインはオリジナル同様シャープで、十分静かで早かったですよ。
旧ソウル駅は、後日。
>>suzu-showさん
絵の雰囲気が気に入ったので、お花見時期以外で初めてスキンを替えてみました。
旅の醍醐味は、食べ物と乗り物ですね。