カテゴリ:Boxster購入記( 7 )

ふと冷静になると

初めて見て気になりだしてから1ヶ月弱、PC初訪問後9日、試乗した翌日には契約してしまった衝動買いでしたが、納車が心待ちな反面、少し冷静になっていろいろ考えが巡ってきました。

一番が、契約したそのものの車に試乗していなかったこと。
試乗したのは2.7のATと3.2Sの6MTで、契約したのは2.7の5MT。
高速で高回転時の2.7Lの音の良さは感じましたし、乗った時点では加速は十分と思っていたのですが、その後街中で3.2Sに乗ったときの加速感は頬を緩ませるほどでしたし、4,000rpmでも音の良さは絶品でした。
また展示車の5MTも十分節度がありましたが、走っても試乗車の6MTのような感触が得られるのか、ふと不安になりました(ちょっとシフトフィール・フェチ)。

もっとも、絶対3.2Sの方がいいと思ったところで120万円のエクストラが出せるような状況ではありませんでしたし、せめて6MTだけはと思った時点でオーダー車の半年ウェイトが待ちかまえていたわけで、現実的ではありませんでした。

二番目が、同じ色の実車を見ていなかったことです。
雑誌で見たのは黄色や赤といった目に眩しいソリッドカラー、また試乗したのは紺色の濃色系。いずれもあのボディーラインにとても映えるのですが、俗にポルシェらしいと言われてきた明るい銀色の987は見たことがありませんでした。
見たことがない+広報車・試乗車にない=オーダーが少ない=見込み発注も少ない=パッとしないから?=ボディーラインに合ってない? なんて思ったりしたのでした。
自分で望んだ色とはいえ、実車を見ていないのは少々不安でした。

三番目は、走る道が変わるのではないかということです。
最初の車ルノー5(サンク:2代目)、2台目のプジョー306とも、高速コーナーを攻めるというよりは、クネクネ曲がった道でハンドルを切るのを楽しんでいました。
対してボクスターは、全幅1,800mmの踏ん張りが効きそうなボディーに240PS(個人的にはハイパワー)のエンジンということで、自ずと高速コーナー寄りの車なのではないかと。
傾向が違った道に合っているであろう車で、今まで楽しんでいた道でも楽しめるか、もしくはマインドリミッターが低い自分が高速コーナーで楽しめるか、という点が心配でした。

最後はご近所の目です。
契約するまでは舞い上がっていて、そんなことはこれっぽっちも考えていなかったのですが、契約する直前に一応家主である父に言っておいたところ、契約して帰宅後それらしきことを言われました。
自宅があるのは東京23区内(PC世田谷徒歩圏というだけでバレバレ)ですが、下町の雰囲気も多少感じる狭い路地なので、挨拶したりなんかもします。
ただですらいい歳して居候なのに、オープンカー2台も持って・・・ってところでしょうか。

短期決戦でカァッ〜と頭に血が上った少々ハイな状態で契約してしまったことも否めず、契約して落ち着いてから、これらのことについてようやく考えが回ったのでした。
衝動買いしても根は慎重派なので、落ち着いたところで心配性が出てきたというところでしょうか。
まぁ買ってしまったからには楽しまなきゃ、という考えで1ヶ月ほどを乗り切りましたが、これから契約に望まれる方は、一応これらのことも頭の片隅に入れてご検討ください。

頭の片隅に入れたところで、実車を目にするとス〜っと消えてしまうことでしょうが、以前楽観的な苦悩で挙げた、買うに当たって前車の処遇やお金と置き場の問題などよりも、現実味を帯びた課題を挙げてみました。
ちなみに納車された今となっては、全て杞憂に終わりました(最後のご近所の目は??)。
ご安心ください。
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by okuruma1970 | 2005-06-29 23:50 | Boxster購入記 | Trackback | Comments(4)

衝動買い

試乗して、「一晩考えてきます」とPC世田谷を後にしたものの、友人から飲みに行こうと誘いがあり、終電近くで帰宅。というわけで全く考えないまま、翌日4月17日(日)の昼頃起き上がりました。

また例によって、買っちゃったよボクスター物欲番長〜ボクスター購入への道〜を繰り返して読んで見るも、当然ながら買わない方がいいという情報は得られず、かといって決定的に買った方がいいという情報も得られないまま、時間だけが過ぎていきました。
そんな中、営業氏から「いかがですか? 3時過ぎには戻ると思いますので、お待ちしております」と電話がありましたが、「まだちょっと考えています」と答えたのみ。

さらに1時間ほどブラウジングするも結局決めかねて、ひとまず申込金を持って(この時点で落ちてましたね)見に行こうと思い立ちました。
PC世田谷の前で「ここで入ったら絶対買っちゃうよなぁ」と思い、試乗車を眺めながら通り過ぎましたが、やはりチラッと見ただけで落ちてしまいました。
1本先を曲がり、試乗コースの裏道からPC世田谷へ吸い込まれていきました。

「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。」と営業氏が登場。
営業氏は直球を避け世間話から始めてきましたが、徐々に核論に迫り、「絶対に後悔しないとお勧めできますが、いかがでしょうか?」と。
そこでとうとう「はい、お願いします」と言ってしまいました。

ここからは、最終的な支払金額の話になってきます。
見積もりでは700万円を数万円超えていましたが、オーナーズキット(フロアマットと小物類)46,200円をフロアマットのみ17,745円に替えて、昨日の話通りカーナビの値引きを少しがんばってもらうことで、700万円ちょうどにしてもらいました。

あとは、色(アークティック・シルバー・メタリック)を実車で確認しました。996を指して「この色ですよね?」と聞くと、「いえ、こちらの色です。」と997のところに案内されました。
私には区別が付かない似たような色だったようでしたが、いずれにしろ明るい銀色です。

契約書は手書きでビッチリ書く欄があり、書くだけで一苦労のようでした。
納車は約1ヶ月後、5月中旬〜下旬ごろとの話でした。
店先を歩く歩行者の目を気にしながら申込金100万円を手渡し、契約が完了しました。
5時頃PC世田谷に着き、終わったのは7時頃でした。

その後の雑談で「お友達2人で一緒に買われた方もいるんですよ」という話になり、「その方ブログやってませんか?」と聞くと、「結構見に来られる方が多いようですよ」との返事。
やはりこの営業氏は、harua1971さんの買っちゃったよボクスターに登場している「担当K氏」でした。


一般にポルシェ車の納期は4ヶ月〜半年と長いようですが、細部にわたるオプションの設定があり、好みの仕様に仕上げることができます(その分お値段もかかりますが)。
私は運がいいことに、たまたま希望とほぼ一致した見込み発注車があったので、契約後1ヶ月で納車されることになりました。

路上で実車を初めて見てから1ヶ月弱、初めてPC世田谷を訪れて9日目、訪れること3回、試乗した翌日に契約してしまいました。
実は私は、デジカメなどを買うにも雑誌やインターネットでリサーチし、買うまでに1ヶ月近くかけるような性格です。さらに月給ほどの時計では、欲しいと思ってから10年、いざ買おうと思い始めてからも2〜3ヶ月ほど考えて買いました。
そんな私が、年収を遙かに超える高価な高価な車を衝動買いしてしまいました。

ボクスターって、ポルシェって、恐ろしい魔力を持った車です。
決して悪いことは言いません、冷やかしでポルシェセンターに行かないことです。
でもSLKにしようかな、Z4にしようかな、と悩んでいるような方は、ぜひ行ってみてください。
同乗走行でクラッときて、試乗するとコロッと落ちます。ご注意ください。
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by okuruma1970 | 2005-06-23 23:22 | Boxster購入記 | Trackback | Comments(11)

試乗すると

電話で打ち合わせた土曜日、朝からPC世田谷へ。
テーブルで「ご検討いただけましたか?」から始まって軽く話をした後、試乗へ。

2.7のAT(LHD)で、まずは営業氏の運転で第三京浜の高速試乗へ。
第三京浜までの道すがらいろいろ話をしたのですが、「私、カートやってるんですけど、云々・・・」など、どっかで聞いたような話だなぁ、そういえばharua1971さんの「買っちゃったよボクスター」に出てくる営業K氏も、ってこの営業氏の名前もK氏だ。この人があのK氏か?などと思っていました。

第三京浜に入って快音を発しながら加速すると、あっという間に***km/hなんて出ていたりします。でも***km/hも出ているのに、とても安定しています。
306Cabrioletだと、それより40km/hぐらい遅くても、継ぎ目でブワンと揺れたりして、ハンドルを握り締めてしまいます。
「ポルシェだと、高速走るの楽ですよ、前の車がよけてくれますから」と営業氏。そういえば大抵の車がよけていきます。またレーンチェンジも、ロールを伴った感じの306Cabrioletと違い、スパッと移っていきます。

あっという間に保土ヶ谷PAに着き、前後左右斜めから外観を眺めると、やっぱりカッコいいですねぇ。
そして帰りは、ボクスター初運転。私は元々シートをかなり前にスライドさせて座るのですが、やはりボクスターでも同じでした。

PAからの合流路でのグワッという加速にギクシャクしつつ、一旦高速を降りてUターン路へ。ハンドルがクイッと切れます。そして再び高速に乗って、アクセルを踏み込むとグググッと力強い加速と、クワァーンという快音。
「一番左側のレーンにいるあの白いクラウン、覆面かもしれません」と教えてもらいながら、周囲の流れに乗って比較的ゆっくり走りました。
3車線の中央レーンで、クワァーンと加速してから惰性で速度を落とすのを何度か繰り返したり、レーンチェンジでハンドルの切れの良さに感心したりしました。
また料金所前でブレーキを踏むと、踏んだ分だけ効くブレーキってこういうものか、と思いました。

高速から一般道に降りると、306と同じ左ハンドルでも車両感覚に戸惑います。
四隅が丸みを帯びて、しかも流線型のなで肩ボディー。車線変更するのにも、どのミラーを見て良いやらキョロキョロしたり。
でも街中を走っていても、幅の広さは思ったより感じませんでした。

一旦PC世田谷に戻り、今度は3.2SのMT(LHD)に乗り換えました。
通り沿いのPC前でも、エンジン始動直後はエンジン音が大きいです(2.7でも似たようなものですが)。
クラッチは特に重くなく、トルクがあることもあってエンストせず、素直につながりました。6MTは適度な重さで節度があって、とてもいい感触です。

交通量が少なめの裏通りで加速を試みましたが、4000rpmぐらいでペダルを踏む足を緩めてしまうほどでした。
それにしてもハンドルが良く切れます。
後で調べてわかったのですが、最小回転半径は5.2m。自分では小回りが利くほうだと思っていた306Cabrioletが5.5mということで、よく曲がるはずでした。
タイヤとタイヤの間にエンジンを横に置いたFFと比べ、エンジンがないMRでは、ハンドルの切れ角が大きくて当たり前なんですね。

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試乗コースの周回路で、「もう一周しますか?」の問いに、すかさず「はい」と答えて、もう一周してしまいました。
横で見ていた営業氏は、「もう慣れてますね、運転しやすいでしょう」「ずっと笑顔ですよ、かなり気に入られたようですね」と殺し文句を続けてきます。
加速時の快音にシフトフィール、クイックなハンドルなど、確かに運転していて楽しいことこの上なく、ずっとニヤニヤしていたんだと思います。

PC世田谷に戻り、「かなり気に入っていただけたと思いますが、いかがでしたか?」と営業氏。
「いやぁ、乗ってはいけないものに乗ってしまいました」、私は完全にやられていました。
昨年秋にルノーのMeganeRSに乗ったときも「いけないものに乗った」感じがしましたが、その数段上でした。

「アークティックシルバーメタリックの2.7MTはまだありますよ」「カーナビは付けますか?」「どこかお好きなメーカーありますか?」「カーナビを付けると、全部で700万円を少し超えるぐらいですね」「ご契約いただければ、カーナビの値引きで、もう少しがんばります」と続けてきます。

また「自動車保険は○○等級ですと、車両保険込みで△△万円です」「プジョーの保険は新規で見積り作っておきますね」、そうやって外堀をどんどん埋められていきます。
最後に「タダですから予約しておきましょう」と言われ、今回は「お、お願いします」と言ってしまいました。
しかし、そこで最後の抵抗を試みて、「一晩考えてきます」とPC世田谷を後にしました。

それにしても、試乗すると十中八九落ちます。
ご注意ください。
(続く)
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by okuruma1970 | 2005-06-17 20:18 | Boxster購入記 | Trackback | Comments(8)

楽観的な苦悩

各方面の情報から、2005年モデル(MY05)は売り切れ、早くても年末ぐらいの納車とタカをくくって、PC世田谷へ行ったものの、希望そのままの仕様の見込み発注車が見付かってしまいました。
そこで、絶対価格の高さはさておき、買うに当たっての問題点を整理してみました。

(1)ボクスター1台でこと足りるのか
私は独り者で電車通勤なので、車に乗るのは週末のみ。どう見ても1台で十分ですが、いい歳して居候の身で、家には車1台なので、年に数回両親を乗せることもあります。
また車中泊をしながら、日本全国を走り回る放浪癖もあり、2座のボクスターではできなくなってしまいます(いい歳してるんだから宿と泊まれ、というご意見も多数あり)。

(2)裏を返せば306Cabrioletをどうするか
売るべきか、持ち続けるべきか。
プジョー306Cabrioletは、ピニンファリーナ製の流麗な4座オープンカーです
が、もうすぐ丸8年。ラテン車の常で、既にディーラーでは下取り額が付きません。
ちなみに車検は2004年7月に通したので、2006年7月まで車検はありません。
正直、今でもこれほどデザインと実用性を両立している車は他にないと思っています。

(3)置き場
置き場に関しては、幸か不幸か2台分のスペースはあります。
が、306Cabrioletは雨漏りがあるので屋根には入れたいけど、ボクスターを野ざらしというのも。
しかも狭い路地の切り返しで、全長全幅とも306Cabrioletより大きいボクスターが入るのか。

(4)購入費用の当てはあるのか
約700万円。
でも700万円あったら、家の頭金になるよなぁ。
10年後とかに家を買おうとしたとき、あの700万円があればもっと広いのが買えたのに、と思わないか?(ポルシェ買うのにみみっちいことを考えるな、って言われても所詮ぺーぺーサラリーマンですから)。

(5)維持費は
輸入車を2台乗り継いでいる経験から、ベラボウな費用はかからないだろうという見当は付きますが、何せ相手は大衆車ではなくポルシェですから。
オイル交換は30,000円ほど、タイヤは2万km前後で100,000円ほどとか。
自動車保険の料率は常識的な範囲らしい(306Cabrioletは一時期最高料率だった)。

(6)何年乗り続けるのか
来春には異動があるはずです。
次は実家通勤圏か否か、雪国(3年前は秋田勤務)か否か、休日に走りに行く気力が残っている職場(今はラク)か否か。
居候なら家になんぼか入れておけば済みますが、アパート暮らしになると金は大丈夫か?
また、浮いた話の一つもありませんが、いい加減いい歳なので、数年後にはどうなっているかわかりません。


(1)については、絶対無理ではないけれど、2台あった方がいいよなぁ、という感じです。
(2)については、下取り額は付かないし、4人乗れる車を持っておいた方が良さそうだし、掛かるのは税金と保険ぐらいということで、ひとまず2006年7月の車検までは持ち続けることにしました。
(3)については、トップの写真の通りボクスターを屋根に入れました。またサイズ以上に最小回転半径の小ささが効き、入れやすくなったほどでした。
(4)については、7・8年手つかずの給与引き落とし社内貯金が、頭金に化けました。家については、考えないことにしました。
(5)ぐらいであれば、なんとかなりそうです(多分)。
(6)ばかりは運ですから、考えても仕方がないですねぇ。

というわけで、苦悩という割には、多分に楽観的に考えていたのでした。
特に(3)の置き場があったため、(2)の306と2台所有が可能という見通しがたったおかげです。306Cabrioletからの買い替えとか、2台でも外に駐車場を借りるとなると、すんなりとはいかなかったでしょう。


そうしているうちに、営業氏から来店のお礼と雑誌記事のコピーが送られてきました。
購読しているENGINE誌のほか数誌分ありましたが、本屋で読んでいたのに、改めて食い入るように読んでしまいました。

またその翌日、「ご検討いただけましたでしょうか」という電話が。
頭の中では妄想シミュレーションを何度となく繰り返していましたが、「やはり運転してみないと」とちょっと素っ気なく答えてみました。
「それでは、今度の土曜日はいかがでしょうか? 2.7のATと3.2SのMTがありますが、2.7とMTと両方乗ってみますか。 午前中ならどちらのクルマも空いています。」と来店時帰り際と同じく波状攻撃。
しかし興味は勝てず、「では土曜日10時頃伺います」と、術中はめられモードで答えていたのでした。
(続く)
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by okuruma1970 | 2005-06-04 21:34 | Boxster購入記 | Trackback | Comments(0)

PC世田谷初訪問

4月初旬にこんなふうに妄想していたわけですが、まぁせっかくディーラーに行くなら記念品がもらえるフェアのときがいいなぁと思ったわけです(セコい)。
と思ったら、直後の4月9日(土)・10日(日)にありました。
オリジナルレザーケース入りのポストイットがプレゼントされるらしい。

その週末は、9日早朝は友人HF君と箱根ドライブ、9日夕方は建物仲間の結婚お祝い、10日昼は花見、と珍しく用事が詰まっていたのですが、9日の昼なら行けるかな、と思いました。
箱根ドライブはHF君のNewMini仲間の都合が悪くなったらしく、行くだけ行って、軽いウェットの長尾峠をチョロッと走って、10時頃には帰ってきました。
さすがに天下のポルシェディーラーに行くのに、泥まみれ(年末から3ヶ月洗車していなかった)じゃ相手にしてもらえないかもと思い、久々に洗車。
洗車をしていると、フロントガラスに大きなヒビを発見。こちらは別項で。

行く前にもう一度「買っちゃったよボクスター」「物欲番長~ボクスター購入への道~」でおさらい。
良く読んでみると、MY05(モデル・イヤー2005の意?)は売り切れたとか、MY06だと早くて年末納車とかいう話も載っていました。
私は今の職場(比較的ラク)で4年目に入っていますが、5年目はないと言われているので、乗るなら今年しかないなと思っていました。
今年前半の納車はなさそうというのは、本気モードの方なら悲観的に受け取るのでしょうが、私の場合は逆にプッシュされても断りやすいな、と気楽に構えられました。

3ヶ月ぶりにピカピカになったプジョー306Cabrioletに乗り込み、15分ほどのところにあるPC世田谷へ。
敷居が高いのではという危惧もありましたが、フェアということでメカの方が旗を振って誘導していたのと、メルセデスCクラスやBMW3erなどが停めてあったので、ちょっと安心としながら敷地内へ駐車。
外に停めてあった試乗車らしきボクスターをジロジロ覗いていると、扉を開けて出てきた営業氏に、「中にもありますよ」と促されて建物内に。
「こちらへは初めてですか?」「ボクスターをご検討ですか?」などの問いかけに「はい」と答えつつ、展示車をさらにキョロキョロ。

3台展示してありましたが、事前学習のおかげで、Boxster(5MT)、Boxster(AT)、BoxsterS(6MT)と判別できました(よく見りゃバッチが貼ってありましたが)。
決め打ちしてきたBoxster(5MT)を食い入るように見ていると、「よろしければ、シートにもどうぞ」と言われ、座ってみました。
 意外と広い。
 シフトフィールは結構いい。
 クラッチは重くない。
というのが第一印象でした。

出るときに、シート低っ、と思いながら、営業氏よりシートの調整や幌の開閉方法、アルミ製ボンネットやトランクの広さなどなど一通り説明を受けました。
その後テーブルに座り、ポルシェとはスポーツカーとはミッドシップとは、などボクスターの特徴・長所の話を聞きました。
そして「話を聞くよりも、横に乗ってみますか?」と言われ、外にあったBoxsterS(6MT)へ。
エンジンを掛けると、やはり勇ましい音がします。

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話の続きを聞きながら住宅街を抜け、ちょっとした直線の手前で前車との間隔を開けて加速、カーブをちょっと速めにコーナリング、きつめのブレーキングなどを体感させてもらいました。
ちょっと怖かったと書かれている方もいらっしゃいましたが、私は逆に、この車は安定しているな、この人の運転は安心だな(ポルシェディーラーの方なので当然なのでしょうが)、と思いました。
あとは音。シビレました。

ふたたびお店に戻り、カタログと記念品のポストイットをいただきました。
ちなみにカタログは、A5版ハードカバー120ページの超豪華仕様で、IWCやJaeger Le Coultre(スイス製の時計)のカタログと同じ雰囲気です。

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そして購入時期と希望の仕様を聞かれました。
306の車検は関係ないので、買うなら早めですね。
2.7Lの5MTで色は銀色がいいなぁと思っています、と伝えました。

すると意外な返事が。
「黒とか黄色とか言われたらどうしようかと思ったんですが、銀色(アークティックシルバーメタリック)ならちょうどありますよ。4月下旬に入港します。」
「へ?」
「付いているオプションは、キセノンヘッドライト、ウインドディフレクター、シートヒーターにオートエアコンです。いかがですか?」
「オートエアコンはともかく、考えてきたとおりです。」

PC世田谷を含む系列の都内3店舗で、国内販売のかなりの割合を占めるため、インポーターのPJ(ポルシェジャパン)ではなく、ディーラーとして見込み発注しているそうです。
最低限の仕様なのでしょうが、机上妄想してきた仕様とほぼドンピシャでした。
買わないつもりというか、どうせ年末までは納車されないと思って来たのに、あったんです。
いかんいかん。

「見積もり作ってみますね。」
カタカタとパソコンを叩き、「6,735,770円になります。」
「意外と諸費用がかからないんですねぇ。車両保険入れても700万円に収まりそうですね。」
とカタログを再読すると、車両本体価格569万円には、消費税が含まれていました。

買えなくもない、でも絶対額は高すぎる、と頭の中で葛藤が。
さらに、ボクスターは人気ですから動きが速いんですよ、予約だけならタダですから予約しときましょうか、パワーローン(数年後の下取り残価を差し引いたローン)を使うと月々の支払いは○万円ぐらいですよ、先にローンの与信を通しておきましょうか、と営業氏が甘い言葉を続けてきます。
このままでは営業氏の術中にハマってしまうと思い、「ちょっと考えてみます」と言って、ひとまずその場を去ることにしました。

その夜の結婚祝いや翌日の花見の席では、ボクスターが頭の中でチラチラと浮かんでは消えていました。
(続く)
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by okuruma1970 | 2005-06-02 02:29 | Boxster購入記 | Trackback | Comments(18)

机上で妄想

何か気になるブツが現れたとき、私の場合、机上でいろいろ調べてみます。
最初に、ここ数年購読しているENGINE誌を読み返してみます。

まずは仕様。
ボクスターには、2種類のエンジンに、それぞれMTとATが設定されています。
 Boxster(排気量2.7L)5MT・5AT
 BoxsterS(排気量3.2L)6MT・5AT

何のためにボクスターが欲しいか、ワインディング・ロードや屈曲路をクイクイ走りたい、と考えると、AT車は候補から落ちます(あくまでも私の場合です)。

次に排気量とお値段の関係。
オプションの付かないボクスターの標準価格は、
 Boxster 2.7L・5MT:569万円(5AT:611万円)
 BoxsterS 3.2L・6MT:686万円(5AT:728万円)

雇われ勤め人、しかもぺーぺー社員の私には、背を伸ばしても2.7LのBoxsterでいっぱいいっぱいなので、自ずとBoxster(2.7L)の5MTに絞られます。
他雑誌も含めたインプレッションを読んでみても、「2.7Lで十分」とか、逆に「2.7Lの方がいい」という記事が多く見受けられたように思います。
と、高い方を買わない(買えない)理由を、自分に言い聞かせたわけです。


次に最近の主流であるインターネット検索です。

 boxster 987

こう入力して、かなり上位でヒットするのが、
harua1971さんの「買っちゃったよボクスター」です。
検索すると、最近はブログがヒットすることが多くなりましたね。

検索した4月上旬の記事から、ブログを始められた2月まで一気に読みました。
オプションはこんなのにあるのかとか、いい気になって付けていくと平気で100万円越えちゃうのかとか、目から鱗の落ちる思い。
ボクスターを買おうと思う方で、「買っちゃったよボクスター」より先にこのブログを読んだ方は多分いないと思いますが、もしいらっしゃったら、悪いことは言いません、まず「買っちゃったよボクスター」をお読みください。

あとはchu-yaさんの「物欲番長~ボクスター購入への道~」ですね。
いずれのブログでも、オプション選択の苦悩が切々と伝わってきます。

私の場合は、車両本体だけでいっぱいいっぱいなので、オプションは基本的に最低限に留めたいところです。
そんな私が選んだオプションは、3点だけ。
 (1)バイキセノン・ヘッドライトシステム:147,000円
 (2)ウインド・ディフレクター: 57,750円
 (3)シートヒーター:68,250円
少なくとも(1)と(2)は、購入者のほぼ100%が付けるでしょうね。
(3)は、オープンカー所有の経験から欲しかった装備です。

本音を言えば、6MTも付けたいところではありましたが、スポーツパッケージといってPASM(アクティブ・サスペンション)とセット・オプションとなり、336,000円もするため無理かなぁ、と。
ちなみにスポーツ・パッケージ(336,000円)からPASM単品オプション(273,000円)を差し引くと、63,000円。
さすがにそんなに安くはないでしょうが、6MTのみ10〜15万円ぐらいのオプションがあったら、間違いなく付けていたでしょうね。

あとはボディーカラー。
ソリッドカラーは、黒、赤、白、黄の4色。
メタリックはカラーは、黒、銀、濃銀、ガンメタ、濃紺、ガンメタ、濃赤、緑メタの8色。
スペシャルカラーは、5色(微妙すぎて表現できません)。

洗車嫌いの私は、汚れが目立ちやすそうな濃色系、白、黄はNG。
プジョー306Cabrioletは赤系なので、赤系もパス。
汚れても目立たなそうで、ポルシェなら銀でしょう、という安直な考えから、「アークティックシルバー・メタリック」なる銀色を選びました。
ちなみにこの色はメタリックカラーなので、+147,000円のオプション追加。

というわけで、420,000円分のオプション装着となりました。
中古車なら買える値段ですねぇ。
ちなみに、この時点で車両価格は600万円を超えています(569+42=611万円)が、よくある話で既に金銭感覚が麻痺させられています。

と、まぁこんな感じでオプションを考えていったわけです。
が、後から知った話ですが、実はポルシェ・ジャパンHPに素晴らしいコーナーというか機能がありまして、これらを視覚的に反映させつつ、金額もはじいてくれる「ポルシェ カーコンフィギュレーター」というものがあります。
試算だけならタダですから、ボクスターに限らず、ポルシェに興味がある方はお試しあれ。


これに税金やら登録費用やらが15%ぐらいがかかって、車両保険を付けると、720〜730万円ぐらいか?と見当を付けました。
こんなふうに机上で妄想していたのが、4月初旬のことです。
(続く)
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by okuruma1970 | 2005-05-26 23:23 | Boxster購入記 | Trackback | Comments(7)
納車とその後のドライブが先になってしまいましたが、ボクスター購入までの経緯について、何回かに分けて書いてみたいと思います。


まずは今から遡ること8年前、プジョー306Cabrioletを買うときに、最終的にはプジョー306CabrioletとBMW Z3、そしてMGFの3台を比較したのですが、登場間もない先代986型ボクスターも気になっていました。
共通点は屋根が開くこと。
そのときはオープンカーが欲しかったのです。

価格帯は、306:300万円台半ば、Z3:300万円台半ば、MGF:200万円台後半に対して、Boxster:600万円台前半と突出していました。
当時私は入社4年目の20台半ばで、ボクスターを買うとすれば死ぬ気のローンが待ち受けていたので、買っても乗り回すお金がない状況は避けたかったのと、そのときは納車1年待ちという雑誌等の情報もあって、カタログ請求で諦めたのでした。
考えてみれば、がんばれば手の届くポルシェとしてボクスターそのものが登場した直後だったので、987の登場時よりも期待と人気は高かったと思います。

結局そのときは、今も所有しているプジョー306Cabrioletを買い、7年以上の間、これを差し置いて欲しいと思える車は思い当たりませんでした。
もちろん快適性や走りの面で秀逸な車はたくさん登場していますが、デザインと実用性の両立という点で、個人的には今でもプジョー306Cabrioletを越える車は無いと思っています。(ボクスターの話を書くはずが、今でも306Cabrioletに惚れている話になってしまった)


前置きが長くなりましたが、現行の987型ボクスターを初めて見たのは、今年3月20日のお墓参りの帰りで、PC世田谷のそばですれ違ったので試乗車だったのかもしれません。
実はマイ・フェイバリット・ポルシェは964型の911で、986・996のティアドロップ形ヘッドライトにはちょっと違和感があったのですが、997と似た丸形(楕円?)ヘッドライトに変わった987に、オッ!と思ったのでした。

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また、その数日後に発売された自動車雑誌各紙に、絶賛のインプレッションが掲載され、気になり始めたのでした(写真はENGINE誌2005年5月号の記事ページ)。
というわけで、実は気になりだしたのは、たった2ヶ月前。
早い方なら納車された頃、もしくは現在今はまだかと納車を待っている方がオーダーをした後という、非常に遅い時期だったのでした。
(続く)
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by okuruma1970 | 2005-05-24 23:05 | Boxster購入記 | Trackback | Comments(4)

Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも


by okuruma1970