3日目-2 カタルーニャ音楽堂
2007年 12月 05日
まずは、私が世界最高の建築と思っているカタルーニャ音楽堂へ。
正面が狭い路地に向いているので、このような見上げた写真しか撮れないのが残念です。
ドメニク・イ・モンタネールによって設計され、今から100年前の1908年に完成した音楽ホールで、世界遺産に登録されています。
このモンタネールは、ガウディと同じ時期に活躍した建築家で、後に国会議員になるなど、当時の建築家の重鎮だったそうですが、日本ではその存在はほとんど知られていません。
私は2003年9月に初めてバルセロナに行ったときに見たのですが、その感動は忘れられません。
奇抜なデザインの中に建築の様々な要素を盛り込んでいるガウディ建築も、認めないわけではありませんが、バルセロナに行ってモンタネール建築を見ないのは、非常にもったいないと思います。
ちなみに、モンタネールやガウディなどによって、バルセロナ周辺を中心に建てられた建築様式を、モデルニスモといいます。
モデルニスモ建築に関しては、カタロニア近代の建築という本が詳しいです。
また、世紀末建築 2 モデルニスモと幻想の建築という写真集もあります。
正面入口にはレンガの円柱が並び、モザイクタイルで装飾されています。
見事な曲線のアーチです。
屋根の方を見上げると、音楽堂であることを物語るようなタイル画が作り込まれています。
細部に至るまでタイルが美しく貼り込まれていて、それだけでも素晴らしいです。
2階バルコニーの円柱は、それぞれタイルのデザインが違っています。
ただ残念ながらこの建物は館内撮影禁止なのです(涙)。
ちなみにガウディ建築は、基本的に撮影は自由です。
現役の音楽ホールとして使われていることも、理由なのかも知れません。
下の写真は、カタルーニャ音楽堂のホームページから引用したものです。
天井のステンドグラスは、何時間眺めていても飽きません。 素晴らしい・・・。
新婚旅行でバルセロナに来たのは、このステンドグラスを相方に見せようと思ってのことでした。 反応は、普通にキレイ、程度だったようですが・・・(笑)。
外観をワイドコンバーター(19mm相当)を付けて撮ったのが、下の写真です。
夜はライトアップされて、またそれもキレイです。
話は前後してしまいますが、この夜にコンサート(創作四重奏だったようです)で入場し、音楽はろくに聞かずに、館内を眺めていました。
昼間は、ガイドツアーで見学することができます(日本語はありません)。
また裏側エントランスにはカフェバーがあり、コンサート前や休憩時間中に一杯飲むことができます。 世界遺産の中で飲む、優雅なひとときでした。
昼間は外観の見学と夜のコンサートチケットを買っただけで、お買い物へ。
職場や友人、自宅へのお土産をたくさん買い込みました(帰宅後に撮影)。
自分たちのお土産として、普段履きの靴を購入。
以前茶色い靴を買ったので、今回は黒い靴を買いました。
ミドルカットで、靴紐の穴が細かく多くあいたタイプです。
日本でもチラホラ見ますが、CAMPERというスペインのメーカーのものです。
相方は右下の靴を一目惚れで買っていましたが、私も買うつもり無く見ていてクラッと。
日本のコンサートは、6時とか7時頃に始まって8時とか9時頃に終わるのが一般的だと思いますが、彼の地では8時とか9時頃始まるのが普通のようで、ご多分に漏れず8時半の開始。
ということで、コンサートの前に腹ごしらえ。
スペインオムレツやタコのガーリック焼きなどを食べながら、サングリアというワインを飲みやすくしたものを飲みました。
この後、8時半から11時頃までコンサートを聞き流しつつ(笑)、館内見物を堪能しました。
(続く)
帝蚕倉庫 事務所(旧 生糸検査所 倉庫事務所)について記事をアップしたので
リンクをはらせて頂いた御連絡とカタルーニャ音楽堂の美しさに
写真からも圧倒させられますね。
すばらしい建築です!!
コンサートを聞き流しながら、館内見物ってのも乙ですねぇ。(笑)
リンクしていただいて、ありがとうございます。
横浜には行っても仕事の用事が済むとトンボ帰りばかりです(涙)。
バルセロナには、ガウディ以外のスゴイ建物があると知っていただければ幸いです。
>>COOPER99さん
そうなんです、中はもっとスゴいんです。
料理の善し悪しもよくわからないのですが、建物目当てで高めのレストランにも・・・(笑)。
日本も単体であれば素晴らしい建物もあるのですが、
含めて街並みとしてみると、オレが!オレが!で歪なんですよね
CAMPER・・・愛用しております、履きやすく足に優しい靴ですね。
お土産を綺麗に並べているokurumaさんを想像すると、
ニヤリ(笑)
結構、値段も高めで失敗の時も多いけど。
だけど、ここはなんかリーズナブルっぽい感じもするけど・・・
日本の場合がちょっとぼったくりっぽい店が多すぎるのかな??
でも、この靴、女性用も男性用も両方ともいいなぁ・・・
古い宿場町とかは街並み保存していますが、残念ながら日本には古いものを活かすという考えがあまり無いですね。
CAMPERは履いてみて、足に優しいのがよくわかりました。
お土産を並べている姿を想像されると・・・(汗)。
>>むにゅさん
大阪のシェ・ワダとか、行ってみたいんですけどねぇ。
このお店はリーズナブルですが、富士屋ホテルや奈良ホテルのレストランとかのお話でした。
CAMPERの靴は、履きやすいのに不細工じゃない、デザインもなかなかです。
飾り具合と作り込みが、まるっきり現実味が無いくらい。
写真では、何となくディズニーランドに見えてくるし。
CAMPER、ちょっと高価くてなかなか買えないのよねぇ。
スペインで買うと安いの?
写真に人物が出てくると、妙に現実味と言うかライブ感と言うか
楽しそうに見えるものなのね。
音楽や絵画などに興味がある方なら、一挙両得なのでしょうが、私は芸術方面は非常に疎いもので・・・。
ステンドグラスはキレイですよね。
お酒も入っていたので、私も後半はzzz(笑)。
>>HFさん
写真の腕によりテーマパークのようにも見えますが、実物を見るとやはり本物は違いますよ。
CAMPERは以前のレートなら半値ぐらいだったかも知れませんが、今は2割3割安ぐらいのようです。
人が写ると、確かにリアルな感じがしますね。