自転車 TSR-9
2014年 04月 01日
最初の冬ボーナスで機械式時計を買い、10年経ったときも自分へのご褒美としてクロノグラフを買って、今後も10年おきに買っていこうと思っていました。
が、指輪のお返しで機械式時計をもらったことと、車検ほどではないにしろ、5〜10年毎に意外と高いオーバーホールが待ち構えていることもあり、何か別のものはないかなと思っていました。
10年目のときも何にしようかと考えたときに、学生時代に物欲雑誌(monoマガジン、Biginなど)で見ては指をくわえていたクロノグラフを買いましたが、今回も当時は買えなかった自転車にしようと思ったのでした。
それがこれ。
イギリスの自転車メーカーAlex Moulton(アレックス・モールトン)の TSR-9です。
20インチの小径ホイールに、小さな三角形を組み合わせて強度を確保しているトラスフレーム、そして前後にサスペンションを備えていることが特徴の自転車です。
フレームは分割できるので、一応、車のトランクとかに積むこともできます。
Alex Moultonは、これと似た構造ながら軽自動車が買えるような高級自転車を作っているメーカーですが、こちらはパシュレイという外部メーカーがライセンス生産している廉価版です。
ライセンス生産品ながら、高級品が作られているお城をかたどったプレート付。
特徴は、やはりサスペンション。
リアには、自動車のオリジナルMiniのためにモールトン博士が開発したラバーコーンブッシュと同じ構造のものが取り付けられています。
単なる球状のゴムのようですが・・・。
フロントサスペンションは、リンクを備えたちょっと少し凝ったもの。
ハンドルポストにバネが入っていて衝撃を吸収し、下のリンクに挟まれている樹脂の摩擦がダンパーの代わりなんだとか。
一般に、TSR-9は全てのパーツを備えた完成車として売られていますが(高級自転車フレームだけでギアやブレーキなどのパーツは好みで選んで組むらしい)、見た目を重視して最初から一部パーツを換えてもらいました。
ハンドルステムという、ハンドルポストとハンドルをつなぐL字型のパイプで、オリジナルは角度が変えられるゴツいものでしたが、日東のNTC-Aというものに換えてもらいました。
これに伴うパーツ交換や加工だけで、ママチャリが買えるぐらい・・・(苦笑)。
完成車売りといいつつ、この自転車は標準色ではないからか、フレーム単体で輸入されたもの。
一方で、完成車で輸入されてもほぼ全パーツ交換で乗り出す御仁も多いらしく、余ったパーツを寄せ集めて組んでもらったのですが、ホイールだけはなかったとのことで、別に組んでもらいました。
大したパーツではありませんが、ハブだけは前後にShimanoの105を奢りました。
精度が?なイギリス製パーツより、日本メーカーの中級グレードで、転がり性能が向上するとか。
ちなみにギアは標準品で、リアだけの9速です。
前述のとおり標準色ではないTSR-9ですが、ソリッドな水色が欲しいと思い、年末頃から各ショップのHPを見回っていました。
ショップによっては、剥離全塗装でフレーム色はいかようにも、というところもありましたが、2月初旬にアヤセサイクルというモールトン専門店でこの水色(パステルブルー)のフレームを見付けて、買うに至りました。
オーダーしたのは、皮肉にも306Cabrioletが大雪でダメージを受けて片付けたその日・・・。
車を修理するにしても、買い替えるにしても、お金が掛かるのは承知の上でしたが、勤続20年の自分へのご褒美が修理というのもなぁ、と思って買ってしまいました。
実は20歳頃からロードレーサー(自転車)に乗っていて、ここ15年ほどは実家の納戸で眠ったままになっていますが、当時は輪行であちこち走っていました。
輪行はしないまでも、久々にちょっと楽しめる自転車が欲しいな、というのが購入のきっかけでした。
gosyurinさんのように、土日にちょっと早起き(6時半頃)して、1時間少々走って帰ると子供が起きる時間(8時頃)と考えていましたが、この4月から相方が育児休暇から復職するに伴って保育所通いが始まり、7時起きになってしまいました。
そんなわけで、納車日にお店(足立区)から千葉県某市まで30km弱と、早朝サイクリング1回10km少々だけしか乗れていません(涙)。
自転車を買ったのにつられて、いくつかパーツも買ったりしたので、またご紹介したいと思います。
さて、4月に大きな組織変更があり、ここ1ヶ月は少々慌ただしくて更新できませんでしたが、新潟での単身赴任は相変わらずです・・・。
車も2ヶ月実家に放置したままで、何も動けていません。
そんなこんなで、年金支給までの再雇用も含めた65歳までの会社員人生のだいたい中間点まできましたが、子供が成人するまでこの先20年もテキトーにがんばります。
同様にサラリーマン人生の半分を過ごしてしまいましたが、未だに気楽なペーペー社員です。
節目ごとに少し大きな買い物も良い記念になるかもしれませんね。
我家は子どもが11ヶ月ぐらいの時に嫁が職場復帰しました。その後しばらくはすぐ風邪ひいたり色々あったなぁ(懐)
チャリで早朝ツーリングって手もありますが、毎日駅までチャリ通なので休日はDriveしたくなってしまいます。
分割可能という利点はそれなりにありますので、これでアチコチ走り回るのも楽しみですね。
まぁ日本製には無い「テキトー品質」だったりする部分も多々。というか全体的にそういうレベル。新車時からの錆、傷、塗装ハゲ、溶接割れ、全体の歪みなどは「仕様」ですのでどうか寛容に。(笑)
ともあれ。
一度モールトンでもご一緒したいですね〜
TD主催のしまなみ?!(笑)
毎度お呼び立てしているようで、すいません(笑)。
長持ちするものを節目のご褒美で買うと、後でその時々のことを思い出せますね。
相方も復職初日から呼び出されたり、大変だったようです。
遠方ゆえ、すぐに駆けつけられないのが歯がゆいです・・・(涙)。
確かに日々チャリ通だと、休日はドライブしたくなりますよね。
>>ネコ8さん
ありがとうございます。
しまなみ前の練習記事と、これが納車されたのが、ちょうど同じタイミングで、ついコメントしてしまいました。
テキトー品質は、仏車で慣れているつもりですが、生産数を考えると、工業製品より手工業品に近いのでしょうかね。
気持ちのいいサイクリングロードで、ぜひご一緒したいです。
私もJ何チャラとかいう業者の端くれとして、TD企画に参加できますかね(笑)。
保育所卒業おめでとうございます。
小学校もまた大変なのでしょうが、少しずつ手がかからなくなってきたのかな。
そういう記念に何か買うと、一区切りついた実感がより湧きますよね。
15kmの通勤かぁ、余裕があればいい気分転換になりそうですね。
颯爽と乗ってる姿、カッコ良さそう!
>>beige_versaillesさん
物欲雑誌って目に毒と思いつつ、何か面白そうなものを探してしまいますよね。
ただ、最近の雑誌は掘り下げが浅いのか、ネットの方が深い情報が得られるからか、自分に適当な基礎知識があるからか、買おうと思えるような記事を見かけないのは残念ですが・・・。
自転車は、乗る習慣があるかとか、周辺に走りやすい環境があるかとか、単に物欲だけでは手を出しにくいものではありますね。
手に入れれてしまえば、習慣や環境は後からついてくるかもしれませんよ(笑)。