函館旅行3
2011年 06月 19日
2日目と同じく、函館市街を観光しました。
まずは朝食から。
泊まったラビスタ函館ベイの売りの一つは、朝食バイキングとのことで、ちょっと期待。
確かに種類が多くて、北海道らしいメニューが多いのも良かったですが、一番は勝手丼。
魚市場でよく見ますが、ホテルの朝食バイキングでできるのは初めて。
函館名物のイカは透き通った活き造りではありませんでしたが、イクラはかけ放題。
願わくば、別料金ででもウニがあれば・・・。
私は4種類を載せましたが、溢れんばかりにイクラをかけている猛者もいました。
ただ、ホテルで朝食を食べてしまったので、函館朝市での海鮮丼は食べられず・・・。
挑戦的な丼調査のミッションは実施できませんでした。 C○○PERさん、すいません。
さて、ゴールデンコースを見て回った1日目に対して、2日目の観光は結構地味目でした。
函館駅までは20分毎のホテル貸切タクシーで送ってもらい、荷物をコインロッカーに預けて出発。
路面電車に乗って、函館どっく前へ。
少し坂を上りながら歩くこと10分ほどで、ピンク色のかわいらしい洋館が現れました。
これは大正湯という銭湯で、大正湯といいながら昭和3年に建てられたそうです。
相方連れなので元より入るつもりはありませんでしたが、開店は15時からとか。
さらに坂道をえっちらおっちら登っていくと、旧ロシア領事館の建物が残っています。
幸坂のかなり上の方にありますが、坂道の斜度が写真からわかりますか。
明治41年に建てられたレンガ造りの建物で、海に面した庭には、大きなサンルームが設けられています。
領事館としては戦前に役目を終え、その後、平成8年まで「函館市立道南青年の家」として使われてきましたが、現在は空き家になっています。
かなり痛んできているので、補修して何かに使ってもらいたいものですが、函館の洋館観光の中心である元町から少し離れており、難しいのかなぁ。
2件の他にも洋館長屋などを見つつ、坂の街を登って下りましたが、1時間半以上歩いても、路面電車1駅分。
曇っていても意外と暑く、汗がダラダラ。
お茶するところなんてないよなぁ、と思っていたものの、意外なところで発見。
佐藤商会と書かれた木造3階建ての洋館の1階に、カフェロマンチコロマンチカがありました。
下見板の洋館という建物に対して、内部はポップな造りでした。
観光地区からちょっと離れた弁天町にありますが、お客が入れ替わり立ち替わりやってきて、けっこう賑わっていました。
私はアイスコーヒーで水分補給。
大正5年頃に堤商会の社屋として建てられたそうですが、平成16年頃に建てられた当初の姿に補修されて、現在は小洒落たテナントが入る建物として使われているようです。
古めかしい階段を上ると、漆喰を型押し加工したか、型押し鉄板を敷き詰めてあるのか、手の込んだ天井や、照明の付け根の装飾など、凝った造りをあちこちに見ることができました。
ちなみに、重要文化財の太刀川家住宅のすぐ近くで、そちらもカフェとして営業していましたが、このときは外壁(?)の工事中でした。
坂をちょっと登ると中華会館があります。
三国志の英雄・関羽を祀った中国人の集会場として、明治43年に建てられました。
通常は非公開なのですが、東日本大震災への義援金を集めるため、H23.7.8〜H23.8.23の間は有料で一般に公開されているようです。
バス通りを歩いていくと、木目に白い窓枠の洋館がありました。
明治42年に函館区病院の院長であった饗場守三が独立して建てた、住宅兼診療所だったそうで、現在は「箱館元町の宿饗場」として営業しています。
旅館というか民宿というか、リーズナブルな価格で明治の暮らしを体験できる宿のようです。
電車通りを十字街に向かうと、旧丸井今井函館支店の建物があります。
丸井今井は北海道の地場百貨店だったものの経営破綻して、現在は三越伊勢丹傘下に入っているそうですが、この建物は大正12年に建てられて昭和44年までデパートとして使われた後、函館市の分庁舎として使われてきました。
空き家の期間を経て、現在は函館市地域交流まちづくりセンターとして使われていますが、耐震化のために減築されて、創建当初のドームが復元されたそうです。
昭和5年に設置された東北以北で最も古いエレベーターが今も残されており、係員にお願いすると動かしてくれます。
手動開閉の扉や、矢印式の在階表示と周囲のタイル貼りがいいですね。
十字街から路面電車に乗って谷地頭温泉にほど近い函館公園へ。
函館公園には、明治12年に建てられた旧函館博物館1号の建物が残っています。
当初はアイヌ文化や北海道特有種の資料を収集展示していたようですが、現在は空き家となっており、建物を外観から見るだけです。
すぐ近くには、明治17年に建てられた同2号の建物もあります。
公園の坂を下っていくと、旧函館市立図書館があります。
半地下のような1階の上に、出入口がある2階がある3階建てです。
面白いのは屋根上に乗った獅子ですが、残念ながら今は空き家になっています。
谷地頭から、レトロ路面電車のハイカラ号に乗って、再び十字街へ。
明治43(1910)年に製造された路面電車で、大正7年に函館に来て以来、営業列車や除雪用のササラ電車として使われていましたが、平成5年にハイカラ号として復元されたそうです。
十字街からちょっと歩いて、金森倉庫にほど近い茶房「旧茶屋亭」へ。
明治末期に建てられた海産物商店の建物で、1階の外観は和風なのに2階は下見板の洋風という、函館らしいスタイル。
もう3時過ぎだったのですが、食べると夕食が食べられなくなりそうだったので、お茶で我慢。
お茶といいつつ、ちょっと涼しくなってきたこともあり、お汁粉をオーダー(笑)。
再び函館駅で荷物をピックアップして、路面電車で郊外の湯の川温泉へ。
2日目は湯の川プリンスホテル渚亭泊。
ちなみに全国展開しているプリンスホテルとは、縁もゆかりもないようです。
(写真は翌朝タクシー車内から撮ったもの)
お部屋はオーシャンビューではありませんでしたが、露天風呂は海に面していい眺めでした。
昨日は外食でしたが、この夜は夕食付。
前菜は、目にキレイですね。
お肉は石板で焼くスタイル。
柔らかいお肉を、ミディアム・レアでいただきました。
最後はお寿司。
函館らしい(?)海の幸をいただくことはできましたが、またもイカの活き造りは叶わず・・・。
風呂上がりも、サッポロ・クラッシックでいい気分になりました。
(続く)
てっきり朝市でドドォーンと来るかと待っていましたが。(^u^)
でも、洋館はてんこ盛りっすねぇ。
挑戦的な、石焼肉々お肉ぅ~でも良いですよん。♪
函館朝市で挑戦的な丼ミッションが達成できず、すいません。 m(__)m
天丼、タレカツ丼、ちらし寿司の次が続かないなぁ・・・。
函館の洋館てんこ盛り度は、本当に半端ではないんですよ。
>>ROYさん
成田で出来上がったって、またいずこへと思っていましたが、シンガポールでしたか。 それともまだトランジット?
この日は1日乗車券を利用しましたが、実は湯の川温泉〜湯の川の一駅だけ乗っていませんでした。 翌日乗りましたが(笑)。
ハイカラ號(←サスガです)のチラシはもらっていたのですが、乗れたのは本当に偶然で、谷地頭で1本見送れば来たからでした。