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6日目 海底トンネル

6日目は軽くロンドンを散策しつつお土産を調達して、パリへ移動します。

ホテルのチェックアウトは12時だったので、荷物を置いたまま散策に出発。
ハリーポッターで有名になって作られたという9 3/4番線を見に、ホテルからそれほど遠くないKing's Cross駅へ。ハリーポッターファンなら、あのシーンの場所だ!と思うのでしょうが、1冊も読んでいない私には、ただのモチーフにアラッ?な感じでした。
あとはリクエストのあったハロッズまで、大英博物館の外観を眺めたりしつつ、ひたすらブラブラと。
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洋館好きの私にとって、日本にあれば九州まで飛んでいきそうなレンガ建築が、ロンドンにはゴロゴロあるのですが、なぜか食指が動かないんですよねぇ。 ありすぎるからなのかなぁ。
立派な建物が目に入って立ち止まると、紅茶で有名なフォートナム・メイスンのビルでした。 日本では食料品が有名ですが、ハロッズ同様に高級(?)百貨店なんですね。
一般には化粧品売り場が占める1階は食料品売り場で、現地でもメインなのか日本人買い物客対応なのか、入り口近くに紅茶が積み上げられていました。
方針変更して、お土産はひとまずこちらで調達。
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あと、いいなぁと思ったのが朝食。 フォートナム・メイスン裏側にある喫茶室は朝8時半から営業しており、English Breakfastをいただくことができるようです。
ホテルの朝食がなかったので優雅に食べてみたかったのですが、時間がなかったので断念。 実は、£15.00=¥3,000!!に引き下がったのでした。

今年いっぱいで引退するという旧型2階建てバス・ルートマスターを横目にさらに歩いていると、もう11時。
地下鉄でホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウトしました。
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これからは、荷物をガラガラ引いての移動。
曇天続きのロンドンでしたが、ようやく晴れてきたので、ユーロスターの始発駅ウォータールー駅そばの国会議事堂、ビッグベンを見上げておきました。
ユーロスターのチケットを買うべく、ウォータールー駅へ。 アーチ状の入り口上には、創建当初から大陸への始発駅だったことを物語るように、France、Belgiun、Italyなどの国名が刻まれていました。
(昔のアイルランド問題での)テロ多発国で長大トンネルを通る国際列車ということで、手荷物検査や出入国審査が行われるため、国内列車が発着するWaterloo(ウォータールー)駅とは別に、すぐ横に新設されたWaterloo International駅から出発します。
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チケットは、駅で購入するほか、EurostarのHPで予約して当日駅で自動発券するという方法もあります。 日本出発直前には、既に割引料金がなかったようだったので、当日駅で購入。
ここは奮発して1等車に乗車。 ラウンジや食事のサービスが受けられ、変更や払い戻しが受けられる、と説明があり、調べた通りの正規運賃£215.00(=¥43,000!!)でした。
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自動改札を通り、手荷物検査と出入国審査(フランス入国審査も同時に行う)を受けると、空港の免税エリアと同じ。 探していたWalkersのショートブレッドを買い、ラウンジへ。
ゆったりしたソファーが並び、セルフサービスですが、ドリンクサービスがあります。 ソフトドリンクだけではなく、数種のビールやワイン(大瓶からグラスに注ぐ)もありました。
また台数は少ないながらも、インターネット端末も置いてありました。 ただし特殊なソフトでブラウジングするため、このブログは読み書き(日本語は読むだけ可)できましたが、@niftyの各HPはブロックされるなど、完全ではありませんでした。
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ホームに車両が入ってくると放送が流れ、ゾロゾロと移動。

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ガラス越し柵越しに見たことはありましたが、生ユーロスターは初めて。
7年前の初海外(ロンドン・パリ8日間)のときに乗りたかったのですが、ユーロスターを組み込んだパックツアーは各社とも締め切られ、断念してから7年。長かったぁ。
基本構造はフランスの高速列車TGVとほぼ同じながら、デザインはこちらが上かな。

1等車は2席+1席の配置。
中央にテーブルがある向かい合わせ席や進行方向や反対を向いた席が、それなりの法則はあるのでしょうが、一見ランダムに配置されていました。 例によって、座席は回転はしません。
テーブル下にはコンセントが設置され、パソコンを使っている乗客も多かったです。
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ヘッドレストの構造がおもしろく、隣席や通路に頭を出さないよう、左右がかなり張り出していました。 もちろんフカフカで、よく寝られそうでした。
出発するとすぐにウェルカムドリンクが配られますが、近くの席のビジネスマンがシャンパンをオーダーし、ポンッと音を立てて栓を抜いていたので、ご相伴にあずかることにしました。 シャンパンなんて、結婚式でしか飲まないんですが、雰囲気のおかげか美味しかったです。
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ロンドン近辺は第三軌条で速度制限があるようですが、架線が張られた高速新線に入ってからはスピードアップ。 この高速新線には、数年後から日立製の快速電車(?)が走るそうですが、今のところはユーロスターだけなので、ほとんどすれ違いません。
トンネル手前には、自動車積み卸し用のターミナルがあり、自動車運搬列車ともすれ違いました。 左下写真の青いのが機関車で、背の高い銀色のが車載貨車のようです。
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トンネルに入る手前あたりで食事が配られ、景色の見えないトンネル内で食事を楽しむタイムスケジュールのようです。 よくできています。 スプーンやフォークも専用にデザインされているようで、Eurostarのロゴが入っていました(欲しかったぁ)。
トンネル内の最高速度は170km/hで、トンネルの通過時間は約20分でした。 トンネル長は50kmほどなので、いいところですね。 青函トンネルとの比較表がありました。
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トンネルを抜けてフランスに入ると、TGVやThalysと頻繁にすれ違うようになりました。 また、300km/hの本気モードを感じることができました。
ロンドン発が15:15、パリ北駅着が18:53。 約3時間半かかっているように見えますが、時差が1時間あるため、実際には2時間半の道のりでした。

パリ北駅近く(といっても地下鉄1駅ほど歩く)のコンフォート・ホテルに、荷物を引いて到着。 インターネット予約できる大手チェーンで、交通至便な市内のホテルは軒並み満室で、しかも料金は高水準。 Mac World Expoが開催されていたようですが、市内全域でそんなに混むもんかなぁ。
部屋の広さ、シャワーは文句なかったのですが、入り口はブザーでフロントを呼び出して鍵を開けてもらう方式で、部屋の鍵もカードキーではなく、外出時はフロントに預ける方式でした。
車内食でお腹も一杯になっていた上に、午前中歩き回ったのと旅の疲れが合わさり、ホテルの出入りが面倒ということもあって、部屋でウトウトしてしまいました。





Tracked from MONOMONO at 2005-12-26 05:50
タイトル : ちょっと古い英車
Routemaster (1954-1968) 旧型ダブルデッカー、ロンドンバス。 okurumaさんのBlogにもある様に、今月12/9で引退の筈が、 署名運動が起き一部路線のみ残された由。 トラファルガー広場にて。 ... more
Tracked from MONOMONO at 2006-04-15 03:40
タイトル : National Railway Museum -6
Station Hall 昔の駅のホームが再現されている。 現代のヨーク駅。 ロンドン、キングスクロス駅まで GENR特急で2時間半。 キングスクロス到着。 okurumaさんも行かれた9.3/4 番線には入れず... 「いすゞ乗り」のJMB/ひろぽんさん鉄道博物館訪問記。 こちらもご覧下さいませ。 ... more
Commented by ROY at 2005-10-02 09:39 x
遂に乗車されましたか。それにしても1等とは言え、当日券は相当の値段ですね。5月に私が乗ったのは北行でしたが、手元に残っている1等乗車券を見ると、金額がUSD170です。半額以下(倍額以上と言うのか?)ですね。勿論、事前予約で変更不可という制限付でしたが。ちなみに、巴里北駅では事前予約した乗車券を自動発券機から受け取ろうとしたら撥ねられました(結局有人窓口で引き換え)。
Commented by giacomo_pcn at 2005-10-02 10:07
実はハリー・ファンでして、目が釘付けになってしまいましたっ!読んでおられないのに、よくぞ写真upいただきました(嬉)
青函トンネルの距離は、トワイライトEx.のロビーカー説明会で「ゴミバコ」って覚えるんだって教わりました(笑)
Commented by okuruma1970 at 2005-10-03 01:11
>>ROYさん
7年越しで、ようやく乗れました。
当日券というか、制約のない無割引運賃です(発車後の変更・払戻しも可とか)。
同じ1等でも、制約はありますが日帰り切符の方が1万円以上安いんですよ。
日帰り切符で復路放棄という手もあったのですが、時間が時間だっただけに・・・。
あの自動発券機も万能ではないのですね。 海外の自動券売機だと、なぜか日本のクレジットカードがうまく認証できないことがあるようです(経験談)。

>>giacomo_pcnさん
やはりファンの方がいらっしゃいましたか。小さい写真ですいません。
映画だと、魔法で壁のようなアーチを抜けると、本物のホームがあるのでしょうか?
トワイライト・エクスプレスにも乗られたのですか。 最近、旅行会社の企画旅行で上野(?)発が実現したようですが、関東人(?)の憧れです。
開通当初は、Zone539というキャッチフレーズを使っていましたが、1桁多くてもゴミバコの方が覚えやすいですね。 でもキャッチフレーズには使えないかぁ。
Commented by gop at 2005-10-03 12:29 x
私も9 3/4番線行きました、壁の中には入れませんでしたが(^^
ユーロスターはキングスクロス駅隣のセントパンクラス駅まで延長されるそうで、私が行った時は工事真っ最中でした。
旧型二階建てバス無くなるんですか、写真撮っておいて良かった。
Commented by okuruma1970 at 2005-10-03 18:57
>>gopさん
おぉっ、9 3/4線へのアクセスを試されましたか(笑)。
ユーロスターはパリ方の先端で撮っていましたが、延長されるということは、終端側から地下に潜るのでしょうか?(テムズ川くぐれるのかなぁ)
それとも外周線(?)でグルッと回すのでしょうか?
ちなみに9 3/4番線の写真右端は、そのセントバンクラス駅舎ですが、まだ工事中でしたね。

ルートマスターは、車イスに対応しないなど、EUの公共交通の規格に合わないとか何とかいう理由で、年内で廃止になる予定でしたが、新設の観光路線HERITAGE ROUTEで使い続けるそうです。ひと安心ですね。
 http://www.arukikata.co.jp/news/tokuhain/34.html
Commented by gop at 2005-10-04 13:22 x
CTRL高速線は現状線から枝分かれして地下に入ります。
ここにルートが出てます。当然テムズ川の下を潜ってますね(^^
http://www.ctrl.co.uk/route/default.asp?L=8
トンネル工事は既に終了、2007年開業だそうです。
http://www.nishimatsu.co.jp/press/2004/prel0324.htm
こんな日本車も走る様で..
http://www.japanjournals.com/dailynews/041028/news041028_3.html
Commented by okuruma1970 at 2005-10-04 22:06
>>gopさん
地図はさっき職場でサラッと見ただけで、家ではなぜか見られないのですが、結構遠方から分岐しているのですね。 テムズ川を渡るのは、City空港あたりでしょうか?
ちなみに、今のWaterloo International駅はどうするのでしょうか?
日立製の電車は、もうイラストも出来ていたのですね。
Commented by gop at 2005-10-05 06:24 x
テムズ川を潜るのはDocklands Light RailのGreenhithe駅付近の様です(以下路線図の右下辺り)分岐してすぐですね。
http://www.tfl.gov.uk/dlr/network/connect.shtml
Waterloo発着便も一部残る様ですよ。
by okuruma1970 | 2005-10-01 22:12 | ヨーロッパ旅行記 | Trackback(2) | Comments(8)

Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも


by okuruma1970