会津紅葉紀行
2006年 11月 05日
その方面はワインディングが楽しそうな有料道路が多いので、本音を言えば車で行きたかったのですが、今回はモンゴルさん他の海外研修生達とともに、大所帯16人での旅行だったので、電車旅でした。
東京駅から東北新幹線で郡山まで行き、磐越西線に乗り換え。
「赤べえ」なるマスコットが大書きされた、特急あいづ号に乗り込みます。
電車の横に立っている、赤いベールを被った女性(マレーシア人)も一行の一人です。
新幹線で1時間半、特急で1時間、乗り換え時間を入れても、3時間ほどで会津若松に到着しました。
ちなみに座席ヘッドレストにも、赤べえのマークが。
市内は、観光客向けのバスハイカラさんで移動しました。
と言いたいところでしたが、有名観光地、しかも紅葉シーズンの3連休にこんな小さなバスで足りるはずがなく、続行便の普通のバスに乗ったのでした(苦笑)。
見学その1は、会津酒造歴史館(いきなり酒かい!)。
「宮泉」という日本酒などを実際に醸造している蔵元のようですが、観光見学もできます。
入るなりいきなり、にごり酒の試飲とかあって、まだ12時ぐらいなのにグビリと。
樽の上に立っているのは人形ですが、こんな感じで醸造する様子が見学できます。
酒造歴史館で、昼時に16人が食事できるところと案内されたお店で昼食。
イスラム教の方は豚肉は食べられないので、天ぷらそばを食べていましたが、私やモンゴルさんなどは、ソースカツ丼をいただきました。
以前、ソースカツ丼といえば伊那地方ぐらいしか耳にしませんでしたが、関東関西があるので人口比はともかく、エリアでは卵とじのカツ丼と拮抗しているのかも知れませんね。
そして会津といえば、やはり鶴ヶ城(会津若松城)ですね。
当時の天守閣は戊辰戦争でボロボロにされ、明治7年に取り壊されてしまい、現在の天守閣は昭和40年に再建されたものです。
ちなみに全国に百棟あまりの天守閣が建っていると思われますが、明治維新後の廃城令や戦災などで多くは取り壊され、当時の姿を保っている天守閣は12棟のみです(あとは再建)。
洋館探訪の前は現存城を見て回った身としては、鉄筋コンクリートの天守閣は何とも・・・、というのが本音ですが、研修生は見晴らしの良さに喜んでいたようでした。
本当は、松本城とか見せてあげたかったなぁ。
1日目観光の最後は、会津武家屋敷。
こちらも再建された、いうなれば観光施設ですが、建物もお庭もなかなか良くできています。
紅葉がとてもキレイでした。
そしてお宿へ。
宿泊したのは、庄助の宿 瀧の湯。
なだらかに流れ落ちる滝の眼前に建てられたホテルで、温泉風呂は滝の音を聞きながら浸かることができます。 風呂上がりには、ビールやところてんのサービスも。
宴会のお料理も、お刺身も川魚らしく、山の幸を中心としたもので、おいしかったです。
宴が進んでくると、イスラム教の方を除く飲酒組は騒がしくなってきました(笑)。
部屋に戻って、日本人担当者だけでさらに夜遅くまで・・・。
私が面倒を見るのは3週間程度ですが、研修企画部の方は3ヶ月の研修期間中ずっとサポートするため、各国の文化の違いなどもあって一番大変なようです。
翌日5日は、レンタカーを借りて五色沼へ紅葉ドライブ。
16人という大所帯なので、1ボックス2台(BOXY)とミニバン1台(WISH)。
磐梯山を望みながら、進みます。
五色沼の紅葉は、ちょうどいい感じでした。
散策路を進んでいくと、エメラルドグリーンに染まった沼もあって、不思議な光景でした。
研修生には、「入浴剤を入れてあるんだ」とか冗談を言っていましたが(笑)。
前日から和食が続いていたので、昼食はパスタを。
こういったところにも、研修担当部の人は気を遣うようです、大変だぁ。
イル・レガーロという、レストラン兼プチホテル。
我々もガイドブックで見付けたのですが、似たような県外車がゾロゾロと。
やはりガイドブックの集客効果というのは大きいんですねぇ。
南瓜とサーモンのクリームソース風スパゲティーでしたが、意外な組合せでおいしかったです。
ガイドブックに載るだけあって、パスタのゆで加減も良かったです。
あとはひたすらドライブして郡山駅を目指します。
帰りの新幹線はMaxやまびこ号でした。
1階席でしたが、駅で買い込んできた飲み物で反省会(苦笑)。
夜7時頃に東京駅に着き、解散となりました。
ちなみに、Boxster追突の修理は終わったそうですが、祝日3日も職場のレクレーションで朝から晩まで、土日は会津というわけで、引き取りに行けませんでした。
フェアもあるようなので、今週末に行こうと思っています。
okurumaさんも付き添いは大変なんでしょうが、写真で見ると楽しそう(笑)
私もこの辺りには行ってみたいと思っていましたが...道路も観光も食べ物も満喫出来そうだし!
いつも読んでて羨ましくなる日記ですねー。楽しそう。
おクルマさんは鷹揚な性格だから色んな国の人達を案内するのに向いてそうですね。
それにしてもいつも最後の写真が客車内での缶ビールというのがドリフのオチみたいでホッとします(笑)
ボクスターまた登場させてくださいね。。でも、このくらいのバランスが
日本のサラリーマンには普通なんだと思います。
みんなが乗りすぎなんですよね!
日本人とは宗教や慣習が違うお客さんを、日本でもニホン的な会津へご案内とは。
特に禁酒のイスラム圏の方々には、日本酒自慢の地域なのに楽しんでいただけたのか、ちょっと気になるところです。
でも、五色沼の紅葉風景は、あちらにはない絶景だと思います。
研修生と共に楽しんでいたので、個人的にも楽しい旅でしたよ。
そうそう、道路のくねり具合がいいんですよ。
もうすぐ冬季閉鎖になると思いますが、次は新緑の季節ですね。
>>どしるさん
鷹揚な面では一緒になって楽しんでいますが、反面私にも細かいところもありまして(笑)、研修発表の構成でどうもうまく通じないんですよねぇ。
個人的には普通の流れなんですが、やっぱりオチに見えてしまいますか(苦笑)。
もうこれで何回目でしょうか。本当にBoxsterの出番より多いかも(苦笑)。
運転して楽しい車を所有していると、自ずと距離や回数は増えてしまいますよね。
>>suzemonさん
5カ国の研修生8人+日本人8人の混成団体でした。
秋田へは、モンゴルさんとともにイスラム教の方も行っていたのですが、お酒以外の楽しみの見つけ方も心得ているようでした。
日本的という意味で大内宿も考えたのですが、自然の日本らしさというのを見てもらう意味で、五色沼の紅葉で正解でしたね。
磐梯方面に行かれていたのは見ていたのですが、目的のお店(笑)がダメで、イル・レガーロに行かれたのでしたか。
もしかしてそうだったかなぁ、なんて思っていましたが、まさにでしたね。
「ビバあいづ」号以降、奇抜な塗色ですが、数少ない生き残りですね。
個人的には、新宿or浅草→鬼怒川温泉→会津若松という裏街道、しかも鬼怒川温泉からは名鉄・北アルプス号のお下がり、で行きたかったんですけどねぇ。