5日目-1 夜行列車

5日目というか、4日目の夜から次の目的地に移動しました。

d0054855_14115086.jpgホテル近くのサンツ駅からではなく、元ターミナル駅だったらしいフランサ駅から乗ります。

駅舎は立派ですが、発着する列車は少なく、ガラーンとしていました。
1等を取っていたので駅のラウンジが使えたはずなのに、フランサ駅でラウンジは見付からず(サンツ駅にはあります)。

【補追】
本来はサンツ駅発ですが、マドリッド〜バルセロナの高速新線ホーム建設のため、2005年10月から約3年間だけフランサ駅発となっていたようです。
実際に行かれる際は、寝台券をご確認ください。


乗ったのは、この列車。

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ELIPSOSという寝台車で、RENFE(スペイン国鉄)とSNCF(フランス国鉄)が共同でTalgo社に発注した車両のようです。
レールとレールの間隔が1668mmのスペインと、1435mmのフランス他の国を直通運転するため、特殊な構造の台車になっています。 以前書いた解説はこちら

今までに、パリ→マドリッド、バルセロナ→パリ、パリ→バルセロナと乗った3回とも男女別の4人寝台でしたが、さすがに今回は2人個室を予約。
とはいえ、VSOE(オリエント急行)や国内のカシオペアのように広い個室というわけではなく、4人寝台の片側2段ベッドと通路ぐらいの広さしかありませんでした。

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が、違うのはトイレとシャワー(奥の丸い部分)。
RENFEではグランクラスという1等個室には、各部屋にトイレとシャワーが付いていました。
カシオペアも全室トイレ付きですが、シャワーはスイートルームだけに付いてたかな。
もっとも、ビジネスホテルのユニットバスよりはるかに狭く、壁に手足をぶつけまくりましたが、揺れるので広くても危ないのかも知れません。





この列車には食堂車も連結されていて、グランクラスでは夕食・朝食料金も込み。
以前のように1人旅の4人部屋では、荷物が不安で部屋を離れられませんでしたが、今回は鍵をかけてノンビリ夕食を食べられました。

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ちなみにドリンクも込み。
ビールやハーフボトルワインなどがある中で、調子に乗ってフルボトルのワインをオーダー。
まぁ、スーパーで売ってる程度のワインなのでしょうが、かなり気持ちよくなりました。

食事は、前菜、メイン、デザートがそれぞれ選べるコースでした。
せっかく2人なので、別々のものをオーダーして、バリエーションを楽しみました。
前菜は生ハム(左下)と、チーズ(右下)をオーダー。

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メインは、ビーフとサーモンだったかな。
ラムとラビットなんて選択肢もありました。
繊細なお料理、ではなくてなかなかなボリュームでした。

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デザートまでつまんで、ワインが進みました。


翌朝目が覚めると、アルプスの山並みが見えました。

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こんな景色を見ながら、食堂車で朝食。
コーヒーか紅茶、ジュースは何種類かから選べましたが、ベーコンエッグが出てくるでもないシンプルな朝食でした。

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この列車の終点はというと、イタリアのミラノ中央駅だったのですが、途中駅トリノの発車時刻を見ていると、何やら遅れている感じ。
9:10着で50分の乗り継ぎ時間後の10:00には、最終目的地への列車が出てしまうのですが、45分遅れでミラノ中央駅に到着。

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乗り継ぎ列車を探してなんとか乗り込めました。
こんな写真を撮っていたぐらいなので、余裕はあったのかなぁ。

乗ったのは、イタリア国鉄の新幹線であるユーロスター・イタリア。
英仏間のユーロスターと混同されるとのことから、ES*(イーエス・スター)とも呼ばれているこの列車は、ETR500という形式です。

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山岳区間で曲線が多かったイタリアの特急は振り子タイプが多かったようですが、最近は直線を基本とした高速新線を造って、スピード重視の振り子なし車両を導入しているようです。
写真は1等車で、2列+1列の座席配置。
1列側の向かい合わせを望んでいたのですが、ネット予約ではそこまでできず、2列側の窓側でした。 簡易なガラス仕切りがあり、4人グループならいいのでしょうが、知らん2人連れとでは・・・。

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この列車はナポリ行きで、6時間あまりの行程。
ということで、車内販売の他、半室ビュッフェ・半室食等車が連結されていました。
食堂車は満席だったので、ビュッフェでお買い物。

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言葉が通じないながらも、なんとかハムのホットサンドと飲み物を購入。
車窓を眺めながら、ビール片手に軽食を取りました。

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そういえば、東海道新幹線N700系では座席にコンセントがずいぶん付いたようですが、ヨーロッパの特急列車では座席にコンセントがあって、パソコンを使っている人をよく見掛けます。
弱りかけた携帯を充電しました。


というわけで、4時間半かけて14:30にローマに到着。
バルセロナ朝発の飛行機でも余裕で市街に着いてましたが、一度乗っておきたいと思っていた列車に乗ることができて、ある意味で優雅な移動でした。


続く
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Commented by gosyurin at 2008-02-24 15:43
ヨーロッパは、いろいろな旅の選択肢があって良いですね。やっぱり他国と陸続きと言うことが、文化の多様性を高めて、それが多様な選択肢を許容しているのでしょうか。

翻ってわが国では、移動の画一化が進行してますね。
東京⇔大阪間の移動が(事実上)新幹線と飛行機しかないと言うのは。

選択肢が無ければ如何ともし難い...
時刻表3月号を見るにつけ愕然とする今日この頃。
Commented by azmomohiro at 2008-02-24 20:20
いや〜素敵な駅ですね、私はニューヨークが大好きで
グランドセントラル駅が大好きですが、この様な
良い意味での閑散とした駅、クラプトンのチェンジ・ザ・ワールドの
PVみたいな雰囲気も有り好きです。(また、雰囲気は違いますけど)
列車でのヨーロッパの旅、アガサクリスティか007みたいで素敵ですね〜
Commented by aki at 2008-02-24 22:02 x
まあ、優雅ですね。
日本では通勤電車のコンセントで勝手に充電している人もいますけど。
Commented by COOPER99 at 2008-02-25 00:03
食堂車がいいなぁ。
日本は移動する事自体を楽しむ文化が、ドンドン無くなっていますねぇ。
Commented by okuruma1970 at 2008-02-25 23:26
>>gosyurinさん
ヨーロッパでも、飛行機と新幹線に集約されているのだと思うので、私が異国のトワイライトエクスプレスを選んだようなものです。
確かに、550km離れた2大都市間に夜行列車がなくなるのは、他国では珍しいのかもしれませんね。
選択肢が減るのは、寂しい限りです。

>>azmomohiroさん
賑やかな中央駅も楽しいですが、静かな駅も佇まいがいいですね。
アメリカ本土には行ったことがないのですが、大陸横断列車にも乗ってみたいものです。
Commented by okuruma1970 at 2008-02-25 23:41
>>akiさん
出張以外では、ノンビリした汽車旅をしたいものです。
(今日は午後から仙台往復でした)
通勤電車で携帯充電ですか・・・。

>>COOPER99さん
食堂車って、旅してるという感じがいいですよねぇ。
日本でも長い休みが取りやすければ、移動自体も楽しめるのかもしれませんが、たまの3連休やGWや年末年始は大渋滞・大混雑で、それどころではないのかも知れませんね。
by okuruma1970 | 2007-12-08 13:26 |  ヨーロッパ | Trackback | Comments(6)

Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも


by okuruma1970