長崎三世代旅行(中編)
2016年 11月 19日
オランダといえば風車、なんてのは、30年以上前の教科書に書いてあったことかな。
海面より低い干拓地から水を汲み上げるためのものだったとか。
実際、このハウステンボスも、大村湾を干拓して作られました。
後ろに見えるレンガの建物は、泊まったホテルオークラ・JRハウステンボスです。
ライトアップされた運河を進むカナルクルーザーはキレイでしたが、昼間の光景も落ち着いていて、雰囲気が出ています。
園内には、有料、無料の施設がありますが、入館料を払ってというほどのものは・・・。
近隣ホテルの宿泊者には、「オフィシャルホテル宿泊者の翌日再入場専用1DAYパスポート」というチケットがあり、「1DAYパスポート」(6700円)と同じ内容ながら、散策チケット(4200円)より安い3900円で買うことができたのでした。
写真は、ショコラ伯爵の館の、チョコレートドリンクが出る蛇口。
ロボットの館の前には、大きなガンダムのロボットがありました。
館内では三面スクリーンで見るガンダム・スペシャルシアターや、市販ロボットで遊べるコーナーもありました。
(私自身はガンプラ世代のはずですが、全く興味なしでした)
12時近くなり、お昼ご飯はエバーカフェというお店で佐世保バーガーをいただきました。
お店によって特徴は様々だそうで、特に決めはないものの、認定店制度があるそうです。
少し大きめで、エッグサラダとベーコンが入っている?
昼間からビールと食べれば、みな美味しく感じます(笑)。
食後は、ドムトールンという高さ80mの展望塔に登りました。
夜景もキレイだったのでしょうが、昼でもなかなかな見晴らしでした。
ホテルからの景色も異国情緒溢れるものでしたが、ヨーロッパの中心街にありそうな景色が見下ろせました。
前夜から午前中まで、雨が降ったり止んだりでしたが、昼過ぎになってようやく晴れ間が出てきました。
園内には、1人1回200円のタクシーもあります。
園内の端から端までや雨の中を移動するときは便利です。
また、園内のインフォメーションで呼んでもらうこともできます。
ホテルに預けておいた荷物を受け取り、ハウステンボス駅へ。
駅の手前は川に見えますが(調べるまで私もそう思ってた)、駅があるのは九州本島、ハウステンボス側は針尾島という島で、大村湾と佐世保湾をつなぐ細い海峡「早岐瀬戸」というようです。
ハウステンボス駅で待っていると来たのは、長崎と佐世保を結ぶシーサイドライナー号。
塗り直されているものの、製造から40年以上の古さは隠せません。
ちょうど6年前にも、早岐から諫早まで乗っていました。
転換クロスシートの車内では、ハウステンボス・オリジナルのビールで飲み鉄。
JR九州の豪華スイーツ列車「或る列車」と、単線区間の駅で行き違うと期待していたものの、複線区間で一瞬のすれ違いに終わってしまいました。
代わりにと言っては失礼な、予想していなかった豪華列車「ななつ星in九州」が、長崎駅の頭端ホームに停まっていました。
漆のような黒光りした深い茶色の車体は、さすが豪華列車を謳うだけの風格でした。
長崎駅から送迎バスで向かったのは、稲佐山観光ホテル。
長崎市街と浦上川を隔てた対岸にある稲佐山の中腹にあるホテルで、長崎市街を見下ろすことができます。
高度成長期に建てられたと思しき本館と、バブル期に建てられたと思しき曙館があり、泊まったのは曙館でした。
部屋はベッド2台がある和洋室で、4+1人ならなんとかという広さです。
小上がり4畳半(6畳?)しかない客室なので、夕食は宴会場で。
○○ちゃん七五三お祝いの会、のようなご一行様看板もあり、我が家のような三世代旅行も多かったです。
食事は、長崎の郷土料理、卓袱(しっぽく)料理を模したコース。
といっても、普通の和食コースを、卓袱料理のような円形食器に盛りつけたといった感じでしょうか。
いちおう、最後は角煮バーガーも出てきました。
食後は、本館屋上の展望台から、長崎市街の夜景を眺めました。
函館の夜景は5年前ほか何度となく、神戸の夜景は6年前に見ていましたが、長崎の夜景は初めてでした。
ちなみに、稲佐山の山頂へはロープウェーがあり、もっとダイナミックな夜景が見られるようです。
この日も、部屋に戻って一人でビールを飲みましたが、息子とともに早々に寝入ってしまいました。
義父母と相方は、展望風呂から夜景を眺めたそうです。
朝食はビュッフェスタイル。
小さな子供連れも多く、ほかのグループに気を遣わずに済み、また子供の好きなメニューも多く、気楽に食べられました。
出発前のホテルエントランス。
チェックアウト後は長崎駅まで送ってもらいました。
(続く)
後ろの大きいのはガンダムじゃないね(笑)
そこまで疎いんだっけか。