4日目-1 バルセロナ建築巡り2

バルセロナ3日目も建築巡り。
高級ブランド店などが並ぶグラシア通りの左右に、モデルニスモ建築が並んでいます。


まずは、カサ・バトリヨを見物。
曲線を多用した窓枠やバルコニー、屋根の軒などいかにもガウディです。
現在もオフィスなどに使われているようですが、2階と屋上が有料公開されています。

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右上写真右側の恐竜の背中にも見えるオブジェ状のものは、正面頂部に見える屋根の一部で、その左手前にある似たオブジェが何本も束ねられたものは、各戸の暖炉から上がってきた煙突と、建物に必要な要素も、抜かりなくデザインしています。

館内も直線の部分はほとんどなく、合わせが難しそうな扉も曲線、壁も曲線、天井に至っては照明器具を中心に渦まで巻いています。

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こんな奇抜なデザインの中で機能性を感じたのは、吹き抜けの階段ホールのタイルで、光がさんさんと降り注ぐ上部は濃いめのタイルを貼り、フロアが下がるにつれて光の差し込みが弱くなることを見越して薄目のタイルを貼っていたところです。
さすが。





カサ・バトリヨの隣には、カサ・アマトリューがあります。
この建物は、プッチ・イ・カダファルクが設計した建物で、1900年に建てられました。
この建物、特にギザギザ屋根の形状は、フランクフルトのレーマー広場を思い出します。

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壁にうっすら模様が見えますが、薄いピンクというかベージュの地に、全面に白い紋様が描かれています。
隣のガウディ建築と違って、窓枠をはじめとして全体的に常識的というか古典的なデザインです。

この建物は有料公開されていませんが、お店があるので1階だけは入っていくことができます。
店舗前には、丸い色ガラスを組み合わせた美しい扉が備えられています。
裏側から光が透過すると、もっとキレイに見えるのでしょうね。

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店舗の手前には、回り階段を備えた吹き抜けがあります。
こういう無駄な空間がある建物、大好きです。

で、上を見上げると、ステンドグラスのトップライトです。 素晴らしい・・・。

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市街には古めかしい建物があちこちに残っていますが、外観だけでなく、一歩足を踏み入れると(建物によっては入れませんが)、このように素晴らしい造りを見ることができたりします。


続いて、世界遺産のカサ・ミラ。
ウネウネの外壁は、見るからにガウディ建築です。

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屋上に見えるオブジェ状の突起は、カサ・バトリヨと同じく煙突です。
何やら、人間のような宇宙人のような・・・。

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遠くには、サグラダ・ファミリアが望めます。

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この建物もご多分に漏れず、採光のための吹き抜けが設けられています。
敷地面積が大きな建物なので、電気が使われ始めたような時期なのか、このような工夫をしないと、暗かったのかも知れません。
建てた後の明るさは電気照明に頼って、目先の建築効率(価格)を優先する今のやり方を、見つめ直すいい教科書なのではないかと思います。


続く
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Commented by azmomohiro at 2008-02-12 00:28
そうそう、コレもガウディなんですよね!
私もガウディ好きで一度は見てみたいと思っています。
しかし、タイル張り美しいですね!
大きい写真で見たいです、今ふっと思ったんですが
私はダリやマグリットが好きで、何ともシュール好きなんだなと
感じて締まった次第です。(笑)
Commented by COOPER99 at 2008-02-12 00:42
ガウディも凄いんだけど、形にして作った人も凄い。
お金を出したパトロンも。(笑)
こう言うのが許される世の中であって欲しいデス。
うんことか、ただ変なやつぢゃなくて。。
Commented by okuruma1970 at 2008-02-14 23:18
>>azmomohiroさん
ガウディに限らず、この時期のカタルニア地方の建築(モデルニスモ)は、タイル細工がキレイなんですよね。
大きな写真といわず、実物をぜひ見に行ってください。

>>COOPER99さん
確かに、設計できても紙の上の話で、形にできる職人さんがいてナンボなんですよね。
パトロンしていた昔の大金持ちに比べて、今のお金持ちは・・・。
名を成した後は、変な作品でも崇められるのはどうかと思いますよねぇ。
by okuruma1970 | 2007-12-06 12:13 |  ヨーロッパ | Trackback | Comments(3)

Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも


by okuruma1970