北海道旅行(旭川編)
2009年 09月 21日
目的地は、もちろん旭山動物園です。 ご想像通り、相方のリクエストですが・・・。
札幌からは、JRの特急スーパー宗谷号に乗り込みました。
この列車は、その名の通り宗谷岬近くの稚内まで5時間近くかけて走る列車で、旭川以北の非電化区間を走るため、ディーゼルエンジンで走ります。
旭川止まりの特急に乗ればいいものを、わざわざ乗ってしまいました(笑)。
今回は、札幌~旭川の自由席特急での往復と動物園までの往復バス代、そして入園料込みで5,900円(当時)という、「旭山動物園きっぷ」で利用しました。
ちなみに、札幌~旭川は片道で4,500円ぐらいなので、とてもお得です。
1時間20分で旭川駅到着。
さらにバスに揺られること30分ほどで、目的の旭山動物園に到着。
シルバーウィークだけあって、名物はどこも行列でした。
まず並んだのは、ペンギン館。
最近の水族館の必須アイテムであるガラスチューブの上を、ペンギンが泳いでいきます。
魚なら見慣れましたが、ペンギンだと新鮮です。 本当に飛んでいるみたい。
この一瞬を見るために、皆がガラスチューブの周りに群がっていました。
シロクマ館も並んで見ましたが、シロクマ君に動きはなく、ドームからの見物はあきらめました。
園内の食事どころは、どこも大行列。
それを予想してコンビニで買ってきたオニギリと、ペンギン館に並んでいる間に相方に買ってきてもらった夕張メロンクリーム入りのメロンパンで、お昼は軽めに。
サクサクのメロンパンは美味しかったですが、こちらもかなり並んだ模様。
私が唯一見てみたかったオランウータンの綱渡りも、2回目のもぐもぐタイムで見られました。
子ウータンを気遣いながら、器用に綱渡っていく母ウータンの姿が、微笑ましかったです。
これだけでも、見に来た甲斐はあったな。
10時半から14時ごろまで3時間半ほどで、上野動物園でも見られるような動物や展示方法はさておき、目玉は大方見られたのではないかと思います。
さすが国内各地から集客するだけのことはあり、楽しめました。
いったん旭川駅に戻って、再びバスに乗って郊外の旭川市彫刻美術館へ。
ゲージュツに興味があるはずもなく、目的はもちろん洋館。
明治35年に旭川偕行社として建てられた建物で、重要文化財です。
半円状に張り出した玄関ポーチと、前縁のバルコニーを支える細い列柱のおかげか、大規模な建物でも大味に見えず、繊細な印象すら受けます。
偕行社とは陸軍将校のための倶楽部で、社交の場として使われていました。
昔の高級軍人は特権階級だったのでしょう、豪華な造りです。
その傍らには、旧竹村医院六角堂という建物が保存されていました。
元の病院の玄関部分だったそうですが、建て替えに伴い、この地に移築されました。
窓周り扉周りに細かい装飾がされていたり、屋根上には風見鶏が載るなど、小さい建物ながら随所に見所がちりばめられていました。
再び旭川駅に戻って、今度は珍しくタクシーで移動。
向かったのは合同酒精の工場で、このレンガ建築はなんと5階建て!
各フロアは通常の天井高があるか不明ですが、正面側は階によって窓の大きさがまちまちで、変化に富んだ外観です。
ちなみに合同酒精は、牛久シャトーも傘下に持つ酒造メーカーです。
同じタクシーで回ってもらった旧宮北秀吉家事務所。
大正期に立てられた木骨石造りの立派な建物でした。
現在は倉庫のように使われているだけのようでしたが、大事に保存してもらいたいものです。
そこから旭川駅に徒歩で向かいつつ、建物散策。
昭和6年に建てられた旭川調理専門学校(旧旭川酒造組合事務所)の建物ですが、各部に手が入れられ、ちょっとキレイすぎ? 風格があるのは暖炉用のレンガ煙突ぐらいでした。
また歩いていくと、昭和12年築の家具の宮川本店という、和洋折衷というか帝冠様式というか何ともいえない建物が現れます。 装飾が施された軒までは洋風ですが、屋根に戴いた飾り破風と、角部の塔屋が和をイメージしたものでしょうか。
その他にもちょこちょこ見ましたが、日が落ちて寒くなり、相方が歩き疲れたため終了。
碁盤目状で歩きやすく、建物的にもなかなか面白い街でした。
旭川の建物の説明は、北海道新聞社刊の「旭川の道北の建築探訪」が詳しいです。
夜は、旭川といえばラーメン。
駅前通にあった青葉へ。
相方は塩ラーメン、私は醤油ラーメンを食べましたが、塩ラーメンは魚介系のダシが効いたあっさりスープが美味しかったですし、醤油ラーメンは麺にスープが良く絡み、ともに美味しかったです。
敢えていえば、塩かなぁ。
旭川へは札幌からの日帰りでしたが、帰りは785系のスーパーカムイに乗りました。
(まさにTristanさんの想定コース、笑)
一日、動物園と洋館巡りで歩き疲れたので、車内で一杯。
やはりビールは、サッポロクラシック。 つまみがしょぼいのはご容赦を・・・。
札幌に着いて、地下街にある花畑牧場カフェで生キャラメル・ソフトクリームを。
旭山動物園と洋館巡りはハードでしたが、往復の列車も含めて、いろいろ楽しめた1日でした。
展示の工夫はされていても、所詮動物園かと思っているのですが
記事を見ていると楽しそうです、元々動物は好きなので、動物園嫌いと
言う訳では無いのですが、話題になっても今一ってケースがあったので
北海道に行ったら行きたいです。
最後のソフトクリームは生キャラメルの味がするんですか?
旭川動物園の後に洋館巡り!
それはきついです…
okurumaさん、優しいです♪
旭川もなかなか素晴らしい洋館がありますね!
私は「家具の宮川」さんの装飾と帝冠様式のギャップがたまりません♪
私も所詮ただの動物園と思っていましたが、行って見るとやはり展示の工夫が全てだと思わされました。
投資が先か、費用対効果の算段が先か、どの会社でも同じですが、まずは目を惹く仕掛けが必要ですね。
生キャラメルはこの後初めて食べましたが、主張控えめな存在なので、ソフトクリームの引き立て役程度です。
>>釉さん
確かに、動物園の後の洋館巡りは酷でしたね(苦笑)。
大都市の最低限の建物は見られたので、次はレンタカーでシラミ潰しですかね。
和洋折衷のがんばった建物は、いい味していますね・
さて、まさに私が考えていたコースと同じです(笑)。スーパーカムイの往復なんて勿体ないですからね、また、スーパー宗谷は朝一の良い時間に出発しますから意外と使えたりしますもんね。
札幌~旭川間は、スーパーホワイトアロー時代の785系に乗ったことがありますが、あの車輛は大好きですね。乗り心地もさることながら、あの加速性能はJR特急の中でも随一ではないか!?と思います。
やっぱり来年の夏は是が非でも乗りにいかなきゃ!!(爆)
お呼び立てしたようで、すいません(笑)。
往復は別の列車で、が基本ですよね。 ただスーパー宗谷は、札幌発時間がいいのと、長距離客と短距離客が重なって、通路まで客が立つ大混雑でした。
確かに、261系と785系の加速は対照的だったかも。
ぜひぜひ来夏は乗りに(笑)行ってください。