展示会巡り
2006年 07月 23日
まずは、都内・神楽坂のアユミギャラリーで行なわれている「近代建築史への旅スケッチ展」。
アユミギャラリーは、1947(昭和22)年に高橋建築事務所として建てられたハーフティンバーの建物で、現在はギャラリーとして絵画・写真・陶芸など各方面の作家の展覧会や、近代建築をスケッチ展などが開催されています。
ちょうど関連する講演会が行われていたようで、会場はガランとしていましたが、おかげでゆっくり見ることができました。 建物内部も外観通りアンティークな空間で、近代建築のスケッチ展を行なうギャラリーとしては最高の雰囲気でした。
6月に鎌倉に行ったときに、鎌倉文学館でスケッチをしているご一行がいて、覗き見てそのうまさにビックリしたものでしたが、今回も展示会に出展される作品だけあって、どれもいい雰囲気を出していました。
スケッチのうまい下手ってよくわかりませんが、個人的には雰囲気が出ている作品が好きですね。
しかし、よほど遠回りをしたのか、元より歩くような距離ではなかったのか、1時間経ってもはるか離れていたので、バスで移動。 改めて地図を見ると、かなり北の方に向かってしまったようで、ちゃんと地図を見ていれば1時間あれば着いていたのかも知れません。
COOPER99さんのように、野生の勘を養わねば(笑)。
根津では、HP東京浪漫劇場を開設しているtomoさんの写真展「路地の体温」を見てきました。
喫茶店なのですが、6時すぎだったので泡入りのドリンクを・・・。
tomoさんのHPで他の写真も拝見していましたが、アユミギャラリーのスケッチのようにいい雰囲気が出ていました。 建物というよりは、タイトルの通り、街の中にあって何やら体温を感じられそうな風景、というのをうま〜く切り撮っています。
ボケ味っていうんですかねぇ、被写界深度の浅さをうまく使って、対象物にだけ焦点を合わせて、いい雰囲気の中にも主張がある写真に仕上がっている感じです。
撮影のウデはもちろんのこと、露出やレンズの特性もあるのかも知れませんが、雰囲気を出す撮影ってのが、私が最も苦手なところです。
オートモードでガシャガシャ撮る、というような撮影スタイルを改めない限り、いつまでたっても見たまんまの写真しか撮れませんね。 shoot_headさんのように研究せねば。
展示スタイルにしろ、お手製の写真集にしろ、センスというかこだわりが感じられました。
私はセンスもこだわりも持ち合わせていませんが、どちらもいい雰囲気だなぁと感じました。
この「路地の体温」展は、7月25日まで開催されています。
その後、皆で夕食と軽く一杯(珍しく本当に一杯だけ)して、解散と相成りました。
皆さんお疲れさまでした。
オン・オフともにお世話になっている、tomoさん@東京浪漫劇場の初の個展に行って参りました。 こちらはtomoさん自作の写真集。 会場となったCAFE NOMADで展示されている写真はもちろん、こちらでしか見れない写真も掲載されています。 デザイン・印刷・製本すべて....... more
野生の勘も区画整理にはかないませぬ、ウゲッ通行止めかよっ。(涙)
こんな天気だと、ビールも美味くないですよねぇ。
最近考えてるのは、「自分の見た通りの写真」と「自分では絶対見ることのできない写真」というのがひそかな研究テーマです。
(と言いつつ絞り優先オートばっかり・・・)
ハーフティンバーって、木造建築の構造材の一部を外壁に露出させる建て方のことです。 特に屋根妻の部分が複雑に現れていて、見どころです。
野生の勘は区画整理に弱いのですか? 私の場合は、空襲に遭わなかった下町の細い路地で、方向感覚を惑わされてしまいました。
アップダウンのある下町を1時間以上も歩いたので、おいしかったですよ。
>>shoot_headさん
見た通りの写真も、絶対見ることができない写真も、撮るのは難しいですね。
カメラのクセがわかったり他人様の作品を見ると、こんな写真が撮れるはずだ、と思うのですが、イメージできてもその通りにはなかなか撮れません(涙)。
写真展、お疲れさまでした。
本文にも書きましたが、展示方法も写真集の作り方もいい感じでしたね。
連日盛況だったようで、良かったですね。次回も期待していますよ。
また建物巡り路地巡りに行きましょう。
ファミマトの隣というところも素敵ですね。
兼勾配の屋根に、2階は真壁の外壁で、多分・1階と2階の柱の太さが違う・・・・一応、この程度の知識だけはあったりしています(笑)
都心にある以上、隣の建物までは選べませんね。
さすが建物にお詳しい。
ちなみに私、洋館用語はボチボチ頭に入ってきますが、技術的には全くの素人ですので、一般的な建築用語はサッパリです(汗)。