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5日目 トラムとワイン蔵

主目的のポルトは、2泊してノンビリ街歩き。


まずは腹ごしらえをしようと、歴史あるマジェスティック・カフェへ。
チェックアウトしたMercureホテルから、通りをまっすぐ行くとあります。
ちなみに、日曜日はお休み。

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開店間際だったので空いていましたが、次から次へと観光客が(笑)。
見どころは、1921年の開店当時を今に伝えるこの内装。

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マジェスティック・バーガーとカフェオレ2杯で20.00Euro弱。
こちらも観光地価格ではありましたが、こんなカフェで朝食を食べられたと思えば、高くはなかったです。

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そういえば、SAO BENTO駅をはじめとして、市街には装飾が素晴らしい建物がいくつかあるなぁと思っていたのですが、Jose Marques da Silvaという建築家の建物だそうです。
左下は1919年に建てられたInsurance Company A Nacional(国立保険会社?)、右下は1922年に建てられたBank Joaquim Emilio Pinto Leite(銀行?)で、いずれも市庁舎前広場にそびえています。

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ポルト市街には、空港から市街などを結んでいるメトロという名のライトレールの他に、昔の路面電車が半ば観光用として運転されています。
リスボンで走っているのと同じような、アンティークな2軸電車です。
車内もアンティークそのもの。

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この18系統で、市中心街に近いCarmoから終点のMassarelosまで坂を下って行くと、トラム博物館(Museu do Carro Electrico)がありました。
ちなみに月曜定休はともかく、土日祝の開館時間は15~19時なのでご注意ください。

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馬車鉄道として開業した1872年当初の馬車から、現在運行されている車両よりモダンな1949年製の車両まで、約20両の車両が展示されていました。


同じくアンティークな車両で運行されているトラム1系統で、ドン・ルイス1世橋のたもとに近いInfanteに向かい、ドン・ルイス1世橋の下層橋を渡って対岸へ。
下層橋は、車と人が通れるようになっています。

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対岸には、ポルトワインの醸造所が並んでいます。
ポルトワインは、普通のワインと違って、ワインが発酵している途中でブランデーを加えて、発酵を止めることで、独特のコクと甘みが生まれるそうです。
日本では、赤玉ポートワインという名前で知られているものと同じ製法のようです。

時間もなかったので、ドン・ルイス1世橋に一番近いCALEMの醸造所を見学。

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ポルトワインの成り立ちから作り方、その種類やビンテージとはなんぞやなどを、説明しながらワイン蔵の中を案内してもらえます(説明は、あっても英語ですが)。

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最後はお楽しみの試飲。
が、やはりブランデーを加えているだけあって、トゲがあるというか、キツい・・・。
まだ白の方が飲みやすかったかなぁ。

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試飲コーナーのそばには、もちろん販売コーナーもあって、お土産に買うことができます。
ちなみに、一度出てしまうと入れないので、ご注意を(買い損ねた・・・)。
実家にお土産に買って帰った1987年もののビンテージ(WARRE'S製)は、味がずいぶんまろやかになっていたので、ちょっと高くてもビンテージの方がオススメです。


対岸からポルト旧市街を見ると、まさに坂の街という感じです。

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でも、やはりドン・ルイス1世橋からの眺めが一番でした。
ただし、旧市街が順光で撮れるのは、お昼前ぐらいのようです。

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ちなみに、ドン・ルイス1世橋の上層橋は、メトロと人が渡るようになっていますが、メトロの線路と歩道の境は数メートルおきのポールだけで、自己責任に委ねられているのがヨーロッパ流ですね。

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昨晩と同じカフェで、ドン・ルイス1世橋を見納めの一杯、さらにもう一杯。

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坂を上り、ここだけは、というレロ書店(Livraria Lello)を見物。
外観はちょっと装飾がいい感じの古めかしい白い建物です。

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が、一歩店内に足を踏み入れると、ワンダフル!!
2階へ上がる階段の複雑な構造もスゴイです。

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さらに2階には、見事なステンドグラスのトップライト!

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いやぁ、本当に見ておいて良かった。
惜しむらくは、帰り際に日本人ツアーがやってきたこと・・・。


最後は、教会の尖塔に登り、旧市街をまぶたに焼き付けて、市街をあとにしました。

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ホテルに預けていた荷物を受け取り、メトロでポルト空港へ。

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ちなみに、このメトロという名のライトレールは、ボンバルディア製。
短-長-短-長-短-長-短という構造の7連接車で、短い車体部分に車輪が付いていました。
両先頭の短い車体には運転室があり、中間の短い車体はロングシートの下に車輪が収められているようです。


ワイン蔵ではポルトワインを買い損ねてしまったので、空港の免税店で購入。
飲み口がキツ目だったので、お土産程度に50ccの小瓶を何本かと、前述の通り実家用にビンテージのハーフボトルを1本のみ。

パリからの入国はシェンゲン条約内だったのでノーチェックでしたが、行き先はロンドンだったので、シェンゲン条約外ということで、出国に少々手間取りました。
(言葉が通じず、Do you speak English?を連呼された・・・)。

乗ったのは、入国したのと同じTAPポルトガル航空。

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パリと同じぐらいの、2時間のフライト。
供された軽食はパリ→ポルトと同じ肉挟みパンで、ケーキの風味が微妙に違った程度。

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着いたのは、ロンドンでも日本からの直行便が発着するヒースロー空港ではなく、ガトヴィック空港。
個人的な入国審査はすんなりだったものの、少ない審査官でEU外の入国者を見ていたからか、30分以上掛かりました。


ガトヴィック空港からロンドン市街には、空港アクセス列車ガトヴィック・エクスプレスで。
発車30秒前までに乗り込むこと、と書いてありながら、列車は3分ぐらい遅れて到着。

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何かイメージと違うなぁと思った車両は、同じロンドン・ビクトリア駅行きでも、ただの急行列車?だったようで、狭めの3列+2列シートでした。
しかも夜23時ごろにもかかわらず、何とか座れたぐらいの混みよう。

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ビクトリア駅で、ウロウロ写真を撮っていたら、本物のガトヴィック・エクスプレスが到着。
空港からノンストップのはずで、2列+2列のユッタリしたシートでした。 痛恨・・・。

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ビクトリア駅から地下鉄に乗って、ホテルがあるアールズ・コート駅へ。
ホテルに着いた頃には、日が変わっていました。


(続く)
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Commented by Nickey at 2010-05-17 23:51 x
まさにマジェスティックなカフェですね。
まるで赤坂迎賓館のようです。
よく見るとファニチャーもスゴイ。
エンジェルたちも可愛い。
半分はこの空間の堪能代と考えれば、
確かに安い朝食ですよ。

レロ書店も看板建築と思いきや、
とてつもない建築ですね。

ガトヴィック・エクスプレスはイギリスらしからぬ?風貌。
でも、最近のロータス車みたいな雰囲気がありますね。
Commented by Tristan987 at 2010-05-18 06:00
おはようございます。
ICEやTGVのご紹介も拝見していたのですが、なかなかコメント出来なく、失礼しました(汗)。
それにしても羨ましい旅ですね!!鉄道を堪能できてしかも行く先々の街並みが素晴らしい!!お写真はPENでのものなのでしょうか?海外でもPENくらいの大きさで、しかもしっかり撮れるカメラは重宝しますよね。
Commented by iza at 2010-05-18 22:02 x
ポルト、はまりまっせ。
「87年の他社製」気になりまする。
あ、夜中にちびちびやり続けると、太ります。
Commented by okuruma1970 at 2010-05-18 22:11
>>Nickeyさん
マジェスティックとは、「威厳のある」という意味だったのですね。
エンジェルやら女神やらの立体装飾や、細工の凝った革張りのイスなど、威厳がある空間でした。
クラッシック・ホテルでランチをいただく感じで、雰囲気を堪能しました。
レロ書店の内装は、舌を巻くばかりでした。
ガトヴィック・エクスプレスは昆虫系というのでしょうか、確かに現行型エリーゼも昆虫系、似ているかもしれませんね(笑)。

>>Tristanさん
見たい街と乗りたい列車、買いたい物をつないだ、欲望の赴くままの旅でした(苦笑)。
ポルトは橋目当てに行ったのですが、街並みも素晴らしかったです。
写真は、街並みと建物がPen、鉄道や食べ物が相方から借りたIXYで、半々ぐらいでしょうか。
確かに、Penは空の青が映えますね。
Commented by ROY at 2010-05-18 22:55 x
個々の建物については知識不足のためよくわかりませんが、こうして画像を色々と見るとポルトに行きたくなりますね。ドンルイス1世橋の上層はもともと路面電車(トラム)が走行することを念頭に置いた設計をしていたのでしょうか?若干、構造強度的に気になるもので。おクルマさんがワインとは一寸イメージが違うような・・・。それにしても、また肉挟みパンですね!
Commented by at 2010-05-19 21:16 x
おクルマさん、ヨーロッパを縦横無尽って感じですね。
そんなに長い日程じゃないのに、できるもんなんですね~と感心。
私もリスボンに行った時、なんか出国にものすご~く手間取り、ヒースローを走って乗り換えた記憶が…

ポルトは坂の美しい街ですね。行きたかったな~
ポルトワインもありますしね♪
とくに本屋さんが素敵♪建物の美しさもさることながらステンドグラスの光を浴びて本を選べるなんて、贅沢でございます♪

私も来週から母とポーランドへ行ってきます。
「建築おたく」の街や「木造り街道」なんてところもあるんですって。
本当はショパン生誕200年に合わせたのですけどね♪
Commented by okuruma1970 at 2010-05-19 22:46
>>izaさん
他社製を実家に確認したところ、Warre'sという醸造所のものでした。
 http://www.warre.com/
買ってきたのは、TOP画像にも出ている1987年のビンテージ。
当たり年だったのでしょうね。
国内通販でも意外と安いようなので、また買ってみようかな。

>>ROYさん
橋だけ目当てに行っても、それ以上に楽しめると思いますよ。
どう考えても、トラムを走らせる強度を考慮していたとは思えませんが、逆に元々の強度内でトラムの軸重をはじき出したのかもしれませんね。
ポルトワインは、自分ためではなく実家のリクエストでした(笑)。
いわしの塩焼きとか鳥のリゾットとか、地の物を食べたかったです(涙)。
Commented by okuruma1970 at 2010-05-19 22:53
>>釉さん
本当は1つ2つの街をじっくりの方がいいのでしょうけれど、数少ない機会に最大限の目的を達成するために、あくせく飛び回る行程になってしまいました(苦笑)。
ガイドブックで多くのページを割いている首都や大観光地だけでなく、地方都市にも意外といい街があるんですよね。
今度はポーランドですか。 私は東欧未訪問。
また、旅行記を楽しみにしていますよ。
Commented by azmomohiro at 2010-05-19 23:05
すばらしいですね
大作なので最終回くらいでコメントしようかと思っていたのですが
皆さんの所に御邪魔する時間が無く、遅コメになってしまうのと
今回も素晴らしい写真で感動しております
私は基本アメリカ好きなのですが、ヨーロッパの建物は本当に素晴らしいですね
建物だけでなく街並までデザインされているようですね〜
レロ書店っておはずかしながら知らなかったのですが
素晴らしいですね〜階段も鳥肌です。
トラム博物館も見てみたいです
Commented by 56F3R at 2010-05-20 01:35 x
なんだか、現代版・兼高かおる世界の旅って感じです。
こういう建物のジオラマが欲しいですね。
持っているミニカーと合わせてみたいな~
※ちなみに、毎週日曜にCS放送で兼高かおる・・・再放送を
見てます。40年前の海外にタイムスリップしてます。
Commented by okuruma1970 at 2010-05-20 21:14
>>azmomohiroさん
逆に私はアメリカに行ったことがないのですが、エリアによって良さや見所が違っているのも、旅行の楽しみですよね。
レロ書店は、私も行き先を決めてから他人様の旅行記で知って、ぜひ見に行きたいと思った建物でした。
私も行ったことはないですが、横浜市電保存館というのもありますよ。
 http://www.kyouryokukai.or.jp/ciden/
コメントは、気になった記事にいただければうれしいです。

>>56F3Rさん
「兼高かおる世界の旅」は子供の頃見ていましたが、懐かしいですね。
CS放送ですか・・・、実家に頼んでみるかな。
もう少し深く見て回れるといいのですが、ちょっと駆け足過ぎました(苦笑)。
粘土細工のような、もっと小さなミニチュアは土産物屋でときどき見かけますが、ミニカーに合うジオラマというのは、欲しいけど見かけないですね。
by okuruma1970 | 2010-05-03 23:15 |  ヨーロッパ | Trackback | Comments(11)

Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも


by okuruma1970