台湾旅行4(洋館&乗り物)

台湾観光の目的の一つに、日本統治時代に建てられた洋館がありました。


最も代表的な建物が、大正8年に建てられた旧台湾総督府庁舎、現在の中華民国総統府です。
赤レンガに白い石でアクセントを付ける辰野式で、設計の原案は長野宇平治です。

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尖塔のバランスが少々悪いのは、総督府としての威厳を持たせるため、尖塔を高くするよう総督府営繕課により手が加えられたためとか。 ちなみに尖塔の高さは60m。

半円状のヒサシが付いた出入口は、一般職員が出入りする通用口なのかな。
幹部が使うと思われる正面出入口は、警備員が怖くて撮れず。

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尖塔頂部も、抜けなくしっかり作り込まれています。
戦時中は、夜間空襲に備えて、緑色だか目立たない色に塗られていたようです。

平日午前中、ガイドツアーの形で館内見学もできます(館内撮影禁止)。
ガイド(日本語あり)にもよるのかも知れませんが、建物案内というよりは台湾近代史の解説のような感じだったので、時間がかかる割に物足りなかったです。
一方で、台湾の主要な近代建築の解説と模型が展示されていて、見応えがあります。


総督府のすぐ近くには、昭和13年に建てられた台湾銀行があります。

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総督府からも歩いていけるところに、旧西門市場があります。
総督府と同じく辰野式の建物で、明治41年の建築。

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現在は紅楼劇場という名前で、1階は展示スペースと喫茶店、2階は公演スペースとして使われているようです。 ちなみに紅楼とは、レンガ建築のこととか。


同じく辰野式の旧総督府専売局の建物で、大正2年に建てられました。
設計は、総督府の設計にも携わった総督府営繕課の森山松之助。

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角部に出入口を中心に左右に広がる構成で、半円破風の上にいただく塔屋は後から設けられて、大正11年に完成したそうです。

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両翼に設けられた三角破風には丸窓が設けられていたり、窓回りも列柱が並ぶなど装飾がこれでもかとあって、見ていて飽きません。

本当はもっと見たかったのですが、古い建物ばかりも見ていられないので、とりあえずこれぐらいにしておきました。

台湾の近代建築については、ルーシーさんの台湾近代建築というHPが詳しいです。
また新竹駅舎でも触れましたが、本では「台湾 日本統治時代の歴史遺産を歩く」iconが詳しいです。


さて次に乗り物ですが、台北市内の公共交通機関としては地下鉄と新交通システムを運行している、台北捷運(MRT)があります。

地下鉄は、川崎重工業と独シーメンス製の車両が使われていました。

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座席は樹脂製で、日本のようなクッション性のある生地は張られていませんでした。
面白かったのは、進行方向に向いた座席が背中合わせだったこと。
日本ではボックスシートとかいって、向かい合わせが普通なのですが・・・。

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自動改札は日本と似たようなものですが、扇子状に開く扉の動きが珍しかったです。

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右上写真の左側のカードは1日乗車券ですが、200NT$(≒700円)で買って、使用後に返すとデポジット料50NT$が返金されるシステムのようです。
もちろん、Suicaのようなチャージ可能なカードもありました。

右側のプラスチック製コインのようなものが普通の乗車券(1回券)で、入場時は自動改札機のリーダーにタッチして、出場時は投入口に入れて回収されます。
1回券は均一運賃ではない(20NT$〜)のですが、どの駅からいくら分の切符か、自動券売機での購入時にコイン(内部のICチップ?)に記録されるようです。


バスの写真は撮り損ねてしまったのですが、タクシーは全て黄色い車です。
日本車が多くて、日産車だとティアナとシルフィーを見ました。

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トヨタ車だと、カムリとカローラが多かったかな。

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あと乗った変わった乗り物は、渡船。
台北の郊外、河口の街である淡水には、淡水河を渡る渡船がありました。
15分くらいで対岸まで渡れます。 対岸に何があるわけでもありませんでしたが。

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4日目は、ほとんど帰るだけ。 14時頃出発の飛行機で帰途へ。

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帰りのビールは台湾ビールではなく、なぜかタイのシンハービールでした。

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成田の到着(着陸)は18時40分。
ところが、東京駅20時52分発の新幹線に乗らないと新潟市某所の寮まで帰れない。
いつの間にか税関申告がなくても申告書を書かされるシステムになったようで、殴り書きして税関に渡して、空港駅にダッシュして京成電車に乗って上野に向かい、何とか間に合いました。

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Maxとき号でもビールを少々。 やっぱりビールはアジア系より日本の方がいいなぁ。


そんな感じで、普通の観光もしておいしいものを食べつつ、私らしく新幹線に乗ったり古い建物を見たりした、3泊4日の台湾旅行でした。

(終わり)
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Commented by at 2008-11-11 11:27 x
こんにちは。
台湾旅行、そういう楽しみもあったんですね。
日本統治下の洋館めぐり・・・そそられます♪♪♪
しかも煉瓦の素晴らしい建物が出るは出るは……
台湾、おいしいものも食べたいし、出かけてみようかしら♪

旧台湾総督府庁舎で警備員が怖くて…写真が撮れなかった由、
おクルマさまでもそんなことがあるんだな~なんて笑っちゃいました。(ごめんなさい)
Commented by okuruma1970 at 2008-11-12 23:56
>>釉さん
台湾と大連(旧満州)には、日本の洋館が多く残っているようですね。
辰野建築好きならうれしくなるような建物が多かったです。
おいしいものしかり、建物しかり、かなり楽しめました。

私かなりの小心者でして(笑)、写真は勝手に撮ることはあっても、建物の経緯などを聞くことはほとんどないです。
その点、本やネットだけでは知りえない釉さんの情報収集力は、見習いたいなぁといつも思います。
Commented by 56F3R at 2008-11-13 00:45 x
洋館はどことなく西洋と東洋の雰囲気が混ざり合った
感じがしますね。どこが?って言われると答えにくいのですが
まあ、雰囲気なのでしょうね。
タクシーは日本車意外は少ないのでしょうか、一番最初の
写真のはフォードフォーカスの4ドアセダン?
台湾の地下鉄はイギリスっぽい車両ですね。
川重も日車も東急も結構海外向け車両作ってるようです。
以前金沢文庫の東急車輛製造に見学に行った時の資料
に出てました。
京急に乗ると「Powerd by SIMENS」ってかいてありました。
Commented by okuruma1970 at 2008-11-13 07:35
>>56F3Rさん
これらの洋館は、日本の建築家が設計していても、どこかオリエンタルな雰囲気がしますね。
車種構成は、韓国車がそれなりにあったかも(?)知れませんが、日本車と欧州車の比率は、東京と大差なかったように思います。
地下鉄がイギリスっぽいというのは、チューブの断面が似ているのか、外側ドアのせいでしょうか?
東急車輛はなぜかアイルランドに強いようですが、最近は日立が海外でがんばっているようですね。
京急のドレミファインバーター(by SIMENS)は、メンテナンスの問題からか徐々に勢力を減らしているのは、寂しいところです。
Commented at 2014-08-21 11:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by okuruma1970 | 2008-09-24 23:51 |  中国・台湾 | Trackback | Comments(5)

Peugeot306CabrioletとPorscheBoxster987のオープンカー2台生活だったのがBoxsterを手放したので本当は1台だけ、といいつつただの旅日記かも


by okuruma1970