函館旅行1
2011年 06月 17日
6/17(金)は休みを取って、夕方から上野駅へ。
懐かしのブルートレインが、推進運転で上野駅13番線に入線して来ました。
札幌行きの寝台列車「北斗星」号です。
青函トンネル開業当初は3往復、その後2往復+隔日運転のカシオペア号になり、現在は北海道新幹線工事のため、北斗星1往復+隔日運転のカシオペアになっています。
個人的には、青函トンネル開業直後の帰路と、某大学受験(不合格、苦笑)往復の、3回乗ったことがありますが、それ以来、約20年ぶりです。
機関車は、当初のEF81から、昨年辺りからでしょうか、EF510に変更になりました。
今までは、開放2段寝台しか乗ったことがありませんでしたが、今回はツインデラックス。
2人利用だと、エクストラベッドを使ったロイヤル(シャワー付き)と値段は変わらないのですが、20年経った今でも、ロイヤル人気は健在のようで取れず。
もっとも4室しかないからですが・・・。
使ったのは、北東北函館フリーきっぷ(東京都区内発着で18,000円)。
特急券を別に買う必要がありますが、東北新幹線はもちろん、東北本線+いわて銀河鉄道+青い森鉄道も乗れて、寝台特急あけぼの号に乗る場合は上越・羽越・奥羽線経由もOKだそうです。
ちなみに、東北新幹線の八戸・新青森延伸に合わせて第三セクター化されたいわて銀河鉄道と青い森鉄道は、厳しい経営環境から運賃は高めに設定されており、東北新幹線経由の東京〜函館の運賃11,550円に対して、在来線経由の運賃は15,410円と、3,860円高くなっています。
新幹線で東京〜青森を単純往復するだけでは元が取れないようですが、函館まで足を伸ばしたり、フリーエリアを周遊する場合はお得そうです。
函館までとはいえ、北海道に行くなら飛行機が一般的ですが、あえて寝台列車「北斗星」を選んだのは、これが目的でした(笑)。
食堂車です。
残念ながら国内では、隔日運転のカシオペアとトワイライト・エクスプレス、そしてこの北斗星の3列車でしか営業していません。
久々(新婚旅行以来)に食堂車で食事をしてみたくて、この旅行を企てたようなものです(笑)。
ちなみに、食堂車での夕食は予約制です。
まずは、白から。
北斗星の食堂車「グラン・シャリオ」オリジナルのワインで、ラベルにも列車の絵(昔のEF81ですが)が描かれています。
クイクイいけて、飲みやすかったです。
前菜の後は、平目の湯葉包み。
下に敷かれたバジルソースとよく合っていました。
ワインはハーフボトルなので、魚を食べ終わる頃には飲み終わっていて、お次は赤へ。
同じく、オリジナルラベルのワインです。
他にも何種類かワインがあったようですが、オリジナルラベルのビンが欲しくて・・・。
お肉は、牛ヒレ肉を赤ワインでソテーにしたもの。
添えてある温野菜で味の変化を楽しみながら、柔らかいお肉をいただきました。
最後のデザートも、目にもキレイな盛り付け。
北海道の型に抜かれたホワイトチョコが、北海道気分を盛り上げます(笑)。
これで、この旅行の目的を1/3ぐらい達成したようなものです。
ごちそうさまでした。
これが、ツインデラックスの個室内部。
寝台自体は開放2段式と変わりないと思いますが、個室になっていて、ちょっとしたテーブルと椅子、小さなクローゼットが備え付けられています。
上野駅で買ったビールを部屋で飲んでいると、パブタイムの放送が・・・。
食堂車は、19:45〜21:00のディナータイムは予約制ですが、それ以降のパブタイムは、予約なしで食事をしたり、お酒を飲むことができます。
ディーナーは予約できる席数が限られていますし、そこそこいいお値段もするので、パブタイムを狙ってくる乗客も多いようです。
一人で行ってくれば、と相方に背中を押され(同行を拒まれ?)、さらにサッポロ・クラッシックを2杯。
かなり気持ちよくなったところで就寝。
(パブタイムから帰ってきて、イスに座って30分ほど寝ていたとか・・・)
翌朝は6時前に目が覚めましたが、起きた頃にはもう北海道上陸。
函館到着は6時半頃でしたが、相方を5時半に起こして化粧させるのも忍びなかったので、函館では降りずに、もうちょっと先まで。
が、函館駅ではカメラを抱えてホームを端から端まで。
函館駅の行き止まり側は、青森で付け替えた青函トンネル専用機関車ED79。
進行方向が変わる札幌側には、非電化区間を牽引するディーゼル機関車DD51(重連)。
降りたのは、函館から1時間ほどの森駅。
森駅は「いかめし」の駅弁で有名ですが、朝7時半では売られていませんでした・・・。
何があるでもない森駅で降りたのは、北東北函館フリーきっぷのフリー区間の端の駅だったので、乗り越しても余計なお金は掛からなかったからでした。
森駅では何をするでもなし、約30分後の函館行き普通列車に乗って、函館駅を目指しました。
が、元来た本線周りではなく、帰りは砂原支線経由の列車でした(笑)。
函館駅到着は9時半頃。
6時半に通っていたので、3時間潰してきました(苦笑)。
平成15(2003)年完成の函館駅を見たのは初めて。
モンゴル研修生を連れて北海道に来たときに、通っていたはずですが、ホームで乗り換えただけだったので、駅舎は見ていませんでした。
青函連絡船で着いたときに独特の雰囲気(連絡線乗換駅らしさ?)を感じた旧駅舎と違い、キレイで明るいのですが、地方都市にありがちな味気ない駅舎になってしまいました。
コインロッカーに荷物を入れて、いざ観光へ。
(続く)
うらやましい…
こちらは、まったくの無計画軍団で、なんもできない。
実は食堂車連結の3列車の中で、唯一夕食利用をしていないのがこの北斗星なのです。。。一度食べてみたいところなのですよ!
そして、砂原線というのも渋い!
特急街道とは違う、ちょっと物悲しい雰囲気を漂わせるこの線の各駅は結構好きだったりします。
函館駅は、建て替え前の方が好きでした。えぇ。。。
ご存知の通り、相方は何も計画しない人なので、いいように解釈して、私の好きなように計画させてもらっています。
自分が満足する計画だと、おおむね満足してもらえてるようです。
まぁ、しっかり計画する旅行もいいですが、行き当たりばったり旅も、また面白いですよね。
>>m_m.tsukaさん
食堂車がこの旅一番の目的でしたが、奮発した甲斐がありました(笑)。
そうそう、大宮駅で通勤客を眺めた後、食堂車営業開始の放送が入った辺りだったかな。
残念ながら、北向きの個室でしたが・・・。
EF510牽引の旅客列車は、私も乗るのも見るのも初めてでした。
(流れ星塗装の単機回送か試運転を、たまたま見たことはありますが)
私は北斗星(その昔は、はやぶさとか出雲とか)でしか食べたことがありませんが、トワイライトとカシオペアで召し上がられたとは、うらやましい・・・(憧)。
砂原線は、ひなびたイメージだったのに、意外や街を走っていたようでびっくりしました。
本線は、国道のバイパスのような位置付けなのでしょうか?
函館駅に変な郷愁イメージを持った我々のような客はごく一握りで(苦笑)、普通の利用客には現駅舎の方が明るくていいのでしょうね。
新幹線や九州夜行の食堂車の末期も、安っちい食器だったような気がしますが、高価格志向でない一般向けとも、存続させんがためのコストダウンとも考えられますね。
国内の3列車の食堂車は、その逆張りで、ボチボチうまく行っているのではないでしょうか。
本当はカシオペアを狙っていたのですが、運転再開直後でまだ大丈夫だろうと高をくくっていたものの、満席でした(涙)。
まぁ、函館に戻るには、カシオペアより北斗星の方が良かったってことで。
函館での行動は・・・、お察しの通りです(笑)。
詳しくは、定例会で。
青春を走ったツインデラックスの思い出、うらやましいです。
私は、若かりし頃やってみたかったことを、最近になってようやく実現できるようになりました。
朝日や朝靄の車窓を眺めながらの朝食も、いいですね。
私が言うのも何ですが(苦笑)、食堂車がある列車って、もう少しあってもいいと思うんですがねぇ・・・。
全く同じです。新幹線の食堂車は間に合いませんでしたが…
たとえ食堂車とまではいかなくても、せめてビュフェくらい増やして欲しいですね。
因に…ご明察の通り開放寝台の時は傷心旅行でした(笑)
今実現できるものはいいですが、やはり実現し損ねてしまったものってありますよね。
新幹線の食堂車は、中学生とか浪人生の頃の記憶が少しあるなぁ。
ビュッフェですか・・・。
九州あたりで成功事例ができると、じわじわ~って広まってくるんですかねぇ。
SLばんえつ物語号とか、きらきらうえつ号とか、イベント列車ではあったりするんですが・・・。